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急ぐ足はコンクリートで固めて 消防車が来るより早く根を下ろす
崩れ落ちて 天を仰ぎ見た 背もたれは腐って 朽ち果てていた
火曜日の夜は 国道の渋滞で行き先を見失った
コンビニ ....
カーテンの後ろに隠れている 風が吹いたときだけ 姿を見せる
か細い足元は少しだけピンク色
潮の匂いと、街の喧騒が混じってる
恥ずかしそうに林檎をかじってる なるべく音をたてないように ....
ショートカットして 編集される 僕の心臓の位置が間違ってる
僕は警告を鳴らす マクドナルドの店員のような笑顔で
白い黒板に向かって 正しい位置はここだと
工場で作 ....
もうオオカミは吠えない
寝静まった夜更け
窓の向こう
開かないパラシュート
地面で弾む音が
幾つも聞こえる
氷河期の時代
地球上には
愛がなかっ ....
取り締まることのできない光の減少が
駅のホームに加算されていき
歩みと停止を繰り返す人影を貶める
遠近法を失い胸まで迫ってくる欠落に喘ぐのだ
やがて満たされる黒の描写の内 ....
人間の体のつくりを真似て話しながら
どこにもいない人間になれたらいいのに
ぼくらは作られたもの
あと一秒で生まれ変われると日常的に信じて
浮遊するゼリー
いつでも ....
ぐったりのびた豚の死体を担ぎ上げて
好きな方角に向かって投げる
車の後輪タイヤは空気が抜けてて
地面にホイルがめり込む
大切な約束をしたはずが
赤 ....
足の裏に体重がある
芝生は必要な分だけ沈む
暗がりの松林を背に湾岸高速が走る
ゴミ箱と水道の蛇口には距離があって
その間に
水色の作業着の男が一人立ってい ....
急傾斜
信号を待ってる間に
何度も死んだ
閉じたままの傘を
飽きて
植込みに投げ捨てた
車が走っている
牛丼屋のカウンターで
白のロング ....
士狼(銀)さんのカンチェルスキスさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
付き添う部屋を知らない
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カンチェ ...
自由詩
5
08-8-9
ハムスターの午後の回転
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カンチェ ...
自由詩
4
08-3-6
ひどい塊
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カンチェ ...
自由詩
3
08-1-13
オオカミに襲われた傷
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カンチェ ...
自由詩
6
07-2-17
実刑
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カンチェ ...
自由詩
14
05-9-30
楽園
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カンチェ ...
自由詩
11*
05-9-7
視覚神経
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カンチェ ...
自由詩
4*
04-10-18
足の裏に体重がある
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カンチェ ...
自由詩
9
04-6-1
シフトダウン
-
カンチェ ...
自由詩
7*
04-2-3
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