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ふゆがくるまえに
ゆきがふるまえに









きつねのてぶくろを
つけないと






 ....
もしも生まれ変われるなら
涙を流さない生き物になって
あなたのそばにいたい
押し込めた悲しみを
胸の内の湖に降り注ぐ雨へと変えて
光が顔を見せる時は
きれいな虹の橋を掛けるよ
どんな時も ....
想像してみて。
この柔らかな死体が
何を思って生きていたかを
たとえば
生きている理由とか
翼の意味を考えただろうか
空を飛ぶ機能が失われたそれは
時折はばたく真似事をするだけの
使い ....
コンクリ-トの囲いとか
有刺鉄線のバリケードとか
があるのではない
ガラスのドアが閉じているだけ
外からは自由に開く自動ドア
それでも内からは
鍵が掛けてあって開かない

食事は確 ....
【乾期】

鉢植えが日ごとうらぶれていく
朝顔はもう咲かないだろう
ふたたび未来をつなげる種だけを残して
それでいいじゃないかと
乾いていく
ほんの少し私も そこで
足踏みしている
 ....
お前とチューが出来るなら俺は死刑になってもいい





無論軽いフレンチなやつじゃなくて

真剣にエロい


心臓と心臓でセックスをするようなやつだぜ

 ....
 
信じなくていい

涙で帳のおりた夜

そんな夜は、信じなくていい



 
【ともし火】

気づけばしんと冷えていく
乗り換え駅も冷えていく
あの子はまだ半袖で
切符がないと泣いている

秋は火を隠している
柔らかな火を 今年もまた
あの子が切符を見つけられ ....
地階の
寡黙な土踏まずから
4階の
華やかな脾臓まで
動脈としてのエレベーターは
人と花束と高揚を
送り届けた

6階の
冷徹な口角から
1階の
大らかなアキレス腱まで
静 ....
雨の降る日は遅刻者が多い、と考えただけでも既にいらいらと重くなる頭を、無理に伸ばした背骨で支えて、混み合う生徒玄関で傘の滴に汚れた廊下の掃除の仕方と、遅刻の取り締まり方について、週番の生徒に指示してい .... は『 .... せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて

翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた

観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ....
 



忘れることのない忘れ物
もどることのない道程
いつまで経っても
忘れることのない思い出
それでも帰れない道程
帰りたくない道程

時計は過去を写さない
それでもお前は ....
 
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
空を割るように
まっすぐ伸びていく
ひこうき雲は
まるで誰かの夢を
乗せているようで
風邪引きのあなたは
「子供騙しね」
と笑いました



空を割るように
ま ....
グレープフルーツナイト
ぷかぷか浮かび上がれば
魔の時間だ コウモリのお通りだ
合図になる 目が覚める!

パイプをくわえたフクロウ
迷子の泣きべそオオカミ
花冠ひっかけたトナカイが
 ....
悪魔と交わしたキスは月のない夜の味
冷めた小指と小指をきつく絡ませる
フィーリング感じて
望むもの全部あげるよ

見えない何かに
消えない何かへ
祈ってる すがってる 頼ってる

く ....
やぎ座の流星群を
サーフボードにしてる
うさぎにさらわれた
君を迎えに行こう
夏休みの自由研究
ペットボトルロケットで
今すぐ月を目指すのだ
離陸直前 スリーツーワン
未知の世界
子 ....
君の街から漂流してくる
ウルトラマリンブルー
沈んでいく夕日を眺めていた
二本の足 暗い影に絡め取られて
にじんでゆく 飲み込まれてゆく

ただよう波間を縫って
君の遺失物を探すよ
残 ....
その手を伸ばして指先に触れた衝動が誰の恒星なんだって?
球体に似ているそれは無限回数の爆発を続けてひっきりなしに叫んでいる、
宇宙に鳴る、宇宙に鳴り渡る、どうして?
地球が回る、花が咲く、いつま ....
 .... 濃密な雨の拘束に
獣の目をした少女が一人
茄子の花のように濡れたまま


時の梯子が外された場所で
僕はポケットの中
ことばを撫ぜ回すだけ
  向かいの家の窓から
  女が身を乗り出して下を見ている
  左手になにか小さいものを持っている
  それがなにかまでは見えない ここからは



  コンセントに埃が溜ってい ....
風と光
肌触りと眼差し
雲と微笑
素っ気なさとほつれめ

先週より軽い靴音
長袖シャツの袖口が気になる
温かいコーヒーを飲もうと
財布を探った手が
ポケットの温もりを探し当てた
 ....
輝く想いを
お気に入りの
箱にいれて

静かに
鍵を
掛けましょう

胸に抱いて
ゆっくり
頬擦りしてから

心の海に
そっと
沈めましょう

落ちて
落ちて
底に ....
ヤバイよ、ヤバイよ
涼しくなって来たぞ
今のうちだな
化粧を通して滲み出る
30代後半から
40代前半の女性の皮脂に
お目に掛かれるのも


誰か、
誰かおりまへんやろか?
小鼻 ....
散る為に咲くその姿
折り摘まれしばし綻ぶ

咲く為に地にしがみつき
季節の風をうけとめて
けなげとは
このことにあると言わんばかりに

誰につたえることなく
自らの ....
星のみえない夜にも
星は存在する
風にふれない丘にも
風は存在する
あなたが消えたあとにも
あなたは存在しつづける

両のてのひらを
まるくして合わせる
透明な卵だよ、ほら
まどろみの向こうに見る横顔はいつも刹那
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1663)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きつねのてぶくろ- TAT自由詩213-11-12
透明願望- サトウチ ...自由詩213-11-6
鶏供養- そらの珊 ...自由詩2413-10-29
塀の中- イナエ自由詩10+*13-10-28
秋の待ち伏せ(ツイッター#pw秋組参加作品)Ⅱ- そらの珊 ...自由詩19*13-10-28
お前とチューが出来るなら俺は死刑になってもいい- TAT自由詩213-10-28
信じなくていい- 殿上 童自由詩25*13-10-28
秋の待ち伏せ(ツイッター#pw秋組参加作品)- そらの珊 ...自由詩9*13-10-26
エレベーター- nonya自由詩28*13-10-26
朝のできごと- Lucy自由詩20*13-10-25
ホールデン・コールフィールド- TAT自由詩313-10-24
フレンチロースト- ただのみ ...自由詩18*13-10-23
探偵- nonya自由詩20*13-10-23
秒針- 自転車に ...自由詩213-10-22
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
ひこうき雲- 自転車に ...自由詩413-10-18
グレープフルーツナイト- サトウチ ...自由詩5*13-10-9
恋の淵にて- サトウチ ...自由詩2*13-10-9
月へ駆けろ- サトウチ ...自由詩4*13-10-8
青にひたる- サトウチ ...自由詩2*13-10-6
ユニ・リ・バース・リ・クエスチョン_?- 北街かな自由詩213-10-3
チューする機能がまだ付いてて良かった- TAT自由詩113-9-29
消せない- ただのみ ...自由詩22*13-9-28
鈍行列車- 草野春心自由詩913-9-28
9月28日_晴れ- nonya自由詩22*13-9-28
_- りり自由詩413-9-28
夏の終り- 花形新次自由詩213-9-27
- 梅昆布茶自由詩20*13-9-27
わたしが消えたあとにも- そらの珊 ...自由詩22*13-9-27
_- 兎田 岳自由詩113-9-27

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