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自動販売機の横にはたいてい美しい女神が立っていて

ジュースを買うたび僕に微笑みかけてくれる

僕は物心ついてからいつも

彼女たちに惹かれてきたし

 ....
もう旅はしたくない、と思った


サンクチュアリ
蓮のかおりがすこし漂っている


誰かがさしのべる手のひらは
あたえられる権利のように
まぶしく見える


でも ....
『ここは狼だから会話するだけ無駄だ』まで言われてもヘラヘラ笑ってるくせに





『人狼ゲーム』という言い回しが異様に琴線で



『人狼。な ....
ジャッキーは俺に勝てると思ってる
2組で一番足が速いのはどっちか
きっちり分からせてやるひつようがある





ジャッキーは俺に勝ったと思ってる
 ....
マリーゴールドの香りが染み込んで大気を少し重たくする

ひらく花びらのかずとアスファルトに落としてきた恋のかず

麦わら帽子が風で飛んでいった先にトンボがふわり秋の気配

君と手を繋ぐと空 ....
ほんっとバカだったよな
羨ましいくらい自由で
でもなにかを抱えてて
時おり寂しい一面を覗かせてた
そういうところに弱かったんだ
遊んでいるようにみせて
誰より努力してて気づかせなくて
 ....
その日の朝はうすくかなしい匂いがしていた
すがすがしいの意味を考えていた
不安なような
もはや何もかもどうでもいいような
けれど水を飲まなければいけない気がして
うすぐらいキッチンで ....
その猫の名前はジョンといった


まるで犬のような珍しい名 ....
初夏の風が
私の皮膚を剥がして
新しいわたしが現れる

つまらない
音や物を振り払って
白い光に溶けていく

それはまさに
ブラックホールに
飛び込むように
冷たくて端的 ....
かわいいという言葉に
すべてを込めて

足の指の間に入った砂
刺さる貝殻の破片
血が出ない程度の痛み

靴からこぼれ落ちてくる
あなたはいつのこと思い出すの
海とかうってつけの題材で ....
どうか
ワールド エンド フィリフヨンカ
と発音してください

トーベ・ヤンソンの
『ムーミン谷の仲間たち』
という短編集の中に
『この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ』
と ....
雨は世界のかなしみなのだと
あなたは言った

何処かの誰かの何かがこぼれ
気化したあとに上昇し

消化しようと昇華する

雨は世界のかなしみなのだと
あなたは言った

晴れて ....
何が好きですか

あなたは
何が好きですか

野菜は何が好きですか?
私は毎日トマトが食べたい

アイスクリームの味は
何が好きですか?
私は濃いビターチョコが好き

 ....
今ここにモーターがひとつある








オレのモーターだ



 ....
はじめに鳴り響いたのは赤ん坊の鳴き声だった


ギャアギャアと泣く赤ん坊を抱きながら困り顔の母親がふたり


辻の西と東からやって来て


 ....
勝てない
その勝負には勝てない
自分より劣っているから安らぐ
その気持ちには勝てない

劣っている人に寄り添って
生意気な態度を取られて腹立たしく思っても
やっぱり劣っているから
泣 ....
エリナは九月の終わりに堕胎した



父親はケンジだ二人とも学生で他 ....
爆買いするチンクスを見てそれを中国経済の伸びと解釈する









そして赤に ....
『偸盗』も



イイよ ....
なにも捨てなくてよくなり
だからゴミ箱はまっさらなまま
霧のように
きみの気配がただよってくるまで
ねむらずにきみを数えるだけでいい

返信しない手紙が積まれ
日が沈み
離れていくこと ....
いやなけはいにみあげればすいたばかりの和紙みたい月が五線紙のような電線にひっかかっていてシがなっている苦い昼を閉じるため視線をずらしてソラみたことかとならしてみる今夜はおでんにしようかとわたしと大 .... キンタマ王子という名が
全国的に知られてしまったため
今までのように自由に行動出来なくなった
キンタマ王子は
東横インにチェックインする際に
生まれて初めて偽名を使った

中島みゆきの大 ....
あなたはいつも 視線の先に


ねこじゃらしの房が
朝日に照らされ
柔らかな光の珠になった
そのままとんでいって
しまいそうだった

抱き枕じゃ足りなくて
誰かに思い切り甘えた ....
貴方を包むに
私の腕は小さすぎて
夜に溶け込んで
星や月と共に
貴方を抱きしめてしまいたいのに
消えない泡と見えない泡が
手をつないで終わりを見ていた
おぼろな背中 光の蔽い
けだもののかたちの曇を見ていた


指を灯す指を絡め
指を照らす光を見ていた
歪ませ ....
夜つかむ指
蒼に凭れ
曇の前の穴
はざま過ぎる鳥


引きちぎるたび
生まれる渦
一点に吊られ
回る星座
夜の裾を浸す銀


すべての星が鈴に鳴り
朝も昼も ....
コップのなかに
残された朝と
醒めきらないままの
水を分けあう

魚のかたちをして
水がうごく
夏のはじまり
ゆっくり水際を
泳いでゆこうとする
小さな魚だ

草となり
ただ ....
頂点に辿り着いたカマキリが
同じ目線で睨みあいをしてる
振り上げてしまったその右手の先
空は相変わらずそこに立ってた

氷点以下と気付いたかな君は
とはいえ変ね 痛みが意図してる
振り替 ....
母さんと夕食を食べている

母さんは
ポテトサラダの味付けはどう? と聞く

僕は
葛藤の群青が冷却される三辺のFM波が機体
を下降気流へと誘惑してステンレスがベニヤ
板へとバク宙する ....

と言ったら


ビーチパラソルは無く
海の家も無く
砂だけがある浜を
海水パンツ一丁で
海水に突入していく

はずはなかった
私の出身地は山間で
山から切りだされた木を
 ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1704)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自販機の女神- TAT自由詩5*16-10-31
棲息区域- 遙洋自由詩1*16-9-28
裏切り者は吊られて死ね- TAT自由詩416-9-26
ジャッキーは俺に勝てると思ってる- TAT自由詩116-9-13
いま_繋がらない- かんな自由詩2*16-8-10
君のことを書くのはこれでおしまいにする- かんな自由詩11*16-7-27
ある朝- 遙洋自由詩1*16-7-13
ねこの王さま- TAT自由詩316-7-10
初夏- 瑞海自由詩5*16-6-12
破片、丸くなるまで- 青の群れ自由詩616-5-23
WORLD_END_FILLYJONK- TAT自由詩3*16-5-21
『レイン』- ベンジャ ...自由詩4+*16-5-18
ふかいり- 瑞海自由詩7*16-4-17
フォーマルハウト- TAT自由詩416-3-7
だから音楽の心臓には悪魔と天使が棲んでいる- TAT自由詩5*16-1-30
勝てない- 鵜飼千代 ...自由詩20*16-1-28
Ходите_в_свете_пока_есть_свет- TAT自由詩115-12-21
ニョロニョロに憧れるなんてどうかしてる- TAT自由詩315-12-19
tycj_60032- TAT自由詩1*15-12-7
嘘(仮)- 伊藤 大 ...自由詩215-11-12
苦い昼- 阿ト理恵自由詩8*15-10-22
キンタマ王子、偽名を使う- 花形新次自由詩315-10-21
隣には誰もいない- 凍月自由詩5*15-10-21
抱きしめたい- 中村 な ...自由詩6*15-10-21
棄天使の地図- 木立 悟自由詩715-10-19
鈴へ_虚ろへ- 木立 悟自由詩415-8-30
夏の魚- yo-yo自由詩15*15-8-12
『Elf』- 楽歌自由詩115-8-4
ポテトサラダと葛藤の群青- 村乃枯草自由詩11*15-8-2
夏、と言ったら、海- 村乃枯草自由詩15*15-7-12

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