すべてのおすすめ
掻きむしりたいほどのこの感情は
時間が忘れさせてくれることもなく
この心の底でいつまでもくすぶる

手のひらの痒みが消えないのと同じで
痒みを忘れることはあっても
またいつかやって来る
 ....
わたしがいくと
いつもわたし用のまくらにおしっこする

わたしがひょろっとしている
柱かなにかとつごうのよいように勘違いして
しつように飛びかかってきて
部屋着がずたずたになる

ろん ....
誰かの娘であるアタシたち
誰かの妻であるアタシたち
誰かの使用人であるアタシたち
名前? 大切だから教えないよ
そんなの残らなくていいんだ
アタシたちがエモいと思ったこと
アタシたちが心に ....
鈴木課長の席に
アリクイが座っていた

同僚たちは
あれ、と思ったが

それが課長の本心なのかな、と
それぞれの仕事に戻る

仕事は終わらない
 
窓の外では
初春の風が
ビ ....
いつか
そのうえで踊るため
香ばしく腐りゆく土を
踏み固める

汚れていく裸足が
大人になっていくようで
誇らしい

肌に刺さるほど近い景色を
押しのけると、それは霞みがかり、
 ....
高台に建つ新居

気に入った場所に
建てることが出来た

部屋の明かりを消せば
夜景が更に綺麗に見える

風呂からも夜景が見える
よく見えるように
工夫を凝らした

昼間陽が入 ....
私が歩くとできた道を
君があとからついて来る

しばらく歩くと私は振り返り
大正デモクラシーみたいな
ロマンチックな夢を
ふたりのあいだになら
見ることもできるみたい

そっとやさし ....
窓から
射しこむ
ひかりに揺れる
小さな寝顔のうえで
未来がうず巻いている

シエスタ
君は宝島を見つけたのか
シルバー船長や
オウムのフリント
うず巻く海原を越えて
高らかに ....
Aはいどうもクレイジーナッツです
Bおいちょっと聞いてくれ
Aなんやねん
B俺昨日、夢見て
Aほん
B夢の中にライオン出て来た
Aライオン?
Bガチのやつな。本気のやつ
A ....
眩しい太陽が見たい
強い陽射しが

暗い空も
澱んだ雲も
冷たい風もいらない
横殴りの雨や
蒼の炎を放つ月も
打ち消すほどの
太陽が見たい

空気は冷たいままでいい
眩しい太陽 ....
「遠くへ行っちゃダメよ」
「五時までには帰ってきなさい」
生半可に返事をして遊びに出掛けて以来
五時が訪れることはなく
あたしはスイカの横で蒸し暑い砂浜に埋まっている

あたしとママを繋ぐ ....
車飛ばない
電線消えない
時超えられない
宇宙にも行けない

昔思い描いていた未来は
確実に日々近付いているのに
追えば追うほど離れていく
蜃気楼のような曖昧さ

夢物語 机上の空 ....
生命線をなぞる
左手のひとさし指でいちど君と
出会った気がした真昼に
やさしく訪れるように降る雨が
こころに刺さる氷柱を一欠片ずつ
溶かしていく夜に冬が泣く
何度も読んだ小説の
一行 ....
朝起きると
キッチンテーブルに
   
黄色いボタンが
みっつ置いてある
   
下の娘が
さいほうに
使うのだという
   
黄色いボタンは
まん丸い目と口で
ひよこみたいに ....
紙封筒に
足を
すべり込ませる

乾いたシーツのように
こもる体温
あるいは
薄っぺらな閉塞

体を覆う
紙一枚

意識なきまま
文字もなく
どこへともなく
なに ....
元からそっち関連は

造詣が浅い俺なので


映画とかも全然だったし


バイオハザ ....
誕生日おめでとう
私はだんだん私ではない何かになっていく
その姿をあなたに見ていて欲しかった
止めて欲しいとか
哀れんで欲しいとか
そんなんじゃない
私は
私が変容するさまを
あなたに ....
春ちかい穴ぐらで
かなしみを咀嚼せよ
虎たちの夢は光り
鳥は飛ぶ
羽根がなくても
自称詩人の投稿には
毎日がっかりさせられる
よくもまあこんなに
才能ないもんかと

普通こんだけ書き続けりゃ
ちっとは上手くなるんじゃないかと
思うけれど
これが成長のせの字も見られな ....




回った先に


ペン

あなたの愛する実験が
ステレオ越しに聞こえてる





回った先に
ペン



あなたの愛する実験が ....
「モラトリアム」

貝殻の中で

海の響きに耳を澄ませていた

澱んだ温かさの中で

海の響きは一筋の救いのよう

澱んだ温かさの中で

貝殻の砕ける日を待っていた
 ....
、だったら何が
かたくなに追跡し続ける
エネルギーは太陽電池
発熱
炎が
軋轢が薄荷臭
爽やかにいまいましく
ふりまく道徳
倫理は絡まっている
好ましいものだけの世界
吐き気がする ....
頭が痛い…

だれの!?
自分の。

なんで!?
まぁ…寝不足。

どこで!?
自室。

ほんとに?
本当。

いつ!?
今。

どんなかんじ!?
ズクズクする。脈 ....
待合室でテレビを見ている。様々に体を病んだ人々。肩。頭の中の狂い。テレビではスポーツ選手の病のニュースがとめどなく流れている。ペットボトルを傾けて濁ったカフェラテを飲む。喉の奥に甘い液体が流れていく。 .... 蛍光灯より白い月ですね

話すことなんて

吐き出したら終っちゃう


蒸した青い夜

初恋は夏至まえ

三人で自転車

満月のかえり道


蛍光灯より白い月ですね
 ....
目の前が真っ暗
けれども
光るしあわせが
横切るのは
みえる
はじめ
それが小鬼かと
思ったので
世界に対してもっている
咳払いのような嫌悪感で
吠えながら ....
俺はとかお前にとか
しろとかやれとかするなとか
命令口調で詩を書く訳は











ひざまづいて火を崇めたいから








 ....
俺の魂を


根から洗うような







じゃぶじゃぶと












首根っこをつかまえて





 ....
少し早く出かける
済まないがと
彼がつぶやく

老いた女が項垂れて座り
若い女が水を飲みに立つ

それから彼は黙って
寂しい灯りの並ぶ切通へ
ゆるゆると上って行く

いいのかな ....
冬のまんなか
人のいなくなったリビングで
紅茶が湯気を立てている

季節は
迷うことのない水
人も犬も猫もミジンコも
みんな流れて
泳いでいく
目を開けているのが
辛くなったら
 ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1704)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新しい風- 坂本瞳子自由詩6*19-2-23
ねこ- 次代作吾自由詩519-2-23
古典レディース- もとこ自由詩419-2-23
疲れた- やまうち ...自由詩4*19-2-23
踏み固める- まーつん自由詩419-2-23
夜景が見える新居- 夏川ゆう自由詩419-2-23
さみだれの祈り- 立見春香自由詩519-2-23
午睡の刻- 帆場蔵人自由詩319-2-23
昭和五十九年_エムワングランプリ手見せ_(三回戦)- TAT自由詩1*19-2-22
太陽が見たい- 坂本瞳子自由詩4*19-2-22
五時のスイカ割り- 山下ヤモ ...自由詩519-2-21
未だ来ず- たいら自由詩119-2-21
はじまりは揮発していつしか空が曇る- かんな自由詩12*19-2-20
大安- やまうち ...自由詩219-2-20
紙封筒- シホ.N自由詩519-2-19
ゾンビが出たから詩作も考え直した件- TAT自由詩319-2-19
春の待ちぼうけ- umineko自由詩10*19-2-19
下方向への上昇②- はるな自由詩319-2-18
がっかり自称詩人- 花形新次自由詩419-2-18
ドッツ・アンド・ループス- 砂漠枯自由詩419-2-18
思い出- 田中修子自由詩619-2-18
Apollo- 世界世紀自由詩119-2-18
頭痛- 幽霊自由詩119-2-17
ポンペイにて- 春日線香自由詩519-2-17
初恋- ペペロ自由詩519-2-16
遠吠え__- 犬絵自由詩619-2-16
ブルーにこんがらがって- TAT自由詩319-2-16
もしもたった一遍でも- TAT自由詩219-2-10
出立- オイタル自由詩419-2-10
はちみつとジンジャー- そらの珊 ...自由詩7*19-2-8

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