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来たので、
わたしは
行きます

黒ずんだ窓の向こう側
鳥たちが飛ぶその上を
沸きあがるようにして
来たので

窮屈な靴ばかり履いていた
厚ぼったい肌をしてがたがたふるえて ....
洋服の下に肌があるから
秘められた場所で会話が出来る

鍵を渡さない私はいつも
肌が透けるストッキングを拒み
女という生き方を否定する

黒いタイツは100デニールのもの
少しでも細く ....
死にゆく蛍がかじった、かもがやの隙間の細い風
すっかり軽くなった腹を抱え
夜霧の中をしっとり歩いている
大きな風に
人の声が洗われて、草木の本当の
美しさを見る日を待ちわびていた

 ....
特効薬はないか?
「特攻服ならありますぜ、旦那、」
玉手箱だな。
玉手箱を開けよう。
白い粉よ吹け。そして狼煙をあげろ。
さあ、特攻服に着替えよう。
強くなれる。
世間体など糞喰らえ ....
手竿 手を引く夏の夜

蝉も戻りウクレレ

云われて ヒラメ ボラ

齒の奧の店を 波を 否定


明日の名の

半端なしこり

大樣なゴムのスプーン賣り

無我の世のラ ....
しんどいな
そんな夜
聞こえた声に
とんでもなく救われた
うんこの話
ウォンバットの話
中身なんて何もないのに
何故だか頭に残ってる
ピンクが似合わない
この体にも
桜は舞い降り
憩う時がある

腕のざわめく
動きに合わせて
花びらのトンネルが
開通する

まるでカーディガンを
羽織る姿は

春しか着ない
 ....
眠れない夜の
交差点はまだ
誰ひとり世界から
消えなくて

人工衛星に映る
悩みが大きくなって
破裂するくらいの

僕です私です
手を挙げる人

延長コードの先に
天国がある ....
燦々と
陽は降り注いで芽は弾け
花は開いて誰か居ぬ

誰かいたか?誰がいた?

記憶にうっすら響く余韻
懐かしく憧れた 
娘の顔が
逆光に浮かぶ

)きっとまた会えるから
)き ....
自転車で世界へ。 2011年9月

ティムバートンファンが言うには「マーズアタック!」!お祝います「逃げないで。我々は友達。」
「三者面談」




俺は誰にも相談せん
俺は誰にも相談せん
俺は誰にも相談せん
俺は誰にも相談せん

お前が生きてた人生なんて
俺にはなんにも関係がない
最期は自分らしく
過ごしたいんです、だから

テレビの向こうで
透明な声

自分の最期くらい
自分で決めたいと
彼女の声は
静かで揺るぎない

そうかな
私は食事の手を止めて
 ....
人のからだに宿る
{ルビ硝子=がらす}の魂
密かな通路は
小宇宙へつながる
 
wikipediaで
今話題の
カルロス・ゴーンのページから
リンク先を辿って
葉月里緒菜のページに
行き着くことができたなら
あなたはきっと幸せになるでしょう
だってwikipedia ....
おすまししたミシンさんの濁った油には、
シルクピンと埃と三月の寂しさを愛しくさせる成分、
例えば、先輩の輝かしい功績やひたむきな放課後、
後輩のまっすぐな憧れや貪欲な昼休み、
その間に挟まれた ....
梅雨のあけない海で
貝は静かに海水に身をまかせ 霧を弄ぶ
怪物のように伸びたコンクリートの橋脚が
海抜ゼロメートルから立ち上がり
山峡を跨いでいる
トラックの轟音と排気のにおいが雨音と混ざり ....
涙のない光の夜に
闘いは風をひもとく
桜に集まる少年の歌は
一つになる静かな歌
一番なんて言わない
遊びなんだもの
光によって歌によって
始まりになった春の扉
人間として信頼されるより、

女として愛されたいよ。
そこには多くの家族がいて
大きな机の上に並べられた
温かいものを食べていた

それぞれが思うことを
なんとなく話して それとなく呑み込めば
喉元は 一晩中潤った

天井の蛍光灯が点滅を ....
心の海に巻き戻すフィルムが
情熱を失くし灰になる夜

思い出せないあの頃のように
いつか消えてしまうものを何個も
抱えた身体に光のスキャン

爆弾みたいな重さと匂いで
解るほど簡単な夢 ....
近所の曲がり角
夜の雨に濡れて煉瓦と
あたたかく帰る人を待つ街灯の
そのひかりが
煉瓦を光らせていたのは冬のことだったか
春がもう きている
梅の花びらがあたたかな煉瓦の上に
白く舞って ....
{引用=*筆者より―― 旧稿を見返してゐて、本フォーラムに掲載してゐなかつた作品があることに気付いた。以前のアカウントを消して以降、復帰するまでの間にかいたものは随時掲載していた積りだつたがどういふわ .... 「ここでは生きられませんよ」と
言うわけでもなく、
コンクリートの護岸をながめている

よそへ行く、わけでもなく
与えられた一直線を
射抜いている

覚悟は、
両手のはさみしか知らな ....
瓦礫を前にして
あなたの手を掴んだ
握ったのではなく

テレビの中に入って
誰かを救いに来たのだと
そう縋らざるをえなかった

打ち砕かれた砂の城の
背に浮かぶ太陽は
録画ボタンの ....
春が近いというのに
雨が降る
まだ冬だ
まだ寒いのだと
居丈高に叫ばんばかり
猛威を奮う勢いで
果敢に冷たい風を吹き付け
横殴りの雨を降らす
梅の花を開かせぬよう
月の光を輝かせ
 ....
紫色の 斜陽に
己を とらえ
枯れた 霊感を
意識に 濁す

知恵の 廃水が
病める 回路に
淀みを つくり
思考を 乱す

非望を 希釈し
心に 流れ
微熱が 気化し
目蓋 ....
 カウンターで待っている

 あなたの隣が私の指定席

 横顔が好きでした

 好きと言うよりも

 正面から向かい会えない弱い心

 あなたの話を聞くだけの貧しい心

  ....
なんだか疲れてしまった日は、
おいしいパンを買って、一人でこっそり食べちゃおう。
僕らは何度でも、この世界に生まれる。
寒さが強くなる
暖かかったり
寒かったり差が激しい

雪が舞い風も強くて
外には出たくない

雪が舞う様子を
見ると心が落ち着く
静かな心になる

寒いのは嫌いだけど
雪は嫌い ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1663)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
来たので- はるな自由詩619-3-12
ダイエット- ミナト ...自由詩119-3-12
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鳩の頭- 墨晶自由詩219-3-11
ラジオ- 砂漠枯自由詩219-3-11
空のクローゼット- ミナト ...自由詩419-3-10
カウントダウン- ミナト ...自由詩219-3-9
春日の余韻- ひだかた ...自由詩619-3-9
- 水宮うみ自由詩3*19-3-9
_- 足立らど ...自由詩219-3-9
20190308- Naúl自由詩119-3-8
エンドロール- umineko自由詩3*19-3-8
- 服部 剛自由詩219-3-7
葉月里緒菜- 花形新次自由詩119-3-7
卒業- 自由詩519-3-7
海を見ていた_- 山人自由詩3*19-3-7
春の扉- moote自由詩419-3-7
アイサレタイ。- 巳 砂自由詩219-3-6
台所- 為平 澪自由詩1719-3-6
モノクロ- ミナト ...自由詩219-3-6
人でなし- 田中修子自由詩519-3-6
最終電車- 石村自由詩19*19-3-5
「ここでは生きられませんよ」と- ぽりせつ自由詩5*19-3-4
人生- 茶殻自由詩3*19-3-4
春近き夜- 坂本瞳子自由詩2*19-3-3
追想- ルラ自由詩3*19-3-3
横顔- 佐白光自由詩119-3-3
涙ちゃん- 水宮うみ自由詩3*19-3-2
雪が舞う- 夏川ゆう自由詩319-3-2

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