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猫がとなえる雨乞いの呪文
断りもなく春は重い
丸い肉球で世界を救う
そのとき僕はなにをしてるんだろう

花が咲いたと風が笑う
影がこっそり出かけてゆく
桃色のブーケをいっぱいつくる
黒 ....
今日は
図書館が定休日だったので
ミスドにいった

勉強をおしえてほしい
という口実で
ミスドに誘おうとしたが
彼は
うまくかわしやがった
私には興味がないようだ

結局
「し ....
嵐のまんなかで
ページがくられるように
きみは離れていった
永遠なんて言葉で
さよならしたふりをするのなら
ふってくれたらいいのにね

もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだ ....
 
 
線路を描く
薄暗がりの方から
ほのかな明かりを灯して
路面電車がやってくる
駅を描く
路面電車が停まる
後扉から乗る
チラシの安売りの服を着た女の人が
前扉から降りて行く
 ....
貝柱の干物を買うために

レジに並んでいる僕

やがて順番が来て

金髪の日本人女性が

レシートをくれた

ランダムでアナグラムな

数字の羅列だが

「愛しています。」 ....
         おでこを触らせてと言ったのに
         駄目ですと
         触らせてくれなかった

         照れているのかなと思って
         もう一度 ....
そうして
列車は燃え上がる火山の山腹を廻り
向かい合って座っていた僕たちの
車窓から美しく災害が眺められた
列車のドアから乗客たちが飛び降りていった
飛び降りては降りそそぐ炎のように水鳥を抱 ....
虚ろな空を切り抜いて

僕らは少し安心する



ボクラトカクノガキニサワルノナラ

ボクハトカコウ




形ないものに

形を与えたのは

先人の知恵だろう
 ....
みぞれと言うのか
雨が凍っているというのに
こんな夜にも走る男がいる
気が済まない、
習慣に中毒したのか自己啓発強迫なのか
こんな夜くらいはさぼろうという気がない
上空で
雨が凍るという ....
                  100309




並四ラジオの整流回路
小さな容量のキャパシターに
少し大きすぎるインダクターが繋がって
交流をぎごちない直流に変えている
 ....
 漢字の練習とかでさ
 同じ字をずっと書いていると
 突然
 あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね

娘がポツリと言う

漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ....
どぶみたいな雲のせいで
この世界には青空がない
手相占いによると
あれは雲なんかじゃなく
俺の因果が産んだ
ハイブリッドな霊だそうな

裏切った友人の
騙した女の
流した水子の
虐 ....
あなたの首をしめたこの手で、
わたしは風をさわり、水をぬらし、宇宙をのぞむ
コンピューターウイルスに毒されたプログラムのように
なにもかんがえないで、ただ、ぼうっとする日々が
つづく、えいえん ....
錆びた鉄の階段を
なにもかんがえずに
ただ

のぼる


かんかんかんって
きもちのいい音がして
私を
惑わす


誰かがつくった水溜りに
ぽちゃんって

雨がわらって ....
花と花の間 手と手のまにまに
祝福の無い冠が
どれほど過ぎゆき
過ぎゆこうとするのか


新しい月より
さらに新しい月が
夜を夜より暗くしている
音の手を引き ....
昨日テレビで
熊田Yが
俺を好きだと言った
口は動いてなかったけど
ダイレクトにわかった
彼女の気持ち

朝早く街に出て
足早に急いでいると
自転車にのぼりを立てた
作業服のおっさ ....
フェンスの向こうで笑ってる

あの人が好きだった


とても高い所でも見てるような

目をして笑ってたんだ


だから


綺麗な帽子が風に飛ばされないように

祈ってた ....
始まりと終わりは

いつも同じ場所な気がする


まるで

ブーメランみたいに


だけど

その距離は少しづつ遠のいていく




何処へ投げたか忘れるくらいに
 ....
ぼくはいま立っている
かなしく縮んだみじかい羽を抱え

忘れてしまったのだ
とうのむかしに
空をゆく彼らは
かつてはぼくの隣にいたはずだが

大自然の
そのてのひらの
甘やかすまま ....
ジェット機を出してくれ
ソコトラ島から恐山を経由してジュノーに向かうんだ
そしたらジェットはあんたの好きにしな

神様、僕はいつのまにか成功していたよ
だって命は赤々と燃え
風にそよぐ ....
何故君の手のひらは
綺麗で
広くて
女の子みたいに
冷たいんでしょう?

わたしの手のひらは
ぼこぼこで
小さくて
いつでも熱くて
どこか湿っぽいです

だから

その
 ....
思えば


それは


水面に映る月のように


おぼろげに綺麗で


悲しい夢






何だかわからないよ











 ....
波打ち際の流木に
白いワンピースの後姿

沖に向かって風が吹いたとき
彼女の瞳は
黒曜石のように輝き始める

白のスカートを翻して海を渡り
愛した故郷の港や島影が遠くなると
こ ....
ほんとうかどうか
知らないけれど
詩の勉強会
みたいなところで
こんなふうに言われるらしいね

悲しいだとか 
せつないとかの
感情を指すことばを使わず

あなたの気持ちを伝えてご ....
未だ見えない光の先で
君が泣くのを待っていた

密かに、ひそやかに。

独りきりではとうてい
飲み下せないだろうから

何が悲しいとか
どうでもいい愚問より

秘かな涙の粒が
 ....
{画像=071224181905.jpg}

夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが ....
水色ストライプのひさしの向こうに
ぼんやりとした青空が広がっている
目の前に広がる防波堤
空の青が海の青を映したものなら
空気は随分とくすんでいる
陽射しに透けているこの小屋根の方が
 ....
音速を超えて
今、僕らが立つ世界が
静かに終わっていくのを見た

本当に欲しいものなんて
何一つ転がっては居ない

さっきまであった体温
37度5分
掌より優しくなりたい

一つ ....
排他的な女の子は空を所持している。
その底のほうには、白くてきれいな宇宙船や、手垢できたない算数の教科書、軍隊の格好をしたキューピー人形や、プラスチックのマニキュアの瓶が、ざくざくとはめ ....
他人のことなのに幸せな気分に浸っている。
満たされているかどうかは不明。
隙間風があるのかないのか。
冷たくも熱くもないのでわからない。

なんでかな。
おめでとうと言うと、寂しい気持ちが ....
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