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世界はゆめ
みてる
木々の上で
鳥が鳴いている
その光景を見ている
鐘の音が
どこかで聞こえる
耳を澄ます。

日々、


暗闇のなか、一日がはじまる どこか
に行こうと、 ....
いつか森のいちぶだったもの
小鳥をすまわせ
そのうたに耳をかたむけていたもの
みどりの葉をめぶかせ
ゆびさきは空へとむかう
よるになれば流れる星のゆくえを占ったもの
むささびの発射台になっ ....
乗れなかった列車
届かない指先
人混みの中
涙が頬をつたい
わたしは遅刻

会いたい人がいた
伝えたいことがあった
できることなら書類に
その滑らかなサインまで
いただきた ....
夜明けの海が磯際を洗っていた

スプニングリールに巻いた
ナイロンの道糸を
仕掛けの糸(ハリス)と直結するのに
結び方を選んだりはしなかった
一応、ストロングノットも知っているが、
トリ ....
石垣に
すっくとたつ
つわぶきの黄色い花を見かけ
かすかにかじかむ
祖母の佃煮、匂いたつ湯気

もう一度食べたいが作り方がわからない。
つわぶき、つわぶき
もう一度私の口に入れ。
 ....
朝 起きたての髪は
しんと冷えている
よるじゅう
冷たい部屋の空気を吸っていたから

櫛でとかされて
ようやく息を吐く

命は死んだように眠り
またかえってくる
朝の儀式

寝 ....
流れ星にもそれぞれ名前が在って




それらには台風に女の名前を付けるのと

 ....
なにをつくっているの?

なみをつくっているよ

それはたいそうむつかしそうだね

そうでもないさ
るるるは上にいく
りりりは下にいる

ただそれだけだよ
ひとりで家にいるから寂しい
というのはありきたり
都会の喧騒の中で寂しい
というのもバリバリ既視感

寂しさに貴賤はないとする
軽重はあるとする
浅薄深慮があるかは知らない
寂しさと孤 ....
 指先に透き通って
 春の朱の血潮が浮かびあがる
 女は白雪の様な顔を両手で隠し
 泣いていた

 あれ荒んだ心のあなたは
 客の少ないバーで何故か気さくに語る
 笑顔の背後に宿る夜更け ....
ひみつ
口にもしないから
風も通らずよどんで
古い醤油瓶底のようなそれ

そんなものが胸のすきまに
たまって
口がどんどん重くなる

もう一言も発せないから
すこしばかり目 ....
{引用=
いつからか、おなじ風景をみていて その光景が、なにか いつもと違っているような、そんなふうに想えるような どうしてか、陽射しの注ぐ よく晴れた日のこと
 ひとの話し声や、遠くのひとかげや ....
きみ、
蜜柑、
しろいほっぺたに、
ふたつの蜜柑、
溶ける絵、気が付いた。またいつか消えるけど。
とけるえ きがついた またいつかきえるけど


臭いコスモスもすごい咲く。
くさいこすもすもすごいさく


田舎綴る日、真昼続かない。 ....
ライトゴロを後逸した野球部員のその後
花火大会の最後の1分
河川敷にたくさんの人が集まり歓声をあげる
ワワワワワワワワ
足の爪にマニキュアを塗った浴衣の女
川ぞいに建てられた特別養護老人ホー ....
1 失恋

これが恋を失うということなのか。初めて知った。初夏の空は暗くなりかけてそれでもまだ真っ暗ではない。私の心のようだ。私は大好きだった人を見つめる。度の強いメガネ、茶色っぽい癖っ毛、いつも ....
世界が平和になればいいなんて言うけど
平和って言うのは君が安全な
世界で死んで行くことを言うのかな?
僕は、あなたの空が閉じて行くのを見ていて
僕は、僕としても殺されるのは嫌だけれど
書類上 ....
一秒ずつ古くなっていく
と同時に新しくなっていく私
自らの光に
自らの闇を
照らされて
疲労と孤独と多忙さの中で日々は疾走していた
緑は際限なくもくもくと広がって
入道雲まで連れてきていた
今年はじめての雷雨の後の静けさは
次第に夕暮れを連れて
切れ長の目尻のようにあたりを ....
この世にやってきて
三ヶ月ほど経った赤ちゃん
乳しか飲んでいないのに
ぷくぷくと太った哺乳類
腕に輪ゴムをはめたようなくびれが出来ている
そこに分け入ると
赤ちゃんはわたぼこりを隠していた ....
 
 帰宅すると腕時計を外した私の足許にも
 転がっている ビー玉
 それらを這いつくばって拾い集める

 テーブルには星砂の砂時計
 昼も夜も
 理性という小瓶に詰めたはずの
 今日 ....
 
 よく冷えた琥珀のワイン
 オイルサーディンで作った
 新玉ねぎとトマトのサラダをつまみながら
 扇風機で乾かす洗い髪

 遅い梅雨の訪れ
 濃すぎる緑の広さ
 軽い頭痛におそわれ ....
 百合の木の茂る蔭
 煤けた石畳で
 黄緑色した小さな毛虫に
 小型のキイロスズメバチがのしかかっている

 目に飛び込んできた
 両者のカラダの彩は暗がりから浮き上がって
 もだえる毛 ....
          - impromptu


Aid the chance

Be green

Bend the light

Call the moon

Design t ....
ふるさとの山に咲く藤は
忘れていた苦い思い出のうたかた
恋した人の横顔のおぼろな輪郭が
霞む春の海の島影に重なる
時をさかのぼる旅に
のめりこんで逃避する快感は
ギャンブル依存症の彼と ....
やまない雨はないけれど、
世界のどこかでは雨が降る。
たとえ地球の降雨量が
ゼロとなる瞬間があるとしても、
宇宙のどこかでは
絶対に雨が降っている。
硫酸の雨が、
鉄の雨が、
砂の雨が ....
A bright rainy night



I look skyward

The tanker trucks flicker, and accelerate
Accel ....
軽トラの荷台
雑に置いた荷物は
ブレーキを踏むたび ガタン、コト

水色のボール
良く見たら紫陽花
風で震える水面を従えて 満開

昇りきった陽は
もうずいぶん落ちてきたところ
金 ....
射るような目を持った子供が一羽の鳥を指差して、この鳥の魂は鳥の形をしていないと言った
その子供の目を片目に嵌めて鏡の前に立った朝、僕の魂は人の形をしていなかった
幕間で百の心臓が脈を搏ち、投げ込ま ....
そうよ今なら空が明るいのだわ
見上げてよ
あの雲と虹のむこう遠くに
もしオズの国があるのなら

そこにだれも死なない国と
音楽とカラフルな謎と
すてきな魔法と
エメラルドの都に向かう道 ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1704)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ryinx自由詩1524-12-27
すなはまで骨をひろう- そらの珊 ...自由詩15*24-12-27
風の形- たもつ自由詩424-12-26
秋磯のアングラー- atsuchan69自由詩13*24-12-25
つわぶき- wc自由詩17*24-12-23
冬の朝- そらの珊 ...自由詩11*24-12-22
深い海の底で- TAT自由詩424-12-22
それだけのはなし- wc自由詩15*24-12-20
寂しさ【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩324-12-19
雪女- リリー自由詩6*24-12-19
ひみつ―澱- 凍湖自由詩524-12-18
落とし物- ryinx自由詩10*24-12-5
蜜柑- 本田憲嵩自由詩824-11-23
草取りと咲く(回文)- 水宮うみ自由詩4*24-10-17
花火大会の最後の1分- 松岡宮自由詩824-8-31
閃篇5_そのご- 佐々宝砂自由詩424-6-20
フィクション- 由比良 ...自由詩324-6-20
※五行歌「と同時に新しくなっていく私」- こしごえ自由詩8*24-6-20
夏(緑物語)- 山人自由詩9*24-6-20
わたしがみつけたわたぼこり- そらの珊 ...自由詩11*24-6-20
きらきらひかる- リリー自由詩6*24-6-20
潮汐- リリー自由詩8*24-6-19
朝の月【改訂】- リリー自由詩9*24-6-15
Wachet_auf,_ruft_uns_die_Stimm ...- 墨晶自由詩1*24-6-14
故郷へ- 藤原絵理 ...自由詩424-6-13
降りやまない雨- 佐々宝砂自由詩5*24-6-12
A_Bright_Rainy_Night- 投稿者自由詩2*24-6-12
夏の、すこし前- 三月雨自由詩524-6-11
劇場- 自由詩324-6-10
梅雨の晴れ間に- 佐々宝砂自由詩524-6-9

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