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庭で夕空を仰いでいると
足下の、少し離れた場所が 
ふいに がさっ と鳴った

古い柿の木から
枯葉の吹き溜まりに
実がひとつ、落ちたのだ

よく熟れた柿は
ほんのりと夕陽に染まり
 ....
目の前の
馬鈴薯と玉葱の炒めものは
たった一枚の皿であれ
時と所により
どれほどの幸いを、もたらすだろう
ジャズを聞きながら
君に手紙を綴っていたら
知らぬ間にアルファ波が
出ていたらしい

気がつくと
時計の針の30分が
あっという間に過ぎていた

願わくば
退屈で長い1日よりも
 ....
優しい声が届かない夜は
深層意識の土に立つ
一人の木をみつめます

夕陽をそそがれながら
ひとつずつ実りゆく言葉の果実は
あなたの部屋に届くでしょうか

この道は哀しみだけで終わらず
 ....
TwoRiversさんの服部 剛さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
柿の知らせ- 服部 剛自由詩8*21-11-18
昭和二十年、或る夏の夕餉- 服部 剛自由詩1020-1-28
純粋な時間- 服部 剛自由詩820-1-11
秋の果実- 服部 剛自由詩6*19-11-4

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