すべてのおすすめ
どこからか

たしかに

沈丁花の匂いがする

どこからか

たしかに


満月の夜のした

真昼の駐車場のむこう

失意にあらたな日常が

入り込んでくる


 ....
煙草やめれてよかったね

痛みにはセロリだよ

予防にはストレッチ

きみはアスリートだったから

桜餅みたいな匂いの町を

強く清々しく

爽やかな別れの日にゆくだろう

 ....
屋上で寝転んでいる

なま涼しい風が吹いている

こんなところなのに

どこからか虫が鳴いている


とてつもないほど風が吹き

またたく星がつくられてゆく

星はあんまり見 ....
どうかしたのと

問われれば

べつにとしか答えられない

どうかしたこと


狭い空

窮屈な大地

一点しか見つめられない

夕焼けの海

雲の色


どうかしたのと

問われれば

べつにとしか ....
雨降りの夜の街が黒かった

フロントガラスに霧吹きのような水滴

人間界を代表して愛されたこと

たぶん得意げで凛々しかった頃

ワイパーでいっぺんに消えてしまった

雨降りの街が ....
昨年のお昼まえ

花びらに涙するおんなを見つめていた

泣く理由なんてたくさんあった

だけどぼくは

それを不思議がるふりをしていた


サラダにスリゴマをかける

アボガドをいれる

炒めたベーコ ....
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
あのとき祈ったとおりになった

だから生きている

世界は

ぼくにだけ語りかけている

あなたにだけ語りかけている

それが生きているということ
帰れる場所なんてなかった

みんなを傷つけた報いだろうか

果たして帰れる場所なんて

最初からなかったのではないか


一人で楽しいことや面白いことを

見つけられる天才だった僕じゃないか

帰れる ....
残酷なことをされている夢を見た

あなたに

残酷なことをされている夢を見た

あなたは

平気な顔をしていた

それが当たり前のように

僕の心にスタンプされた

練習の ....
涙を流して石になる

横で女も泣いている

生き物たちは銀河だ

生き物たちの銀河だ

本当にもうにどと

会えない人なんているのだろうか

誰か教えてくれないか


天 ....
3時間過ごしてしまった

音楽を聴いたりぼっーとしたり

おうちに帰ると屋根のうえに

オリオン、おまえならなんて言うだろう


悪ぶってみたけれど

おまえを放っておくオスなん ....
百合のつぼみが白く垂れている

セミが電気設備のような音をたてている

葉が揺れている

オレンジと黒の蝶が羽根をやすめている

影が揺れている

緑がひかりで黄ばんでいる

 ....
声ききたくなるのをがまんしている

きのう職場でいやなこと言われた

声ききたくなるのをがまんしているのに

いやなこと言われたこともがまんしている

きっとあなたもそうだったんだろう

ぼくにはそう ....
雲ひとつなかった

青い空に

裸の木々の先端たちが

根のようにのびていた


空を吸って根を地球にのばしてゆく

地球という孤島に、空という孤独に、


雲ひとつなかっ ....
ツバメグリルにはいちねんにいちど行った

いちねんにさんど母と会っていたのだが

そのうちいちどはツバメグリルでだった

ぼくと妹の誕生日がちかかったから

そこで母が祝ってくれたのだ ....
路地から通りにでると

いや、もう路地から

あたたかな風がほどけていたのである

それがからだをやらかくぶ厚く

バイブレーションさせていた

坂道を明治神宮のほうへあがった
 ....
てがたは朝には消えていた

ちいさなおおきなお尻には

夕日の手のひらが浮いていた

それが一眠りしただけで

おんなのからだから消えうせていた


てがたはだから愛ではなかった

愛ならば

もっと ....
珈琲が好きなひとは多い

煙草やスポーツ新聞がなくてもスタバは満席だ

珈琲の匂いに包まれるのが心地いい

森のなかをゆく昂揚とおんなじだ

このことはいったい

宇宙のなんのもの ....
みんなごめんね

おれしあわせになる






春の切実

夏の切実

秋の切実

冬の切実






宇宙のものまね

なんのものまね

もの ....
青い夕暮れ

か細いにっぽんの建物、電線、車の光沢

夕暮れの香

お寿司屋さん、お肉屋さん、お蕎麦屋さん

ふたりでそらが青くなるまで散歩をした

こんなことよりも大切なことなんて

ほんとうにある ....
愛ってなんだ
ひとりにしたくなかった
愛ってなんだ
誰にも渡したくなかった
愛ってなんだ
体中と心はオレのだって
愛ってなんだ
かなしくなんかなかった
愛ってなんだ

繰りかえされ ....
そこがどこであろうとも

夜風太郎は泣いている

真っ暗やみの墨汁のなか

肩寄せあう町の明かりに

夜風の吹くたびその刹那

夜風太郎は泣いている

そこがどこであろうとも
のび太くんに会いたい

ぼくはのび太くんに会いたい

漫画の空のしたでやわらかな描線で

10才の小学生のころのじぶんに

ぼくはのび太くんに会いたい


土管の公園にゆけば会え ....
夜はどうやって夜になるのだろう

ひかりはなぜひかりなんだろう

ひとはなぜひとを好きになるのだろう

どうしてそれを愛などと呼ぶのだろう


こんなこともわからなくなっている

 ....
ぼくはきみにいそがしくて

きみをやきつけられなかった

マリーちゃん、かぜがよくなった、会いたい、

ぼくも会いたい

来週むりやりじかんつくって・・・

じかんなんかぼくにつくれるはずなかろうに
 ....
橋をあるく

瑠璃いろの底は

すこし黄ばんで透明な水いろ

ぼくらは影絵かも知れない

なんの影で

だれが見る絵なのだろう

橋をあるく

ぼくらは瑠璃いろの影絵だ
 ....
もう絶対二度と会わないから

未来永劫会わないから

たましいレベルで確信してる

俺のたいせつなひとを

たいせつにさせてくれないたましいに

用はないから

もう電話かけてこないでくれよ
めぐりながら彼女はじぶんの声を聞いていた

欲しいものはそこにあるのだろうか

ぼくはどきどきしながら周りをうろついた


そこにあるすべてが彼女を祝福していた

それを彼女はたぶん ....
よく泣いていた

眠るまえ泣き

屁理屈に抱かれて眠った

それを繰り返していた

そうしているうちに

かなしみと添い寝できるようになっていた


泣こうとしたらいくらでも ....
朧月さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(56)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩814-3-17
セロリ- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-27
虫が鳴いている- 吉岡ペペ ...自由詩812-9-15
どうかしたの- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-26
雨降りの街- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-15
花びら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-4-17
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1912-4-15
3月11日午後2時46分- 吉岡ペペ ...自由詩812-3-11
帰れる場所- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-1-28
残酷な朝- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-12-14
生き物たちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-12-12
オリオン- 吉岡ペペ ...自由詩811-11-5
ある夏- 吉岡ペペ ...自由詩611-8-8
プーさんと階段- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...811-4-18
地球という孤島、空という孤独- 吉岡ペペ ...自由詩1211-3-5
いちねんにいちど- 吉岡ペペ ...自由詩311-2-26
春一番- 吉岡ペペ ...自由詩711-2-25
夕日の手のひら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-2-13
珈琲の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-2-12
春の切実- 吉岡ペペ ...自由詩411-2-9
青い夕暮れ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-2-7
ひとりにしたくなかった- 吉岡ペペ ...自由詩311-1-29
夜風太郎は泣いている- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-1-12
のび太くんに会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩711-1-11
夜は- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-7
マリーちゃん- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-1-5
橋をあるく- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-26
電話かけてこないでくれよ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-12-21
祝福- 吉岡ペペ ...自由詩310-12-11
よく泣いていた- 吉岡ペペ ...自由詩810-12-5

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する