元気を出せ!と恐喝しないでください。
金を出せ!なんかよりも恐ろしいのです。
回転台の壊れたヒーター
この部屋を暗室にしているカーテン

うまい嘘をつく季節風

渡すのか
渡すべきか

この使いきれない肉体を
その本質さえ死なぬ我が魂を
木のぬくもりとは
肌のぬくもりを
奪わないぬくもり
あたためようとしなくとも
しずかにうなずいて
あげればよい
歌手のYさんに似てるって
言われる度に思う
ボクは違法コピーなのかも
相手が有名なだけで終身刑

考え方が課長に似てるって
言われる度に思う
ボクは違法コピーなのかも
相手が有能なだけ ....
 車の走る音も消え去る夜
 
 終わりのないテレビは

 コマーシャルが流れ続ける

 今は砂の嵐がやってくることもなく

 平べったい音が妙に落ち着く

 明日のことを考える ....
雲をシュレッダーに掛けたように
雨が降り出した

空に磨かれて
美しい雨が

大声でなくように
産まれるように
どうしても
かさばるから
持っていかなかったものが
後々必要になることは良くある

裸で生まれようが
われわれは実に多くのものを
身体のリュックに詰めて
この世に遠足してくる

そ ....
哀しい記憶を包んで、紫

滑らかで柔らかい膨らみ、紫


愛しい幻覚

永久(とこしえ)に眠れ
野菜の値段を知るということ。
そういう所から生活は生まれるよ。
あの人が体をすりよせる
その度心は摩耗していく
だけど体は擦り減らない
胸も口も無くならないから
求めを拒めない

あの職場で仕事をする
その度心は摩耗していく
だけど体は擦り減らない ....
鼻がピーピーとうるさいので息を止めて一回死んでみた。
今度は心の声が生き返りたいとうるさいので仕方なく蘇った。
すすきが夜になっても
合唱するのは
自分たちのためだから
発見されるのを
望んでいるわけではない
風吹けば歌う
歌うのは風まかせ
「人間はいいね」
「人間はいいよ」
すすきは歌う
 ....
君が笑ってるなら
偽物でいいかと思う

君も偽物だったならばと
あお あお 
と子供のように泣いた

その涙も偽物だから
まだよかった

僕のことばが偽物だという
のなら ....
その膜を破ると
きらきらとこぼれ落ちる
母の痛みがうつくしかった。

ぎゅっと身体を縮める
握りしめられないものを握りしめ
抱きしめられないものを抱きしめる

ささやかな抵抗を繰り返し ....
さんざめく
ネット詩世界
何も無い
月並みなシチリアーノ聴きながら

お月さまのことを想う

名前の無い夜想曲聴きながら

見ること叶わぬ星に願いを

真昼の薄氷に溶け込む今日も

静かに通り抜けて往く

都 ....
ころころ
ころころ
ころがって

わたしのタマシイ
磨かれたのか

泥だんご
一生懸命磨けば
ぴかぴか光る

艱難苦難
坂道ころころころがって
もうすぐゴールにさしかかる
 ....
わたし、がんばれ。
ひとまえでなくな、
 ひとりでなけ。
しんぱいさせるな、
 たんめいにさせてしまうから。
おねがいだわたしよ、
 もうすこしたえてくれ。
そのさきになにかが、
 か ....
僕の走馬灯をポニーテールの君は駆けるだろう。
その美しいしっぽを揺らし、君は駆け抜けるだろう。
ワイパックス1錠
ジプレクサ1錠
ランドセン1錠
ベンザリン1錠
ヒルナミン3錠

そしてきみの寝息
ぼくが眠るために必要なもの
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは、
、聲を殺して呟いてみよう
すると
ほら、
砂埃をかぶった
詩人のほうからやって来たりして



 ....
背を追われ
背に従いて
青い群れのなかをいく

ゆうべ泣いた
白い顔を伏せ

青い群れのなかをいく

なつかしい
あなたの声にも
少年の顔でふりかえることは
もうない

青 ....
磁石が壊れて
引き合わなくなる

背中を向けた
人たちのように

どうしてと何故を
繰り返す前に

プツリと切れた
空の糸が伸びて

雨が降り
石が錆びて
許さない

 ....
この世界は
空間に
時間を加えて
3.5次元だけど

2次元の平面に
閉じこめられた

3.5次元の世界の情報は

ブラックホールの
エントロピーからの
贈りもの

「ホロ ....
痛覚レセプタ

ちょびひげのおじさん、今でもフィルムの向
こうから笑わせてくれる。拳を振っている。
誰もの幸せのために戦っている。そのときに、
必ず痛くなるものをさらけだしている。 ....
哀しみが蓋を
閉じて転がる

苦い言葉を
胸に張りつけて

風は吹かない
光は裂けてく

汚れたTシャツが
邪魔だと怒鳴る

ここは真っ暗な
洗濯機の中

乱れた心が
 ....
際立つ一本の水銀柱が立ち
僕は眠りから目覚めた

曳航されていく純白のヨット
青い青い水平線

ここは何処だろう?
肝心の居場所がやはり見つからない
いつでもこころに太陽を

そんなこと皆言うけれど

わたしだったらきっとこう言う

いつでも神にお願いを

もしも神さま御座すなら

こうも切なく無い筈と

思いながらも想って ....
黒のお茶に半月浮かべて

トースターでパンを焼く

焼く順番で喧嘩になって

お茶の色で喧嘩になって

バターが切れたと泣いて

わめいて 子どもの朝が

船出する 半月が ....
耳鳴りが気になって眠れない
そう言う君の耳に自分の耳を当てて
同じ耳鳴りを聞き続けた

あれしたい、これしたい
語り合う夢はまだまだある
この年になればいっそのこと
実現しない無 ....
TwoRiversさんのおすすめリスト(965)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
出せ!- クーヘン自由詩7*19-12-17
円環- ナンモナ ...自由詩11*19-12-16
木の- ぽりせつ自由詩319-12-16
違法コピー- イオン自由詩2*19-12-15
無機質な空間- 佐白光自由詩3*19-12-15
雨が- 丘白月自由詩419-12-14
持ち物- ぽりせつ自由詩4*19-12-14
夢紫- 邦秋自由詩4*19-12-13
生活- クーヘン自由詩9*19-12-10
摩耗心- イオン自由詩3*19-11-30
うるさいので- クーヘン自由詩6*19-11-30
すすき- mmnkt自由詩319-11-29
偽物の光と影を借りにゆく(nested)__- AB(な ...自由詩3*19-11-29
冬の朝の光が痛みをうつくしくする- かんな自由詩1419-11-28
さんざめく- 足立らど ...川柳119-11-28
シチリアーノ- もっぷ自由詩2*19-11-28
泥だんご- 美空自由詩319-11-27
わたしへ- WataShi自由詩419-11-27
しっぽ- クーヘン自由詩8*19-11-27
睡眠薬- HAL自由詩9*19-11-27
詩人じゃない- アラガイ ...自由詩9*19-11-26
朝霞- ryou自由詩6+19-11-21
突然- ミナト ...自由詩2+19-11-21
ホログラフィー回路- st自由詩519-11-21
あ、- AB(な ...自由詩15*19-11-19
エコー- ミナト ...自由詩6*19-11-19
覚醒- ひだかた ...自由詩719-11-18
いつでも神にお願いを- もっぷ自由詩2*19-11-18
或る喜劇- もっぷ自由詩3*19-11-18
片思い- たもつ自由詩1219-11-17

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