すべてのおすすめ
ここに来させていただいて、
1年が過ぎました。

多くの方々の詩を読ませていただけたこと、
そして、多くの方々に私などの詩を読んでいただけたこと、
こころより感謝しています。

 ....
暖かい
花の色さえ
悲しくて


見上げれば
雲ひとつない
青空で


それでも
晴れない
この心




形無いもの
多すぎて


いつしか
あなたを諦め ....
恋人の胸から腹を人差し指で切り開くイメージいめーじ
中にはたくさんの臓物と水と血
それらが休むことなく動いて恋人を形成している
私は、あなたの体に耳をあててその蠢きを聴いている
ここまで愛した ....
方舟が流れ着いたのはJR大阪駅3番ホームで
人の姿のないホームにひとり降り立った少女は
後から来るかもしれぬ誰かに何かを伝えるために
ぎこちない手つきで赤いリボンを柱に結んだ
方舟はすでにあち ....
目測でミリメートル
距離にしてセンチメートル

あの空を測るには足りないから


君とアイツと僕との距離を割り出そう
{引用=*
風の匂いや若柳や小鳥に
こころがひとりでにほころび
つぼみがゆっくり花ひらくように
はるにかぜをひいてしまうこと
くしゅん




*
きらきらした風のなかで
うつ ....
もしも ぼくらに子供ができたら
なんて名前をつけよう?
おとこのこだったら おんなのこだったら

もしも ぼくらに子供ができたら
宝ヶ池の こどものらくえんに行こう
BALの地下に行こう
 ....
気づいているだろう
あのときの
以来
僕らは
何もかも奪われる運命にあるのさ

気づいているだろう
身体もこころも
気持ちも何かを
剥ぎ取られるような
痛みを感じているって

 ....
汽笛の音が聞こえた気がした
汽車などとうに走ってないと言うのに

空っ風が聞こえたのだろう
と思う間もなく年を越していた

この部屋が時間を止めてから
どの位経つのかは解らないが
間抜 ....
苦労は
買わなくてもやって来ました
思えば
苦労を買うほどの
お金も余裕もありませんでしたから
タダで
苦労させてもらっています

ありがたいことです
タダで
知りえなかったことを ....
真っ赤なわたしは
真っ赤な夕焼けから生まれる。
毎日生まれる。
太陽の逃亡者。
真っ赤なわたしの
真っ赤なためいき。
麦をざわめかす。
行方不明になってしまった
空を焦がす情熱よ。
 ....
古い自由帳の表紙の
写真の仔犬は大人になって
もう死んでしまったかな

わたしはまだ
生きているけれど

自由帳に
じゆうなゆめを
描かなくなったよ


いつの頃から
ゆめは ....
春はいいなあ
風薫る空を見つめて
隣りの子供たちは
シャボン玉を飛ばしている
飛ばしても飛ばしても
高く上がると
虹色がぐるぐると回り出し
最後にぱちんと消滅する
そんな縁起でもないこ ....
仄白い朝の駅への道で
誰かの心のかけらを
見つけました

それは「忙しい、忙しい」って言って
かりかりしていました
それは周りを気にする事なく
くるくると回り続けていました

私は何 ....
腐ってる食べ物は
においを嗅げばわかるのに
意外なほど
見た目ではわからないんだ

ほんの一昨日あたりまで
テレビの人気者だったヤツが
今日は犯罪者として
ニュースを騒がせている

 ....
目覚めると
わたしはちいさなこどもだった
ゆめが まくらからながれだしていて
手のひらで隠すと
輝きを益した


水曜日が 机の上でそっと息をしている
かわききった波が
部屋のなかを ....
待ち合わせした繁華街の一角
まるで笑わない君をはじめてみた
僕の胸は既に鼓動を抑えられない

あれ?どこかでお会いしたことはありませんか?

消えた彼女を追って僕は旅をした
昔と同じよう ....
私の水色を空に預けると
静かな雨が降ってきました

私の水色は雨に任せて
夕暮れにまどろむと

出会った日の水色が
ゆっくり漂い始めました

伝えなければならないと
思えば思うほど ....
一昔前の愛の歌を聴きながら
歌詞を追っていた

たとえこれが、私のために歌われたものでないにしたって
それでも、感情移入してしまって
いつしか、涙が零れ落ちてしまった

『 さよなら 』 ....
教会駅に暮らす
おじさんは
だらしがない
よみおえたH本を
ベンチに
ぽんとおいて
葬列に
自慰したり
そうやって
泣いたり
する

またある日

となりの
おんなの子の ....
なかなか
おとこのこであることがやめられない
じぶんが
ばらばらだからかな?
おとこのこの
のこりかすがもえくすぶっている
たぶん
おんなのこがもえるのとは
ちがうにおいがするはずだ
 ....
女がクレヨンを奪って逃げた
必要のない色を奪って逃げた
生活はなにも不便にならない
箱をゆすると音がするだけだ
「生活はなにも不便にならない」
念のためフタの裏にそう書いた


 ....
牛カルビ焼が食べたいと昨夜

寝床で想い欲求

今朝

少々フラつきながら買い物に出た


はじめのスーパーで桃の缶詰

ほかに入用なものを探してカゴに入れて回るうち

空調 ....
寂しかったら、僕の名を呼んでごらん
僕に聞こえるわけないけど。
苦しかったら、助けを求めてごらん
ちょっと忙しくて行けないけど。
切なかったら、僕の胸に顔を埋めてごらん
思いっきり送り襟絞め ....
静かな海の音を聞いていた
映写機のカスカな響きの合間に

革命前夜とはかくも
激しく静かであろうか

(わたしは波の大きさを知らない)
(わたしの足音はもう響かない)

おびただしい ....
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