これから10年 何が起こるかな
俺たちの子供は自分を信じて生きてるかな
俺たちは仲良くしているかな
俺はまだ歌ってるだろうか

幸せになるのはそんなに簡単じゃない
妥協と辛抱を重ねて 喧嘩 ....
プラットホームの青いベンチの背もたれには
落書きをこすり消したような跡があります
飴玉を失くした包み紙には
ミルクという文字があります
先頭車両の風に振り返るも、風ばかり
最 ....
今日もわたしはあなたに貰った

 たった100円ぽっちのボールペンで

無限大の愛を込めた手紙を

 あなたに向けてしたためます

原価100円、無限大の恋なんです。
音もなく降る雪
泣いているのかもしれない
白い
空の向こうで

殺された小さな手と
殺した大きな手
どちらもあなたに似せて造られた手
耐え難く
愛しい

泣いているのかもしれない ....
空を
見上げる

君が
振り向く

微笑む
僕と君だけの空
昼飯を食べようと
台所にいたら
どこかで蝉が鳴いているような
音がした
ファンの軋む音ではないか
モーターの唸る音ではないか
風呂場でゴムホースが蛇口の前で
激しくぶつかり
互いに ....
なんかすごく
だるくって

ありえないほど
つらいけど

鏡越しに
あっかんべー
してみる

あれれ
言うほど
ひどい顔じゃない

うん
まだ
大丈夫かも。
いのちの外れをふらついて
月が見える窓にもたれる

二月の終わり

ねむいは深い深い深い

ベッド
指先がまくらの影をつきさして
おきあがれない
おきあがれない

芽が ....
透きとおる真昼に
日常が、消えていく
八月に買った青いびいどろは
もう割れた



観覧車に乗りたいと言ったのは
あのひとのほうだった
てっぺんに着いても
世界はちっとも見えなくて ....
せかいの欠片が落ちていました

落とした人はまだ近くにいたので
「せかいの欠片を落としましたよ」
と声をかけると
「私のではない」
と言うので私が育てることにしました

指先くらいのせ ....
高く高く 舞い上げた ホースの霧
細かい水滴は 光の中でキラキラ 七色の虹を創って
青空を見上げた 私の頬に触れる 人工の雨は心地よく
素足の裏には 熱を帯びた コンクリートの感触

嬉 ....
春はいいなあ
風薫る空を見つめて
隣りの子供たちは
シャボン玉を飛ばしている
飛ばしても飛ばしても
高く上がると
虹色がぐるぐると回り出し
最後にぱちんと消滅する
そんな縁起でもないこ ....
 この世界では
 赤い文字が心を捉える

 ページが開かれるとき
 赤い文字が灯っていれば
 こころに涼しげな風が吹き通る

 未熟ゆえ
 犯した罪
 時計の針の音が
 ぼくを責め ....
仄白い朝の駅への道で
誰かの心のかけらを
見つけました

それは「忙しい、忙しい」って言って
かりかりしていました
それは周りを気にする事なく
くるくると回り続けていました

私は何 ....
笑わないで聞いてくれる?



例えば






不規則的に唸る換気扇が
この世の終わりみたいな音を奏でても




それに怯える私はうずくまってコーヒーを飲み明か ....
愛していたあなたは

いつも遠くを見ていた


その瞳は揺らぐことなく

いつもまっすぐ見つめていた



遠くの雲はひとにぎりで

何もかもを見透かしているようで

私 ....
川の向こうにひろがる夜
水の社から来る音と
黒と青と金とが重なり
やわらかな生きものの胸を染める
暗く豊かな雨に導かれて
山は次々と雲のものになってゆく


 ....
誰かの隣で
こうもりがとんでいる
アスファルトの塔の向こうで
みどり色の空がわらってる

子供達の声が
消えていく公園で
ブランコが何かを掴み損ねておどってる

砂場の奥から
早く ....
 {引用=昨日からしていた 予感は

 たしか ・ ・ ・  

  足音はしなかったな。



   ちがう空気の流れは今日、

     全てを置き去りにしたまま

 すり ....
腐ってる食べ物は
においを嗅げばわかるのに
意外なほど
見た目ではわからないんだ

ほんの一昨日あたりまで
テレビの人気者だったヤツが
今日は犯罪者として
ニュースを騒がせている

 ....
ホームに慣れすぎた鳩
繋いだ手は確かにふたりだけど
人間でいえばひとりぶんだ
音に成ることを知らず逝かれた言葉は
喉の奥で熱くなったのち
換気扇から抜けていった
せめて、と思い私は
吸い ....
わたしの生きた中で



いちばん会わなければよかったと思うひともあなたで





わたしの生きる中で




いちばん会えてよかったひとはあなたで ....
なくしたものと
もういない人とが
ありえないシーソーで
つりあってる
そんな救いのない話しか
思い出せない
と証言台で男は述べたが
語尾はすでに
空気と区別がつかなかった
街のい ....
俺には誰もが秘密を打ち明けたがる

朝食はサンドイッチ
耳はついてない
「なんか 吹き出物ができちゃったぁ」

「潰そうと思ったけど うまく潰れないのぉ」

そんな感じ
冬の夜だった
大声で泣いた記憶がある

涙でぐしょぐしょになりながら
鼻水をだらだら垂らしながら
言葉にならない叫び声をあげて

悔しかった
ただ悔しかった

失ってしまったから
 ....
きみの器用な指が欲しかった
鋏で切りとったなら、僕のものにしてしまう
そっとやれば 易しくすれば気付かれないんじゃないか

今も想っている
痛くしなければできるんじゃないか

コートを着 ....
風景を切り取る小さな窓
覗いた世界は理想と違っていた

青い空を映し出す代わりに
灰色のビルの数々

夕月夜のを映し出す代わりに
足早の人々の数

「この部屋から全ての色が見えますか ....
目覚めると
わたしはちいさなこどもだった
ゆめが まくらからながれだしていて
手のひらで隠すと
輝きを益した


水曜日が 机の上でそっと息をしている
かわききった波が
部屋のなかを ....
ある日、大学の売店で飲みものを買いました。
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