朝から起きられない
なんとか薬だけを飲み
また うとうとと眠る

昼近くに遅いブランチをとり
また夕方まで眠る
長い長い眠り

何日も何日も眠りの日々は続く

その眠りの中で
私 ....
ゼロ ワン ゼロ ワン ゼロ ワン ゼロ ワン

万物は0と1で出来ているとどこかで聴いたが信用していない。
地球が丸いのも嘘。けれど、新宿は0と1でできているのは本当。
にょきにょきと、生え ....
破れた くびたびれた足袋 繕いつつ また度々旅に出る足
寂れた ラブレター 届かないほど 奥の細道の奥の奥へ

遠くへ オーボエ 大声 遠吠え
雪山に当たって吹き下ろすから
シャッター閉めて ....
あなたに贈るこの花は
あなたの為に咲いている

あなたに気持ちを伝える為に
わたしがせっせと育てたの

毎日毎日水をやり
大事に大事に育てたの

一生懸命咲いている
花はわたしの気 ....
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い

太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
星降る夜にちいさな灯りがぽつん
ちいさなお家で
窓の外にも聞こえてくる
若夫婦が楽しそうにおしゃべりしているよ

プチプチリルレ
プチリルレ

ここは とってもおいしい と
評判のち ....
夜空を見上げていたんだ

真っ黒な夜だよ

幾千の明かりが灯った
クリスマスツリーの上
巨大なビルとビルの間の
ちっぽけで 真っ黒な夜空だ

星が一つだけ瞬いていた
明るい星だ
 ....
てっぽうゆり (純潔)


迷うことのない指先が夜を滑って

僕が吐いた言葉を花に変えていく

闇にも溶けないひたむきさを透かして

仄見える君の純潔が僕を温かくする

 ....
わたしたちの夏は
ガラス玉みたいに透き通って
どこまでも不安定に揺らめいて泡してく

炭酸水の中でうまく泳げない
わたしとあなた
きっとまったく別々のままに飽和して
まぶたの裏でまだ小さ ....
小学校に行ったよ
山奥の
廃校になった

なにもかも小さくて
洗面台なんかほんと低くて
でも何でも揃ってて
まだ、ひとの気配がした

あんまり陽あたりがよくて
運動場も広いから
 ....
NOと言われ続けてきた
YESと言われたくて生きてきた
でもふとYESに囲まれてる奴を見たら
やけに淋しそうじゃないか
YESってむなしいものなんじゃないか
そこで俺は今まで言われてきたNO ....
一緒にため息を吐こう
いや一斉にため息を吐こう
この寒空の下、缶コーヒーでも飲みながら
俺のため息、お前のため息
どっちも何のためのため息なのかわからんが
俺のため息の白さとお前のため息の白 ....
駆けて来る
駆けて来る
薄氷を割るように
静かなギャロップで
はるかの足並みで


銀のたてがみをひるがえし
地上へと駆けて来る
お前の目の中で火が燃えている
お前が見つめると
 ....
楽しいか? 楽しいだろ?
嘘でもいいから楽しいと言ってみろ
お前が今凄く悩み苦しんでいても楽しいと言ってみろ
俺は人生をクイズ番組のように楽しみたい
問題があるから生きていく
わからないから ....
新しい人が来たので
かじかんだ指を暖めていた子は
背中をまるめてそっと
席を立った

それは
あまりにも静かに行われたので
だれかが席を立ち
新しい人が座ったことに
だれも気づかなか ....
トイレデ
migigawaに
傾いていたんだ
かじかんだ右手に
toipeヲにぎり
やっとちぎりとった
トイペをにぎり
ひかりが


あの日から
スワルコトノで・き・ない
ひか ....
ご飯を食べられないから
せんべいと
ミネラルウォーターだけで
生きてみようと思う
というとあなたは苦笑して
もっとやせるよ
と言うんだった

冗談ではなくて
吐いてしまうのだと話すと ....
人は皆、機関車だ
機関車トーマスなんだ
機関車は前しか見えない
普通の電車のように前にも後ろにも顔があるわけじゃない
人生というレールを後戻りできないんだ
このレールは自分にしか走れない 自 ....
咳がふたつ
階段を上ってきた
夜の真ん中で
ぽつり
行き場を失ったそれは
猫の眠りさえ奪わず
突き当たった扉の
その向こうで
遠慮がちに消えていく
八十年余りを働いた生命 ....
くるくる剥いた林檎の皮が
包丁持つ手にぐるぐる巻きついて
気分はまるで蛇使い
蛇の色の鮮やかさに恍惚
とする自分にエクスタシー

赤い風船 くもり空に飛ばして
太陽みたいだね、って
指 ....
ビーバップ・みのるが好きだ。
ビーバップ・みのるはAV監督だ。
ビーバップ・みのるはすこししゃくれている。
ビーバップ・みのるの声が好きだ。
ビーバップ・みのるはドMだから、
自分のしてほし ....
 書くことが多すぎて彼女は手帳を黒く塗り潰してしまっている。目の前で起きていることを記さなければならないという気持ちに突き動かされて、あるがままをあるがままに写し取ろうとし過ぎている。対象に目を奪 .... ぼくらは夕暮れ
チョコレートを食べすぎた
赤いランドセル
黒いランドセル
へんなランドセル

長い影

おうちに帰る歌 べろんべろんにのびて
絶対音感ちがって 耳を切る

血がち ....
お風呂さん、ありがとう
今日もあなたに浸かることができて幸せです
あなたの清らかさとあたたかさが
今、とても尊いものに思えます
わたしは寒いのに裸になりたい
裸になりたいのにあたたまりたい
 ....
 
 
近所の用水路で小さな魚を捕まえた
家にあった水槽に放し
部屋の日当たりの一番良いところに置いた
魚は黒く細っこくて
その頃のわたしは
なんとなくまだ幼かった
 
+
 
 ....
「詩人不在証明」

不在を、証明せよ、と、書き殴られた、黒板、放課後、幾つめかの、チャイム、掃除用具入れの、造形美、誰もいない、教室の、大気。


足元から伸びる影を追いかける、ような、 ....
仄暗いアーケードは、まだ15:20。

明けない夜ですが何か? に負けじと、

平静を装った鼓動で、ペースで、歩き続ける。


どうもこんにちは。

スマイルすら買えないところから来 ....
街の風景を愛しく想うのは
街が僕の延長であるからだろう
あらゆる物を僕は備えている
爪や血管、汚職や罰金の滞納ですら

何もかも僕に似ている
路地や神社や夕暮れの生殖器
傷跡を覆うように ....
廃村の外れで
垂れ下がった電線が風に吹かれている。
壁や窓を叩いている。



置き去られたカラーボックスに
アニメのシールがでたらめに貼りつけてある。
清掃車のオルゴールが近づいてく ....
離職された皆様へ ハローワークは あなたの 就職サポーターです。
失業給付を受けようとする方は 必要書類を持参の上、
求職の申し込みをする必要があります。

ハローワークは ハローワークです。 ....
服部 剛さんのおすすめリスト(3165)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
長い眠り- 森の猫自由詩11*09-1-25
丸井血風録- 猫道自由詩9*09-1-17
日曜は飯島愛と足尾銅山に行こう- 猫道自由詩12*09-1-15
花の気持ち- 光井 新自由詩7*09-1-14
ふゆの背中- 銀猫自由詩21*09-1-4
小さなパン屋- 乱太郎自由詩24*08-12-28
メリークリスマス- rabbitfighte ...自由詩13*08-12-22
花言葉四行詩_<7>- nonya自由詩10*08-12-20
ラムネ- 夕凪ここ ...自由詩1508-12-20
いつか、約束の- 夏野雨自由詩47*08-12-16
イエス・ノー・アイ- 新守山ダ ...自由詩208-12-13
白いため息- 新守山ダ ...自由詩408-12-5
冬の馬- 石瀬琳々自由詩22*08-12-4
クイズ- 新守山ダ ...自由詩208-11-28
新しい人- ふるる自由詩27*08-11-26
katamukuひかり- 草野大悟自由詩2*08-11-25
さびしさを吐く- かんな自由詩31*08-11-25
機関車のアティテュード- 新守山ダ ...自由詩508-11-22
グリーン・アイズ- 銀猫自由詩17*08-11-18
林檎の皮と赤い風船- 百瀬朝子自由詩20*08-11-17
ビーバップ・みのるとわたし- ともちゃ ...自由詩15*08-11-17
- 楢山孝介自由詩25*08-11-15
ちがあか- ともちゃ ...自由詩1508-11-11
お風呂さん- 新守山ダ ...自由詩2508-11-9
ねむらない- たもつ自由詩72+08-11-6
「詩人不在証明」- rabbitfighte ...自由詩14*08-11-6
飛田新地- 猫道自由詩9*08-11-3
海面上昇6- rabbitfighte ...自由詩1608-11-2
創書日和【声】_声が聞こえる- 大村 浩 ...自由詩22*08-10-30
無職でニート- 猫道自由詩17+*08-10-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106