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                100507






年齢がばれる
こまったと
案ずるなかれ
その時は
ロケットで逃げればよいと
ロボナビを確認したら
北行きは明日だ
 ....
雨は洗い流さない
雨は塗りこめてゆく
だれかの思い出に私の想いを重ねるように
ヒフから冷たい記憶がはいりこむ

なくしてゆくことが生きてゆくこと
それは間違いないことなのに
宣告されるこ ....
手も指も 言葉もうまくあやつれず 今ここにいる。(勝手に動く私の体)


レース編み 金色の華奢な編み棒が指の間でもだえて
           (きらきらきらきら白さ倍増)


窓を開 ....
先天的な性質
どんなに抗おうとも
それはシーツの上での舞踏に過ぎない
反響する命の別名を半分だけ受け継ぎ
残りの半分は空気との親和にくれてやる

後天的な性質
魂である影を捨ててまで欲す ....
OPAの5Fがソ連になって

事実上、中空に共産国家が産声を上げた

カーゲーベーの尖兵は6Fにまで魔手を伸ばし

ヤバイ、もう8Fまで来たって

10Fが騒ぎ出した頃には ....
祖母はいつだって母の跡を消そうと
黙ったまま手縫いの布で
家のあちらこちらを拭いてゆく

母は眉間に皺をよせて何も話さない
祖父は しんでしまった祖父は
なぜ遺影になって笑ってるんだろう
 ....
海の化石を見つけた版画家は
化石のありかは
鯨の脇腹の骨にあると
教えてくれた

雷にヘソを隠す少年は
貝殻を耳に当てたことは無かった
潮騒は石狩の海で
聞いて育ったのだから

タ ....
あけた窓から入る風
ふわりと浮かすカーテン
いたずらなのね私の
心 少し動く

まぶしい光りすぎて
ただ見つめるだけの
夏は 私にとって少し遠い存在

歓声はいつも遠くできこえていた ....
田舎の片隅にある小屋
道具が沢山置いてある。
子供達の基地になっていた。

間違えて柱にぶつかり
小屋が傾いてしまった。
大人達は驚いて直しに来た。

誰がやったとかは聞かれなかった。 ....
 
 
ついに
質量をうしなって
浮かんでいる

夕焼けに
焼かれてもなお
輪郭を保ち続けて

やがて点となり
そのさらに
小さな点の中心へ

飛行機は飛んでいく
私の知 ....
果物ナイフをきみは忘れたの


ドラマの星空が歌を歌うように

ベランダの一人の女を照らしている

それは街明かりなのかも知れない


次の日の公園で

ぼくは他の女とキスをし ....
さみしがるのをやめにする
悲しんでばかりで雨がやまないから
しとしとしとしと空が暗いから

泣いてしまうのをやめにする
このままいくと目がとけて
海に流れてしまうから

あちらのほうか ....
アンドレ・ブルトン 女は影なのですか
 こんなに世界は変わっているのです

口に出せないことを 何かで紛らわすのは
 枯れていく体と共にあります

孕まないメンスをメスをいれ すべて取り出 ....
人ほどつくりつづけるいのちの存在はない
しかもそこには魔法の杖などなかったのだ
引き寄せの法則は結果のお話しだった
意識の持ち方のことではなかった
太陽や風や大地、有機物や無機物
あらゆるも ....
 
 
不在票が
届いている

裏の公園の
桜が散ったのだ

こんなにたくさん
さよならを伝えたくて

春が終わっていたのだ
私がいない時に
 
 
どこにありますかあなたの心
脈打つ流れが心です

真っ暗な空に小さな指輪
のような星がひとつ
だれかの期待みたいな
小さな星がひとつ

失敗の歩に迷い
人の目に切り裂かれながら
ふ ....
光の輪を頭にひとつずつのせて こどもたちは 昨日をすこしずつ食べている ひとりひとりが 光の輪を頭にのせて

/

肌を投げ売るきせつのこども わたしたちは いつそこを出たのかしら 皮膚を ....
僕はペペロンチーノが大好きなんだ
と、彼は言ったけど

まさか自分がペペロンチーノになるなんて
泣いたり喚いたりすることに
何の浄化作用があるのだろうか

僕の愛する人は
涙も見せず
痛いとも言わず
ただ静かに窓の外を見詰めて
もうすぐ春だね、と微笑んでいた

少し早い誕生日ケ ....
 
 
ははが
ないている
わたしのしらない
もうひとりの
ははが

わたしのしらない
こえをころして
せなかのむこうで
ないている

しんしつの
きおんが
じょうしょう ....
りゅうぐうのつかいを飲んでしまった
寒天のようだったから つい
つるつると飲みこんでしまった
せっかく遠いところから来てくれたのに
まさか飲んでしまうとは と
母屋の人たちは驚いている
わ ....
沈黙が支配するこの食卓に
鎮座するピーマンは
この世の無常を憂う

ベジタリアンの王様だ。
 
 
世界の果てに
ベッドがひとつ
ぽつんとある
父が横になっている
わがままばかり言って困る、と
母から連絡を受けた僕が
その隣に立って
父を怒鳴りつけている

親に向かって ....
いつの間にか裸足だった
あてのない旅をしていた

気付いたらここがどこかよく分からなかった
草原を目指していたような気がするが
はたしてここは岩ばかりだ

ああそうだ
この頬を ....
波がことばをもぎとっていく
三週間と三日 高熱が続いた
ロビンソン・クルーソオはふと
自分が黒人になって巨石文明の
栄えたアフリカの奥地で
平和に暮らしていたのではないかと
確信を得る
 ....
月が綺麗ですね

と、めくらの蜘蛛は言った

その晩蜘蛛は
首の無い木々が出迎える小屋で
厭世的な予知夢を見た

翌日
音の無い花を食みながら
蜘蛛は言った

 ....
生まれてこの方甘やかされて育てられてきたから
苦労という苦労をしたことがない
ややこしいことに巻き込まれることはあっても
いつもかならず着地だけはうまくゆく
だからひとの心だとか貧乏の辛さなど ....
せっくすしたい
と言うのはキーボード
送信ボタンを押せば
世界に広がるマイヴァギナ
けれどもそこにはフォッサマグナのひずみを感じるほかなくそこに体温はない
本当はセックスなんて一つもしたくな ....
いつも背後で見守っている 
姿の無い彫刻家は 
私という素材の上辺を削ろうと 
鋭く光る刃を、手にしている。 

身を削る、痛みを越えて 
素材の中から彫り出され 
姿をあらわす、人の像 ....
浅い夜の沖の辺りに
目を凝らせば

深い場所にじんわりと
普段は誰にも気づかれず

隠れてるものが
見えてくる


柔らかな
月の明かりの下でも

眩しい
日差しの真ん中で ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1704)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小指から散る- あおば自由詩7*10-5-7
あちらがわの記憶- 朧月自由詩110-5-7
カッコの中の私の体- なき自由詩1*10-5-7
コーラルの森- 瑠王自由詩9*10-5-7
OPAの5Fが- TAT自由詩2*10-5-6
おんなの晩餐- 朧月自由詩410-5-6
喘ぐ藍に狼の巡る海- 板谷みき ...自由詩1*10-5-6
遠くの夏- 朧月自由詩410-5-6
迷える子羊- ペポパン ...自由詩7*10-5-5
飛行機- 小川 葉自由詩410-5-5
きみの誕生日- 吉岡ペペ ...自由詩610-5-5
幸せの小鳥- 朧月自由詩410-5-4
つぶやき- yoyo自由詩410-5-4
存在の法- 吉岡ペペ ...自由詩310-5-4
不在票- 小川 葉自由詩910-5-3
空の指輪- 朧月自由詩510-5-2
晩春/初夏- はるな自由詩210-5-2
わたしのペペロンチーノちゃん- 冬野 凪自由詩3*10-5-2
春のない国- 高梁サト ...自由詩17*10-5-2
other=M- 小川 葉自由詩4*10-5-2
りゅうぐうのつかい- 春日線香自由詩510-5-2
乾涸びたピーマン- 冬野 凪自由詩3*10-4-30
世界の果て- たもつ自由詩23+*10-4-30
裸足のブリキ- しろう自由詩9*10-4-30
波がことばをもぎとっていく- 瀬崎 虎 ...自由詩210-4-29
翌日- 散布すべ ...自由詩4*10-4-29
坊ちゃん- 吉岡ペペ ...自由詩10+10-4-27
ソーシャルネットワークシステム情事接続- ピッピ自由詩310-4-27
青年の像_- 服部 剛自由詩3*10-4-27
浅い夜- 松本 涼自由詩510-4-27

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