爪から
ほそい光がでるようになってしまった
愛されすぎですね

医者が言った
でもだれに?
という問いには答えずに

気をつけてください
光のぶんだけ
影がたまっていきますか ....
知らないうちに僕も大人になっていた。
絵柄を見ずにコアラのマーチを食べていた。
優しい声が届かない夜は
深層意識の土に立つ
一人の木をみつめます

夕陽をそそがれながら
ひとつずつ実りゆく言葉の果実は
あなたの部屋に届くでしょうか

この道は哀しみだけで終わらず
 ....
食パンの耳に独り言を聞かれてしまった。
どうしよう、はずかしい、あああー、ぱくっ。
冷蔵庫にお土産のマグネット、大群。
小さな磁力で日本各地から集まってきた。
玄関の前で斜めになってカメムシが死んでる
斜めになって題名を叫んでいる
詩は叫ぶものとは
言いたかぁないが
耳に突き刺さる
詩は突き刺さるものとは
言いたかぁないか
聞こえるものは
し ....
端っこまでクリームの詰まったクリームパン。
そういう幸せが、君の人生に沢山ありますように。
海と空をうつした写真を逆さにすると
水の球がみえてくる
全ての検札がこれで済めばいい

非常階段の裏を踏んで
ただひたすら空へ
かけ降りていきたい時がある
夜に
仔猫が出没しなくなって
2週間?
虫の声が聴こえはじめて
1ヶ月?
新しい時代になって
6ヶ月?
私うまれて
何十年?

秋は、紅葉
秋は、満月
秋は、いろんな欲 ....
積み上げたものがパーになっても大丈夫。
いつかチョキで勝って、すべて取り戻せるよ。
ありがとう。

むきだしになって。

きみはだれかをまもっている。

ありがとう。

こころにかわって。

きみがかわりにうけてくれている。


紅葉は、紅くなるんじゃない ....
ああ、窓ガラス越し
物凄い空の青が広がって
自分が何処に居るのか
わからなくなる
地球、いや宇宙
そうだ、此処は地球という
宇宙に浮かぶ場所なんだ
まぁるく回る星なんだ

それにして ....
お供えの花を供えても、
同じことです。

強い風の日には。

同じ時間という、
事象はありません。

自分が周っていなくても、
地球は周っている。

白い塩をまきましょう。
 ....
地面で眠る古い足
死なない兵隊に花束を

積み上げる双葉の
匂いに酔っている

花束がどうしても見つからず
ガソリンに指を浸している

うるせえ、亡霊
うるせえ、亡霊
うるせ ....
一日の終わり、日めくりカレンダーをビリッと。
その紙を正方形に整えて、今日は今日の鶴を折る。
眼鏡してメガネを探す秋の老い

年金が支給されたら風俗に

お父さんいい年をしてもうやめて

欲望がめらめらめらで何恥じる

俺元気元気なんだと老妻に

死んだって灰にはならぬ天狗 ....
澄みきった青空のブルーシート。
傷ついた人々を雨ざらしから守って下さい。
夕日が途方に暮れていった。
途方って、西空を下った所にあるのか。
わかれた

たぶん、わたしたち

わかれた

さようならも

わかれようとも

言わないで

わかれた

社交辞令で

また会おうねと

言い合って

 ....
{ルビ開=あ}き切った青の深みに呼ばれたか秋津は震えて空に溶けた


梯子を失くした煙が人のふりをして野山をうろついている


透けたくびれには永遠も一瞬もないただ砂の囁きだけ


 ....
雨を造る工場に棲んでる
工員は私一人
天の川で雨の種を汲む
瓶から溢れるほどたっぷりと
銀河を歩いて星座に帰って来る
種から出来た雨は
ほら向こうに見える
水仙の妖精から借りたままの ....
学生時代に言われた
上れば天国、下れば地獄

就職して言われた
上っても地獄、下っても地獄
何もしないでいられること
それが天国、いい身分
手で計る
針二つをあわせたら
手首の傷にあわせたら
鈴の鳴く
辻の門に
風を捨てました
供養は茄子
人の息と
息の間で
僕は
息をした

僕の息と
人の息の間で
君は息をした

僕の息と
君の息の間に
朝はあった
毎朝
朝があった

生きていれば良いこともあるさ ....
キスのスタンプ。
君のお腹に試し押し。
海に住む少女に会いにゆこう
大西洋の沖合いはるか

めったに船もとおらない
まぼろしの町へゆこう

アイルランド訛りがとびかうはずのタバーンには
看板娘のひとりもひつようだし

だれ ....
振り返ると夕焼けだった。
鼓膜を揺らす色。
青が茜に、茜が藍に移ろっていく。

未来できっと私は、いまと違う音でピアノを弾く。違う耳で曲を聴く。
その風景は、いまもピアノの内で眠っている。
 ....
イスラエルのまだ宗教さえない
果てしない小麦畑
妖精だけの青空がそこにある

旅人は星を羅針盤に歩く
妖精のパン屋が
月と一緒に開店する

小麦の穂は平和の国旗
そんな想い出を語 ....
山車御輿笛も太鼓も耳障り

お祭りが男と女のはってんば

打ち上がる花火阿呆ら口開けて

露店にはその場限りの商いが

あっちこち喧嘩はじまる祭りだぜ
孤独
個の毒
ことごとく

苦悩
愚の脳
このうえなく

恨み
うらやみ
暗闇のなか

夢想
無の相
嘘うたう

存在
その際
空ぞらしく


その ....
TwoRiversさんのおすすめリスト(965)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛される- はるな自由詩1319-11-12
コアラ- クーヘン自由詩10*19-11-5
秋の果実- 服部 剛自由詩6*19-11-4
ぱくっ- クーヘン自由詩9*19-10-29
マグネット- クーヘン自由詩5*19-10-8
もっと私に詩を書かせて- 次代作吾自由詩1219-10-8
クリームパン- クーヘン自由詩13*19-10-7
空白- ぽりせつ自由詩4*19-10-7
窓からながめる満月の夜- 秋葉竹自由詩1119-10-6
チョキ- クーヘン自由詩11*19-10-4
秋の痛み- 函館ドラ ...自由詩419-9-23
地球に座る- ひだかた ...自由詩1219-9-23
彼岸でもまた台風- ナンモナ ...自由詩14*19-9-23
うるせー亡霊- 竜門勇気自由詩3*19-9-23
- クーヘン自由詩8*19-9-22
雑俳句- こたきひ ...俳句319-9-22
青空- クーヘン自由詩7*19-9-21
途方- クーヘン自由詩3*19-9-15
わかれのあと- あるみ自由詩4*19-9-14
まねごと――喪失目録- ただのみ ...短歌3*19-9-14
水瓶座- 丘白月自由詩219-9-14
ヘブンイレブンいい身分- イオン自由詩3*19-9-14
手計- ナンモナ ...自由詩9*19-9-13
毎朝- たもつ自由詩14+19-9-13
スタンプ- クーヘン自由詩6*19-9-7
シュペルヴィエルに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩1319-9-7
ピアノ- 水宮うみ自由詩3*19-9-7
小麦の妖精- 丘白月自由詩319-9-6
祭り- こたきひ ...俳句319-9-6
孤独のうた- シホ.N自由詩919-9-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33