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地上で最後に咲いた花には
目がありました

かつて生存したあらゆるものが死滅し
文明の残骸さえ塵になった地上で
とうとう最後のいのちになった花は
青黒い雨に打たれながら
薄汚れた白い花弁 ....
あたたかく降り積もった雪の下に埋めた
女になってしまう前の、
何でも言葉に出来ていた少女のわたしを

女になるというのは
自分が一番遠い他人のように感じる生き物に
なる事なのだ
女になっ ....
服部 剛さんの桐ヶ谷忍さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「最後の花」- 桐ヶ谷忍自由詩718-8-24
「花曇り」- 桐ヶ谷忍自由詩29*13-6-5

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