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小さな種を
たくさん産みます
穢れた川の中で
震えながら
産み落とします
跳ね反った
光の空は
青いですか
失われた星の色は
私には
見えません
溶けた結晶で
でき ....
青い球体に手を突き刺して
あなたを引き抜きたい
白い球体はゆっくり東から西へ
いつもより明るい夜を巡っていく
孤独なんて簡単に乗り越えられる
と思っていたのに、私はもう潰れてしまい
そうに ....
いたい
いたい いたい
もういたみの実がたわわになっています
空から空へ
いたみの種子が舞いました
みな 平等に いたむのです
いきたい と
雪の降る日には
わたしの手は凍えてしまい
擦り合わせても
擦り合わせても
ちっともあたたかくなりません
デパートで500円で買った手袋をして
いっしょうけんめい擦り合わせ
じっと火を ....
たくさんの
たくさんの
たくさんの自分がいる
たくさんの
たくさんの絶望と希望と私
詩人でない私人の私
たくさんの
たくさんの
絶望から生まれた
たくさんの
たくさんの
....
いつからか小鳥が来なくなった
名も知らぬ小鳥たちが
毎朝訪れ、よちよち歩いているのを見て
囲いのある私の生活も
悪くないと思えていたのに
いつからか朝の声はしなくなっていた
流浪の ....
精錬された中指に
溶け落ちるクリーム
最後に残るのは苦しみ
蒸気圧がどんどん落ちて
すり替えが始まる
いつになっても
立っているだけの案山子が
ピエロのように
一粒の涙を舐める ....
始まりは
小さなひとりぼっちの細胞だったけど
音も立てずに分裂し
手と手をつなぎ
大きな心の器になった
それを魂というなら
魂はひとつの原点だ
踏み出した一歩は
おぼつかない足取りだっ ....
ぼくの膀胱は破裂した ― アァー
皮膚を一枚、一枚、めくれば
ぼくは透明になれるだろうか
空気のように透明で
軽やかな風になれるだろうか
もし空が割れて 真昼の破片が
降ってき ....
太陽が死んでしまって
僕らはどこへいけば
光を見つけられるのだろうと
凍りついた足で
凍りついた息を吐きながら
凍りついた道に迷う
破壊の二文字に踊り狂った
少年少女も
目覚めるこ ....
私は立ち止まらない
この道を行くと決めた
匂いの蒸せる深森の内を
怪しげなけものみちであっても
感じるままに行方を選ぶ
暗がりを畏れて
夜は月を探す
闇の海原は私を奪ってゆく
私は ....
息が凍りつく
順番が回ってくる
もうすぐ
目の前で走る
彼女の姿を見やるが
自分の番がきたら
もう一度
深呼吸をする
私はただ楽しくて
誰よりも速く
過ぎ去っていく光景を
知 ....
受精を告げる鳥が啼かなくなったとき、朝が訪れなくなった。近いうちに頭が痛くなるだろう。血管が拡がって炎症が起こり、締めつける。腸がび爛するほどに募る思いでも受け入れてもらえないものは受け入れてもらえな ....
もう壊れてしまったから
捨ててしまうのですか?
ぼくの紡いだ時間の縦糸が
ぷっつりと切れてしまいました
重たい
川に入ると
そのままでは浮かんでこれない
瀬
壊れ物だけが集まる遊園 ....
花びらを口に含む
美しさを
儚さを
自分のものにするため
理解するため
永遠の貝がら
柔らかく張りのある
食べられることもなく
散りゆく姿を
傍観しているのは
狂い咲きはじめた ....
この町の夜は静かなもので
特に冬の夜は衝動に駆られて
大きな音を立てて改造車で走る
少年少女もいない
その代わり目には見えない何かが
充満していて、それに触れられると
その部分だけ鳥肌が立 ....
僕と君とが引かれあった
その引力は
桜散るほどのちからで
電車の踏み切りで
隔てられた思いは
初恋の思い出
春の訪れを教えてくれた
ひとひらの桜の花びらを
失くしてしまわないよ ....
結局はどこまでも孤独で
一日の終わりが
生命の始まりのよう
音もないのに
赤子が泣いている
そんな気がする
音も立てずに
心が
熟れ過ぎた果実のように
裂ける
誰にもぎ ....
それは八〇年代に現れたバンドで、知ったのはオールナイトニッポンというAMラジオの深夜番組だった 当時十五歳だった僕はその音と詞と声に夢中になった CDプレイヤーも持っておらず、レコード店というものが縁 ....
朧月さんのwithinさんおすすめリスト
(19)
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カテゴリ
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日付
つみ
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自由詩
6*
11-5-7
青い孤独
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自由詩
8*
11-3-4
いたみ
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5*
11-2-11
あたたかい手
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8*
11-1-31
木枯らし
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3*
10-12-4
断線
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自由詩
7*
10-11-25
最後に残るのは苦しみ
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6*
10-4-4
わたしたち
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5*
10-3-13
真昼
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5*
10-3-2
凍りつく此岸
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9*
10-2-23
風の行方
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自由詩
19*
10-2-17
駆け抜ける彼女
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7*
10-2-15
心音を食む鹿
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自由詩
8*
10-1-20
コワレモノの涙
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自由詩
20*
10-1-8
儚くも咲くために
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自由詩
10*
09-12-1
夜町
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自由詩
15*
09-11-20
幻の春
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自由詩
12*
09-11-18
空の向こう
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自由詩
8*
09-11-16
Welcome_To_The_Lost_Child_Club
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自由詩
2*
09-11-2
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