すべてのおすすめ
月あかりの降り注ぐ庭
馴染まない舞踏の催しはいつまでも続くのだろうと
諦めていたのに
私は彼女の踊りに
心を撃ち抜かれてしまった

生まれて初めて私の瞳に私の光が映った
瞬間だっ ....
枯れてゆく冬に名前はなく
キャベツ畑の片隅で枯れてゆく草花を
墓標にしても誰もみるものはいない

ただ今日一日を生き抜くことが
大切なんだと、うつむきがちに言う人に
ぼくは沈黙でこたえる、 ....
静止した 夕ずつを
灰の妖雲が 覆う
静寂が 孤独な
姉妹のように ひろがる

暗い空の 水脈から
垂直に 降る雪は
地に落ち 鬼火になり
辺り一帯 埋め尽くした

人は こんなに ....
雨音は
考える時を与え
立ち止まる街の
空気を洗う

映画館で投げた
ポップコーンや
最後まで
続かなかった言葉に

もう一度はない
そういう覚悟で
この瞬間を
生きているの ....
私の光だった
あなたは空をみつめて泣いていた

世界はひとつだけ私に意地悪をして
彼女の記憶のいくつかを
ブラックジーンズのシミといっしょに
手洗いで消し去ってしまった

私は痛い寒さ ....
「愛してる」という一言が、僕の気持ちの全部だった。 掻きむしりたいほどのこの感情は
時間が忘れさせてくれることもなく
この心の底でいつまでもくすぶる

手のひらの痒みが消えないのと同じで
痒みを忘れることはあっても
またいつかやって来る
 ....
わたしがいくと
いつもわたし用のまくらにおしっこする

わたしがひょろっとしている
柱かなにかとつごうのよいように勘違いして
しつように飛びかかってきて
部屋着がずたずたになる

ろん ....
誰かの娘であるアタシたち
誰かの妻であるアタシたち
誰かの使用人であるアタシたち
名前? 大切だから教えないよ
そんなの残らなくていいんだ
アタシたちがエモいと思ったこと
アタシたちが心に ....
鈴木課長の席に
アリクイが座っていた

同僚たちは
あれ、と思ったが

それが課長の本心なのかな、と
それぞれの仕事に戻る

仕事は終わらない
 
窓の外では
初春の風が
ビ ....
いつか
そのうえで踊るため
香ばしく腐りゆく土を
踏み固める

汚れていく裸足が
大人になっていくようで
誇らしい

肌に刺さるほど近い景色を
押しのけると、それは霞みがかり、
 ....
高台に建つ新居

気に入った場所に
建てることが出来た

部屋の明かりを消せば
夜景が更に綺麗に見える

風呂からも夜景が見える
よく見えるように
工夫を凝らした

昼間陽が入 ....
私が歩くとできた道を
君があとからついて来る

しばらく歩くと私は振り返り
大正デモクラシーみたいな
ロマンチックな夢を
ふたりのあいだになら
見ることもできるみたい

そっとやさし ....
窓から
射しこむ
ひかりに揺れる
小さな寝顔のうえで
未来がうず巻いている

シエスタ
君は宝島を見つけたのか
シルバー船長や
オウムのフリント
うず巻く海原を越えて
高らかに ....
Aはいどうもクレイジーナッツです
Bおいちょっと聞いてくれ
Aなんやねん
B俺昨日、夢見て
Aほん
B夢の中にライオン出て来た
Aライオン?
Bガチのやつな。本気のやつ
A ....
眩しい太陽が見たい
強い陽射しが

暗い空も
澱んだ雲も
冷たい風もいらない
横殴りの雨や
蒼の炎を放つ月も
打ち消すほどの
太陽が見たい

空気は冷たいままでいい
眩しい太陽 ....
「遠くへ行っちゃダメよ」
「五時までには帰ってきなさい」
生半可に返事をして遊びに出掛けて以来
五時が訪れることはなく
あたしはスイカの横で蒸し暑い砂浜に埋まっている

あたしとママを繋ぐ ....
車飛ばない
電線消えない
時超えられない
宇宙にも行けない

昔思い描いていた未来は
確実に日々近付いているのに
追えば追うほど離れていく
蜃気楼のような曖昧さ

夢物語 机上の空 ....
生命線をなぞる
左手のひとさし指でいちど君と
出会った気がした真昼に
やさしく訪れるように降る雨が
こころに刺さる氷柱を一欠片ずつ
溶かしていく夜に冬が泣く
何度も読んだ小説の
一行 ....
朝起きると
キッチンテーブルに
   
黄色いボタンが
みっつ置いてある
   
下の娘が
さいほうに
使うのだという
   
黄色いボタンは
まん丸い目と口で
ひよこみたいに ....
紙封筒に
足を
すべり込ませる

乾いたシーツのように
こもる体温
あるいは
薄っぺらな閉塞

体を覆う
紙一枚

意識なきまま
文字もなく
どこへともなく
なに ....
元からそっち関連は

造詣が浅い俺なので


映画とかも全然だったし


バイオハザ ....
誕生日おめでとう
私はだんだん私ではない何かになっていく
その姿をあなたに見ていて欲しかった
止めて欲しいとか
哀れんで欲しいとか
そんなんじゃない
私は
私が変容するさまを
あなたに ....
春ちかい穴ぐらで
かなしみを咀嚼せよ
虎たちの夢は光り
鳥は飛ぶ
羽根がなくても
自称詩人の投稿には
毎日がっかりさせられる
よくもまあこんなに
才能ないもんかと

普通こんだけ書き続けりゃ
ちっとは上手くなるんじゃないかと
思うけれど
これが成長のせの字も見られな ....




回った先に


ペン

あなたの愛する実験が
ステレオ越しに聞こえてる





回った先に
ペン



あなたの愛する実験が ....
「モラトリアム」

貝殻の中で

海の響きに耳を澄ませていた

澱んだ温かさの中で

海の響きは一筋の救いのよう

澱んだ温かさの中で

貝殻の砕ける日を待っていた
 ....
、だったら何が
かたくなに追跡し続ける
エネルギーは太陽電池
発熱
炎が
軋轢が薄荷臭
爽やかにいまいましく
ふりまく道徳
倫理は絡まっている
好ましいものだけの世界
吐き気がする ....
頭が痛い…

だれの!?
自分の。

なんで!?
まぁ…寝不足。

どこで!?
自室。

ほんとに?
本当。

いつ!?
今。

どんなかんじ!?
ズクズクする。脈 ....
待合室でテレビを見ている。様々に体を病んだ人々。肩。頭の中の狂い。テレビではスポーツ選手の病のニュースがとめどなく流れている。ペットボトルを傾けて濁ったカフェラテを飲む。喉の奥に甘い液体が流れていく。 ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1621)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
女神が春雷- 秋葉竹自由詩519-2-24
冬の墓- 帆場蔵人自由詩11*19-2-24
- ルラ自由詩7*19-2-24
代謝- ミナト ...自由詩419-2-24
光のひと- 立見春香自由詩919-2-24
全部- 水宮うみ自由詩1*19-2-24
新しい風- 坂本瞳子自由詩6*19-2-23
ねこ- 次代作吾自由詩519-2-23
古典レディース- もとこ自由詩419-2-23
疲れた- やまうち ...自由詩4*19-2-23
踏み固める- まーつん自由詩419-2-23
夜景が見える新居- 夏川ゆう自由詩419-2-23
さみだれの祈り- 立見春香自由詩519-2-23
午睡の刻- 帆場蔵人自由詩319-2-23
昭和五十九年_エムワングランプリ手見せ_(三回戦)- TAT自由詩1*19-2-22
太陽が見たい- 坂本瞳子自由詩4*19-2-22
五時のスイカ割り- 山下ヤモ ...自由詩519-2-21
未だ来ず- たいら自由詩119-2-21
はじまりは揮発していつしか空が曇る- かんな自由詩12*19-2-20
大安- やまうち ...自由詩219-2-20
紙封筒- シホ.N自由詩519-2-19
ゾンビが出たから詩作も考え直した件- TAT自由詩319-2-19
春の待ちぼうけ- umineko自由詩10*19-2-19
下方向への上昇②- はるな自由詩319-2-18
がっかり自称詩人- 花形新次自由詩419-2-18
ドッツ・アンド・ループス- 砂漠枯自由詩419-2-18
思い出- 田中修子自由詩619-2-18
Apollo- 世界世紀自由詩119-2-18
頭痛- 幽霊自由詩119-2-17
ポンペイにて- 春日線香自由詩519-2-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54