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念仏のかわり自由律俳句書く

夜が明けたら雨はあがっていた

やっと目が覚めてやっと朝食とる

今朝も妻は自作の歌うたっている

苛々として己の病気を恨む

一生懸命だらだ ....
陽があたたか孤心を照らす

氷を口に入れて陽にとかされる私

再出発こころ得てじっと手をみる

再出発の手ぶらでいく

お年玉用意してしずか座っている

煤逃げ、草の刈りさられた公 ....
遠雷や深夜のシンクの銀のいろ


生きている時間が光る梅雨の雷


梅雨晴やギフはお家でお留守番


テーブルの上の湯気かな虹二重


風青しキッチンクロスを干して空


 ....
 捕らぬ狸の皮もたまには杖になる

 情報の氾濫が恐ろしい

 家が一番遠い事もある

 音声と文字以外の言語が最も確実

 暇つぶしは余計に退屈
 虚空の夢計画通り太りゆく

 飽きもせず蛾が電灯に集まる

 鳥の立場で物を語るような悟り

 シンクロする月の光と風のハミング

 目先の退屈に気を取られる
屋根の無い外で虫鳴く午前四時


秋の朝白むくりやの明り窓


湯を沸かす音まで連れて九月ゆく
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

何故だろう独り静かに此処に居る

ゴォとまた街の彼方が唸っている

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
眼鏡してメガネを探す秋の老い

年金が支給されたら風俗に

お父さんいい年をしてもうやめて

欲望がめらめらめらで何恥じる

俺元気元気なんだと老妻に

死んだって灰にはならぬ天狗 ....
山車御輿笛も太鼓も耳障り

お祭りが男と女のはってんば

打ち上がる花火阿呆ら口開けて

露店にはその場限りの商いが

あっちこち喧嘩はじまる祭りだぜ
TwoRiversさんの俳句おすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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