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土曜日はいつも
草のことを考える
誰もいないのに
ハサミで紙を切ってしまう
+
青空を両手ですくう
指の間からさささらと零れ落ちる
さっきから公民館の ....
水槽を抱えて
列車を待ってる
水槽の中には
やはり駅とホームがあって
幼いわたしがひとり
帽子を被って立っている
ある長い夏の休みの間
ずっと被っていた帽子だった
水の中もやは ....
氷、と書かれた布製のものが
海からの風にそよいでいる
大盛の焼きそばは皿いっぱいに広がり
けれどできる限りの表面張力によって
その外形を保っている
去勢されたばかりの犬が
日陰で餌の ....
○父
窓から庭のブランコを
眺めることが多くなった
あれにはもう一生分乗った
と言って
時々体を揺らす
背中が
押されるところではなく
支えられるところとなってから久し ....
掌は舟
温かくて何も運べない
体液を体中に満たして
今日も生きているみたいだ
塞ぎようのない穴から
時々漏らしながら
階段に座って
ラブソングを歌ったり
駅前の露店で
プラ ....
友人からの年賀状には離婚したことが添えられていた
数年前、結婚の挨拶に来た二人
こんな美人お前にはもったいねえな、なんて
憎まれ口にもニコニコしていた二人
昨年もいろいろな人がこの世を ....
BOOKENDさんのたもつさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
明日
-
たもつ
自由詩
6
10-7-22
夏帽子
-
たもつ
自由詩
20
09-8-4
海の家
-
たもつ
自由詩
10
09-8-1
家族
-
たもつ
自由詩
49
09-7-3
空の匂い
-
たもつ
自由詩
43
08-10-29
新年
-
たもつ
自由詩
29*
07-1-2
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