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遠い天体から

ひかりが届いている

それはぼくから見れば

永遠と

言ってしまいたくなる距離だった

そんなに離れていても

引力など働いているのだろうか




 ....
たんぽぽの綿毛とんでゆく
私がふーっと吹いたから
可愛い茎を
一番上の引き出しに入れて
鍵をかけるんだ

それでも
引越しのときに
机は置いてきた
砂だらけの空き家に

春はきら ....
君は落ちながら音もなく
決して誰も音楽などではないのだと
落ちてゆく場所が君の望んだ場所なのか
光はひかりであってそれ以外の何ものでもない
誰かの願いをその身に受けながら否定も肯定もしない
 ....
{引用=
優しく笑って
優しく微笑んで
優しく黒ずんで
まるでレーズンバターみたいに



詩を口にすると
表面がはがれていく



薄いコーティングを
誰のためにした ....
{引用=
カーテン越しの
やわらかな陽光が
目蓋に染み込んで
僕はしあわせに泣く

夜は明けたというのに
どうしてこんなにも
かなしいのだろう

ラベンダー色した夢の輝きを
1秒 ....
眠れないとあなたが泣くから
夜の外を探しにゆく
たらりと垂れた夜の糸口が
あるはずだからそれを探しにゆく

ほんとうはあなたのそばにいたくないから
せっぱつまった顔で でてきただけ
せめ ....
子供の頃に信じた夢が

叶えられるより前に壊れて

メーカーに問い合わせたら

なんと保証の対象外だと言う

それでやむなく夢を諦め

さっきハードオフに売り行ったら

ド ....
              100421









地元の塩に成りたいと
海に潜ってみたけれど
海の中も塩辛く
息苦しくて堪らない
息をふぅーと吐きながら
ガス交 ....
わたしは海に潜れないだろう
だって、
こんなに小さな雨粒たちにも
頭痛がする

空も飛べないわたしは
地球の肌を
舐めるようにして
生きている

ナメクジに塩をかけた
あの頃は
 ....
■チューリップ


包むように咲く花びらは
遠いむかしにわたしの頬を覆った
大きくて暖かな手のひらに似ていた


誰のものだったかは
もうとっくに忘れた


中に隠れている ....
バイトが終わって
バスに乗って
電車に乗って
自転車に乗って

家まで帰って
晩御飯を食べて
煙草を吸う

今日は彼に
メールアドレスを聞かれた

紙に書いてこっそり渡してくだ ....
したり顔でジェンダーについて語ったり
PISA型をピザと読んで知識人ぶるより先にしなければならないことがあって
まず自分が踏みつけにしてきた有象無象をふりかえること
そしてその有象無象に心から詫 ....
隊列からはぐれてもう一週間
伍長は毎夜、水面に映る星空を眺めている
炸裂した散弾のようなそれは、湖の底から仄かに浮かび上がってくるように見える
頭をかすめるのは去年のポークチョップのこと
半年 ....
背中に羽がついていますよ

あなた見えないのですね

忙しすぎて 首が回らないみたい


熱心に遠眼鏡を 見てらっしゃるのね

天使が見える?

それは地球を一周して あなた自身 ....
艶やかに唇濡れ 薄紫 柔らかい澱み 胸の奥底に 藍色の沼は
甘く渦巻く 鬱血 指先の冷たさ ぬるい痺れ 重い流砂状の心
沼辺の風草靡く廃土の奥に 優しげに 傾いた
脊髄の鐘楼が 鈍く軋ん ....
黒陽タイルの暗い部屋
六肢立体の影あり

その眼 涙亡く
畏怖恐怖され
暗い部屋に孤独あり

時折みえる
かえるとミシェル
言葉などない友情
音もなく歩く

ああ貴方は
影の ....
こんなふうにはじまって

   ひさしぶりにメールしますよ。

ひとくさり話をして

   くだらないことばっかゆってごめんね。

と終わり追伸には

   追伸は…、今日はなし。 ....
過ぎてゆくからいいんです 春
巡ってゆくからあるんです 風
またくる季節とおもうのですか
君に触れた景色

流れてゆくからあるのです 時
掴まえないからいいんです 夢
も一度見えるとおも ....
窓の外
つばめが鳴いているんだよ
夫婦揃って がやがやがやと

渡ってきたのか
帰ってきたのか
去年と同じ場所の巣へ

ぐちゃぐちゃうるさいつばめがいる

下が汚れるから出て行って ....
{引用=
うわの空に舞う花弁を掴もうとして距離を見誤る春愁の日
                
性別なんて窮屈すぎて息が詰まりそうだった

黄昏色の溜息を煙草の煙と一緒に吐き出して
トイ ....
ぼくがくだらない詩のはなしをしているとき
となりで聞くふりをしながら爪を噛んでいる
意地きたないからやめなさい とはいわない
ぼく自身はなしのくだらなさを知ってはいるので
沈黙を作らないための ....
パンと珈琲と絶妙な目玉焼き―
それだけで

眼差しと沈黙と即席の悪意―
それだけで

唇と両腕とベッドの上で呼ぶ名前―
それだけで

朝と昼と自分だけの夜―
それだけで、十分だなん ....
なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
痛みのある覚え

それはその人の人生と分かちがたく結びつく

妻が心にとめたものが

涙となって零れ落ちるのを

ぼくはとなりで見ていた


映画を観終わったあと

妻に感想 ....
             花屋敷のジェットコースターが
             崩れ落ちそうに走り抜けて行く

             いいじゃない
             ガタガタが新 ....
晴れた日に
布団を干して
洗濯して
うたた寝して

麦の穂が
ゆらゆらユラリ
散歩に出かけて
湖の畔に出る。

輝く光
優しい光
帰りは夢の架け橋
自然は温かい
降りているのか
上がっているのか
分からなかった

肩を並べてなのか
今からすれ違うのか

降りているのか
上がっているのか
分からなかった

幻なのか
悲しみなのか

降 ....
睡眠薬が処方されて 5年
やっと手に入れた
ゆったりとした睡眠が

また元の覚醒睡眠に戻った

ストレスのせいか?
薬に慣れてしまった身体のせいか?

理由はわからないが
夜中の2 ....
               100417




並が、7
並が、8
並が良いと、
3が、
吠える朝

大神
オオカミ
おおがみ
頬白が通り過ぎる海原に日が照る
 ....
 
 
息子が
ひらがなを
逆さまに書いた

いつから僕は
鏡の世界に
いたのだろう

左から分けた
髪が右に
そよいでいく

街宣車の怒号も
静かな春に
よく馴染んで ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1663)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠い天体- 吉岡ペペ ...自由詩1410-4-22
たんぽぽの季節- 木葉 揺自由詩710-4-22
as_you_fall- 瑠王自由詩3*10-4-22
まるでレーズンバターみたいに- 真島正人自由詩6*10-4-22
in_the_early_morning- 高梁サト ...自由詩9*10-4-22
夜の糸口- 朧月自由詩610-4-21
アンソニー- セガール ...自由詩310-4-21
気温20℃- あおば自由詩3*10-4-21
こうかいに、しを- 小原あき自由詩7*10-4-21
春の或る日、植物園にて- あ。自由詩1510-4-21
小さな秘めゴト- くゆら自由詩410-4-20
マツ、バマツ→マポーフィック- a自由詩110-4-20
ブリキの金魚- シリ・カ ...自由詩310-4-20
shall_have_wings.- 瑠王自由詩6*10-4-20
鳴子沈夢_/_****'01- 小野 一 ...自由詩6*10-4-20
六肢立体の影あり- 夜恋自由詩210-4-20
時給はそこそこのお店です- 国産和風 ...自由詩310-4-20
循環- 朧月自由詩310-4-20
つばめがいる家- 朧月自由詩210-4-20
- 高梁サト ...自由詩13*10-4-20
くだらない詩のはなし- メチター ...自由詩4*10-4-20
贅沢- 瑠王自由詩7*10-4-19
rr- イシダユ ...自由詩1310-4-19
妻の涙- 久亜麻ジ ...自由詩410-4-19
電氣ブランに灼ける空- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-4-19
夢の架け橋- ペポパン ...自由詩4*10-4-19
ジムノぺディ- 吉岡ペペ ...自由詩1310-4-19
覚醒睡眠- 森の猫自由詩5*10-4-19
海を渡る狼- あおば自由詩5*10-4-19
静かな春- 小川 葉自由詩410-4-19

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