犬にもあるか 仏性が
ウイルスにもあるか 仏性が
AIにもあるか 仏性が
澄んで
空は澄んで
心は空に住んで
もう全てが済んで
建てた
果てに立てた旗は
白く
いつまでも脆く
壊れやすい新興は
信号を渡れない
続けなくても続く道は
ずっとず ....
わたしの潮位はあたたかいですか
あの肌のぬくもりよりも
潮汐ふたつ
重ねたりして
潮騒も遠く
弔意をしるべ
さすれば息が上がっても
さすれば息が絶えても
....
銀河の岸で静かな深い鬼は
星の亡骸へ
ほのかに歌をうたっている
忘れられたことも今につながっているのよ
そうして静かな深い愛の鳥は
星の亡骸を
ついばみ
果てを超えて
静かな深い愛は耳 ....
久々に2枚のカード
その内1枚が解凍した
「少し別の世界」に来ている自分に気づいた
この状況下で、別のカードが解凍していたら
「過去」へ帰ることが出来たのにと悔しがる
食卓で食事して ....
0から生みだされた0のような、
1から作られた1のような、
とっても楽しい当たり前がある。
世界内ウイルスは無数である。
その内の一つが開示され名辞された。
「」は内世界で言語ゲームの対象となりプレーされる。
各プレーヤーは、言語化できるなら「」について、
な ....
たとえば
対岸に貴方が立っている光景
声をかけても届かない事実と
合いまったわたしの感情
たとえば
左手薬指の傷
日に日に薄くなっていく記憶と
合いまったわたしの痛み
たとえば ....
根生姜を購入した
なかなかたくましい少年であるが
根生姜ゆえに 品行方正とは云い難い
連れて帰り早速 全身を湯で洗ってやり
{ルビ笊=ざる}の上にキッチンペーパーを二枚を ....
火曜日を素因数分解していくと沢山の小さな火種が残るとのこと。
そんな可愛い奴らが、かつて、地球を氷河期から救ったとのこと。
星、滲む
つまり空には愛があり
あたたかい風、吹いてしあわせ
爪を切る
切って尖らせその頰を
血の滲むまで愛してみたい
夢をみた
天使のような顔をして
わた ....
とてもつらいことがあったとき
暖かいご飯を一口食べて
涙が止まらなくなったことがあったな
生きるって
そういうことだな
ええ、いいわ。
ええ、もう、わたし、死にましょうか?
なぜ、悲しいうたばかり
流れるこの街で
くっだらない日常に
悩まされなければならない?
いつかみた、あの子の詩は
....
世界は薬品用小瓶に入っていた。
そんな朝に動物園でキリンが
生まれたよ。
きみは喜び、驚いた胸の地平線から
太陽がのぼり世界を照らす。
ぼくたちの世界 ....
今夜は雨もしとしと降っていて
もうずいぶん遅いから
誰も訪ねてはこないだろう
だから玄関に鍵をかけて
雨や風が外の空気を伝えてこないように
窓もしっかりと閉めて
ひとりで
瞑想するように ....
{ルビ裸の府=la préfecture nue}{ルビと=&}{ルビ蔦少年=Ivy boy}
夜
おまえの「 {ルビ反=anti}・落椿 」
{ルビ祕密の店舖=magasi ....
止まってるよと言って
時間の妖精が
両手で巻いてくれる
たくさん巻いて
時間の貯金をしてくれる
私は約束する
こんどは上手に使うよと
錆びかけたゼンマイに
妖精の涙が落ちた
....
日差しが 音を立てる
温もりは声になった
私は
明るい気持ちでカーテンを閉める
その歌を知っていたんだろう
光には 影も形もなかった
影や形を愛していた
せっかく夫婦が
ずっと一緒にいるんだから
DVなんかせずに
セックスでもしましょう!
朝から晩まで
やりまくろう!
コロナウイルスをきっかけに
人口減少どころか
逆に増やしちゃいましょ ....
家に帰ってきたお父ちゃんが
おまんこしか言わなくなった
昨日まで真面目な人だったのに
でもそういうこともあるのかなと思った
人間いろんな面があるし
急に別の面が顔を出してもおかしくはない
....
おちつく
おちつく
きみのなんにもなさが
おちつく
おちつく
おちつく
きみのなんにもなさに
おちつく
おちつく
おちつく
なんにもないきみに
おちつく
おちつ ....
水曜日は午後から天気が下り坂らしいのです。
その坂を下り続けて、僕は海底へ帰りたいのです。
今までずっとありがとう
カラオケの最後に歌おう
合格発表で見つけた番号
ラッキーナンバーにしたら
キーホルダーを欲張り過ぎて
ガチャガチャと鳴り始めた
それくらいたくさんの
声を止めて来 ....
舌を絡めつつ
アソコをいじくりまわしても
それは性行為とは言えない
(A+B≠C)
という
スウェーデンポルノ学者
グレタ・モコロナの問い
所謂、ABC予想を
日本人AV愛好家の
餅 ....
そっと隣で気遣いながらも
自由でいさせようと振舞うが
彼女はつまらないと言い
そっぽを向く
あっそうだなと想いながらも
軽いジャブのような葛藤を横目に
これを書くのはどうかしているのか ....
風のつよい朝は
こころの傷が浮かびあがる
神聖な朝日に触れられて
恥ずかしげに
うずうずと傷がうごきだす
傷は
しんぞうから流れる
からだのなかの
赤い悲しみの出口で
....
人生にもゴミ箱が必要だ
私が自ら落とした塵と
人が落としていった塵とがたまってしまうからだ
眼に止まっても直ぐには拾えないが
いつまでも放置しておけない
その内拾い集めてゴミ箱へ
....
鳥がさえずっている
朝の息吹を感じる
そう言えば車も一台ばかり
今日は何をするかな
カタカタと打つこのパソコンの音も
読みさしの本も
私の手でその意味を読み解いていく
ただ、想い ....
つよくなでて
もういわないで
そらがわれたみたいです
わたしもそうおもいます
はやくなでて
もういかなくちゃ
つくりかけのこころです
わたしもしっています
まどがらすをふいて
....
風の夜と雨の夜
一人の寂しい夜に
二人が窓を叩いてくれる
歌う風と踊る雨
僕が眠るまで
二人は庭で宴を彩る
ありがとう
寂しくないよ
今は音が欲しいんだ
ありがとう
おやすみ
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