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「肉」は消費される物だからです。

「魂」は純粋に持続される、とおもいます。が、

「神」は「肉」を知りません。

いつも、それの前にさしだされるのは、

「肉」から離散した「 ....
あ・だむを、つくりました。
あ・かねで、ころしました。
あ・りすが、とりをやいてる。
あ・もんが、ひとをたべてる。
あと・むと、ばはなりました。
朝から蝸牛に じーじー
せみ時雨

けだるさに ぼーぼー
しょげかえる

 …一雨ほしいな

撫でてみようか
なつ時雨
黒焦げの死骸を何体観察したところで、

黒のなかの黒など、みつけることはできない。

さがしている「黒」とは、それはイデアであって、

存在者のなかには存在しないのである。
完成した一日を私は見たことがない。
それを欲求するにつけ気持ち悪くなる。
どこまでつづくのか、この毛細血管内…
現象として
秋らしい
すごしやすい夜
独り
古臭い記述を読む
妻を殺した哲学者か…
なあに
21世紀初頭
政治家の無策で
何人殺されたのだ
独り
闇を吸う
現実と現象には「私」が必要である。
夏になるには科学など不必要である。
「私」が「ああ、夏だ」と汗をかけばいいだけである。
みしらぬ女性に
あいさつした

「知っていますよ
 あなたの事は」

と彼女はいう

ぬるっと
眼球が飛び出し

アジサイの
葉っぱを

はって
溶けた



 ....
凍えるように
寒い日となるようです

四月の二週目というのは

半ズボンでふるえていましたよ
小学校の入学の式では

輝いていたのは訓示する
校長先生の頭ぐらいで

体育館の ....
宇宙の境界には
無限遡及の風が吹いている

考えても 考えても
考えることすら 無化され続けられる頭

やっかいだ ああ
どうしようもなく やっかいだ

知ろうとするとい ....
真新しいものの
誘惑に
戸惑っている間に
いつのまにか
すぎさられてしまうもの
春とはそういう事象
新しいノートや鉛筆が
揃えたくなる
鉛筆削りにたまってゆく
削りくずの香る ....
「花こうてきたわ」
うちの者が、買い物から帰りいう。
カレンダーに目をやって、
月命日の日かどうか確認してみる、
けれどもそうではない…
「非常事態まだでてるやろ」
「しゃあか ....
柿木をみていると、
ふと、以前枯木があったこと
をおもいだした。
おとうさんの髪型がとても
斬新でしたね。
吹きすさぶ疾風に
負けないくらい、よかったです。
ひさしぶりに
ぶたまんたべました
白い皮に
黄色いねりからしぬりました
ふと小さいころが
再現されたようです
一口するほどに
ほどほどに
時が過ぎていって
くれればいいのに
幸 ....
やっと 眠れぬ 暑苦しさも

終わったらしい

空は ひたすら 秋です

鳥肌です 風が吹けば

ページを めくれば

忘れられる

苦しさなんて
牛の歩いた跡が、
「段々畑」のように見える、
そんな肥後のひとつの牧草地。

地上波でなんども再放送されています。

車いす生活者の自分にとっては、
旅行は室内で十分なのです ....
あじさい柄の、
日傘が咲いています。

梅雨の間の、
晴れの日の、

左目が痛みます。
犬にもあるか 仏性が

ウイルスにもあるか 仏性が

AIにもあるか 仏性が
わたしの潮位はあたたかいですか

あの肌のぬくもりよりも

潮汐ふたつ

重ねたりして

潮騒も遠く

弔意をしるべ

さすれば息が上がっても

さすれば息が絶えても
 ....
世界内ウイルスは無数である。

その内の一つが開示され名辞された。

「」は内世界で言語ゲームの対象となりプレーされる。

各プレーヤーは、言語化できるなら「」について、
な ....
変なおじさんは変なおじさんの
同一性をなくさないでいてほしい


公共放送でアーカイブ化されるより
押入れのなかのビデオライブラリとなれ
レタスって
あの
苦味がすきなんです

雨降りあとの
鉄さびのような
あの
匂いもうれしいです

かさを
ぐる ぐる
回してみました


ぐる ぐる
ねこが
丸い手 ....
兎色の
小鉢にヌタ
白みそに
いかと
わけぎとを
あえた
もの
味見の
母の手が
ぴょんと
わらう
寒い窓みとったら
みとったばかりの
顔が浮かんでくる
ずる ずる
おうどん おいしいかぁ
ええ音だして
ずる ずる
いわせやんなあかんで
泣く子も
泣き止み
すう すう
寝入 ....
深く森の闇の香りがします
行き過ぎてゆく人に言葉をかけたりします
つまらない世間話ですけれども
視線はいつも痛いものです
いくどもえぐられているような不安定な
でもそれが欺かれていた ....
小鳥についばまれた 肉は
果実の それであって
ついばまれずに 落下して
芽をいぶきだすのは そのたねである

ある彗星が太陽系外の別宇宙の存在者が
近々 太陽系内に飛来しつつある ....
回転台の壊れたヒーター
この部屋を暗室にしているカーテン

うまい嘘をつく季節風

渡すのか
渡すべきか

この使いきれない肉体を
その本質さえ死なぬ我が魂を
お供えの花を供えても、
同じことです。

強い風の日には。

同じ時間という、
事象はありません。

自分が周っていなくても、
地球は周っている。

白い塩をまきましょう。
 ....
手で計る
針二つをあわせたら
手首の傷にあわせたら
鈴の鳴く
辻の門に
風を捨てました
供養は茄子
TwoRiversさんのナンモナイデスさんおすすめリスト(29)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無慈悲な神の事由- ナンモナ ...自由詩4*23-2-10
報告- ナンモナ ...自由詩5*22-7-27
けだるさ時雨- ナンモナ ...自由詩6*22-7-22
- ナンモナ ...自由詩5*22-4-16
おぞまし- ナンモナ ...自由詩5*21-10-16
すずしい夜- ナンモナ ...自由詩4*21-9-23
- ナンモナ ...自由詩4*21-7-11
あいさつ- ナンモナ ...自由詩11*21-6-16
入学の式の思い出- ナンモナ ...自由詩5*21-4-9
厄介- ナンモナ ...自由詩5*21-4-4
春心地- ナンモナ ...自由詩5*21-3-18
やさしさ- ナンモナ ...自由詩4*21-2-19
枯木- ナンモナ ...自由詩5*20-12-9
ひさしぶりに- ナンモナ ...自由詩6*20-11-5
再帰する秋- ナンモナ ...自由詩4*20-9-15
室内旅行- ナンモナ ...自由詩5*20-7-22
残った夢- ナンモナ ...自由詩12*20-6-9
問三密- ナンモナ ...自由詩5*20-5-12
冥腑- ナンモナ ...自由詩6*20-5-8
「コロナ」ゲーム- ナンモナ ...自由詩4*20-5-6
ビデオライブラリ- ナンモナ ...自由詩9*20-4-4
かさぐるま- ナンモナ ...自由詩11*20-3-20
ヌタ- ナンモナ ...自由詩7*20-2-29
うどん修行- ナンモナ ...自由詩13*20-2-23
杳香- ナンモナ ...自由詩7*20-1-10
プレゼント- ナンモナ ...自由詩9*19-12-25
円環- ナンモナ ...自由詩12*19-12-16
彼岸でもまた台風- ナンモナ ...自由詩14*19-9-23
手計- ナンモナ ...自由詩9*19-9-13

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