すべてのおすすめ
小人が乗用のために
農地のミツバチを盗み出して
長いことドライブを楽しんだ後に
今さらながらそのことを悔やんで
思い出したように坂を下る
今さらなのにそのことを悔やんで
死なない薬を一粒飲 ....
そもそも釣り合った対等なカップルではなかった。
つけ込んだと言えば聞こえは悪いが、一時の気の迷いに乗じて
ドサクサに紛れて交際関係を勝ち取ったようなものであったので、
私の側にはいつ振られるか分 ....
疲れが溜まっている

身体が重くて
写真集を見るのもしんどくなり
枕だけ取り出して
フローリングの床に直に寝る

正確には横になるだけだが
枕に顔を埋めていると
意識があるようなない ....
多分トキはそんな事はしない

 ....
御冥福を祈る




テン・カウント・ゴング











忌野清志郎の為に



谷啓の為に




 ....
春の風は遠くから来ます
夏の風は遠くへ行きます
あこがれ、とは違う
何処か知らない所へと
私を誘います

秋の風は通り抜けます
冬の風は通り過ぎます
喪失を知らしめ
懐かしい者どもと ....
 田んぼ


乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める

花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ....
乾いた喉が喜ぶ、透き通る香りの飲み物と
見ているだけで幸福な、いろとりどりの食べ物を
ぎっしりぎっしりテーブルに置き並べて
一緒に、声果てるまで、山ほどの話をしよう



ねぇ、私に聞き ....
いっぺんだけだぜ

























 ....
大晦日 日系スーパーまで高速を飛ばして 注文していたお節を2組取りに行く
太巻きとシアトル巻き、上の娘の好物のイクラの瓶詰と、
私しか食べない刺身も一緒に買う
「Japanese noodles ....
あなたと母が珈琲店

はっとする

痛みと愛しさにはっとする

いてもたってもいられなくなる


こころとからだを大切に

信じるちからを

萎めたくはなかったから


 ....
 謹んで新珠の御慶びを申し上げます。御父様つたら昨夜の破魔矢を旧年のとお思いになつて、神社へ納めに行かれたのですつて。 恒子


 スミソニアンの地下ボイラア室にはホオチミンの木乃伊が刺さつてい ....
 も吉と歩く


何もない冬の午後
も吉と歩く
はたちの頃 一年ほど日記をつけた
何も残せず ただ消えてゆく日々が
とてもこわかった
時間はたっぷりあったのに

いつもの散歩道
 ....
 











からからに
































傷んじま ....
布団はだけ
腹が冷え痛んだ早朝
トイレ行って
また布団はいり
左手伸ばしカーテン開く

ああ、
なんて晴れがましい空
まだ朝焼けなのに
はやくも
暗転するほどまばゆい世界

世 ....
{引用=

天蓋は燭光の水あかり
心をてらす 後后のゆらめき


ここは、光さえためされ 路にまどう
教室の窓外に 黒光りする鱗の群れが、
古代魚たちが、泳ぎすぎる」


ありふ ....
ありがとう









ごめんなさい














ありが ....
俺は自分の事を『足をくじいたペガサス』なんじゃないかって思う事がよくある













 ....
固く強張った叫びの表面から
水が剥がれる
一枚の皮膚のように
音もなく
樹齢千年の眼差しに救われて

水は
季節の波紋を揺すり
懐かしい演奏を軸とする
流れと
陽光の到着を待ちなが ....
ウチのオカンがあ ....   左眼にいっぴきの蛇
  右眼には、たくさんの魚が泳ぐ
  蒼いみずうみを湛えて
  あなたは笑う
  とてもアンバランスに



  血と肉と骨によって
  それから、回 ....
  手を振って離れた
  あの夏の暮れどき
  街の声にまぎれた
  当たりまえの毎日



  息をのむほどに
  あなたの黒い髪は
  ただ静かだったから
  赤、
 ....
木陰に置かれたこがねの車輪が
午後を静かに染めている
蒼の扉の前で躊躇し
坂の下の影を振り返る


稲妻が生まれる直前に
すべての曇は止まっている
階段を見上げる蒼い傘 ....
亜寒帯のオフィスを出て
果てしない温水プールを
東から西へ

亜寒帯の百貨店を目指し
思考停止のままの潜水で
東から西へ

最後の力を振り絞って
エレベーターのRボタンに
タッ ....
ポエケットではなくエアポケット
チケットのない旅を君と

母が亡くなって最期は点滴でも間に合わない
栄養失調のまま昏睡状態で逝った

体格のいい人で骨壷に入りきらずに
納骨の係りの方に
 ....
宵の静けさが
夏のためだけに
風鈴を鳴らすので


ひとり
耳を澄まし
感性を横書きする
仰ぐも雨雲
風がバタバタ明日の今頃
水の音がじんわり残る

せわしない
水門手前のセキレイが
剃刀ひとすじ
鳴く。鳴く。消える

貧血気味に
その目は前に向く
黄土の砂埃に路線バ ....
(月曜日)


案内板にうかびあがる
現在地
朱い
☆型

ルーツ



(火曜日)


水母をブイに
海図がうごく
あげるよ
権利証書の見返りに名づけた
「どこ ....
谷底に
毛布を敷いて
300日まえの
ことばを聞いている

気の遠くなる
甘やかさのなかで
遺書のような
うたを編んだ
花が咲いて
枯れるくらい
自然なことなら
実も成ったかしら

わたしたち
日も浴びず
水も貰わず
季節を泳ぎもしなかった

朝焼けを閉めだして
つくった夜に
プラスチックで ....
mizunomadokaさんの自由詩おすすめリスト(1704)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アコライト- 砧 和日自由詩613-6-12
燃えないゴミの日- オノ自由詩213-6-12
仮眠- kauz ...自由詩8*13-6-11
多分空条承太郎はそんな事はしない- TAT自由詩213-6-7
ミートボール・スパゲッティ- TAT自由詩113-5-21
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はちゃめちゃな年越し- 夏美かを ...自由詩28*13-1-3
珈琲店- 吉岡ペペ ...自由詩213-1-2
一筆箋_恒子- salco自由詩4*13-1-1
北の亡者/Again_2012霜月- たま自由詩33*12-11-29
俺もマリーも南を目指す- TAT自由詩412-11-17
そして蛾は生まれ- すみたに自由詩312-11-8
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足をくじいたペガサス- TAT自由詩412-8-24
水路- 綾野蒼希自由詩15+*12-8-10
し_だけが_逃げない- TAT自由詩512-8-9
アンバランス- 草野春心自由詩312-8-5
ざわめき- 草野春心自由詩612-8-4
降り来る言葉_LXI- 木立 悟自由詩512-8-4
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夏(ひとり)- かんな自由詩6*12-7-29
729- しべ自由詩112-7-29
口に紋様もつ男_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩13*12-7-29
谷底- はるな自由詩812-7-27
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