何もかも 大切なものが無くなってしまった時

絶望を感じるだろう。でも希望の光をただ待っていたって きっと何も始まらない。

逃げ道を探すほうが楽かも知れない。

でも それじゃ人間でなく ...
射し込む陽は斜めに
赤と青が溶け合う
海 漂う船

いちめんの暗闇に
生み落とされた光
焼き消された群集の亡霊
その手の中にあるものは―

西風が掻き消す
赤き蝋燭
勝ち得たもの ...
また一つ冬を越せました。

抜け殻にも似た心の
切れ端を無理矢理に
つなぎ合わせて
私はわたしを保っていた、


夜。


誰にも救われなかった涙を
すくってくれたあなたが
...
月に見放されて
太陽に置いてけぼりされて
風に邪険にされて
雨に身体を汚された

死にたかったんじゃない
消したかったんだよ
軒先から滴る雫を
広げた掌に溜めてみて
人影疎らな路上に向けて
高く放り上げてみた

生きる事はつまり
意味を削る事だと
納得したフリをして
今日も繰り返した自問

とうに出た答え ...
言葉は研ぎ澄まされてやがて空になる、という迷信は







 

いまだ空を知らず












飛べずにいる




...
 ?
あなたは白い直線を引いてある水面です。
わたしは、赤い曲線を水面に描き込みました。
其 ...
生意気で大柄で強欲な
回転する物体を
思いきり斧で叩いたが
弾き飛ばされ壁に刺さったまま
落ちて来ない
回転はすぐに元に戻って知らぬ顔
電気仕掛けで回っているのか
...
生きてきた
ということと
生きる
ということを
つなぐ接着剤を探してみた
奇妙なことよと
笑われた

愛だの恋だの
言葉を環にして
誰かの指に通してきたけど
水に濡れた紙のように ...
普段は意識しない夕焼けを
今日は眺めて見たいと思った
前に見たのを覚えていないからか
最後に見た日より凄く綺麗だった気がする

紅い閃光の間を割るように白い雲
少し目が痛かった
なぜだか ...
                    
あなたがいて
華のようなあなたがいて
あなたが動くと、わずかにか ...
一度知った温もりを
失うのが怖くて痛いだなど
余りにも陳腐過ぎて嘘だと思っていた

同じ位置でなくなれば
如何に変わらないつもりでも
離れてしまう事に変わりはない


今迄当たり前の ...
小さな背に
ひしめく羽
いつできたのかわからない傷を
いぶかしげに見つめながら
腕から生まれる世界を放つ
狭い呼吸にせかされるように
傷つき倒れることも知らずに
けして自 ...
小さな人が困った顔をしていた、きっと困っていたと思う


ケチャップでしょうかマヨネーズでしょうか幸せにいつも足りないのは


君と手を繋ぎ星空を眺めていた一面のペンギン畑


自転 ...
 21

アリストテレスと荘子の対話
アンデルセンとジェイムズ・ジョイスの対話
モーツァルトとフレディ・マーキュリーの対話
カフカと稲垣足穂とダリとガウディの対話
地球と月の対話

...
トイレの向こうは僕の知らない世界でした


というより知らない商店街だった
肉屋を始め、魚屋、八百屋と
食べ物を扱う店ばかりが目立ったが
中には薬屋や酒屋もあるようだった
店はどこも活気 ...
二月
君が出てくる夢を見る
一年に一度
二月のおわり
毎年
毎年

そして僕は
心配になる
だいじょうぶかなって
不安になる

だけど今年は
なんでかな
きっと
君にいい ...
春は
思いがけない記憶を呼び覚ます

 フリージアの花びらが揺れていた
 恋に幼い心も揺れていた
 サヨナラの理由を
 頬伝った涙をさらう風のせいにして
 強がる笑顔で背中を見送った
...
殻にこもれば防御は完璧で
そのまま突進すれば攻撃になり
恐れるものなんて無い

でも

君に出逢ってからは
身体を駆け巡る電流には勝てず
君を失うことを
恐れてる

もしよろしけ ...
ぜーんぶ わたし


よるのうたを うたうときも

ひかりのあめを およぐときも

ゆうやけのこだまを きくときも

なないろのかぜを ねがうときも

ほしといっしょに お ...
どうやら魔王は
縁側が気に入ったらしい
老人みたいにお茶を啜り
箱庭を眺めて溜息を落としている

その光景は絵になりそうで
私はそんな絵の中に入り込んで
魔王の隣に座った
魔王の銀髪は ...
お金はもちろん好きだけど
この額の小判に目がくらむような
安い奴は願い下げ
そんなものより
あたたかい
膝のぬくもりが
欲しいから
その 行方知れずの音はどこへ行きましたか?


ピアノが湿った声で歌っています
春の音で外を見てみると雨
足跡がもうつかないくらいに


まだ冷えている鼓動
冬の国が新しい終わりへ
...
夕暮れに刺す陽の光
目を細めながら
少し上り勾配の橋を渡る
川岸にくくり付けられた
名も無き小船
オレンジ色の輝石
水面で少し揺れていた

真中辺りで行き交う車
何となく背を向けなが ...
いつもぐったり寝ているけれど

アナタの夢が 叶う時


ちゃんと起きて

お仕事するよ


ボクが夢を食べるとき

アナタの夢が終わったとき
君が笑った
笑った口元から
白い歯がこぼれた
こぼれた歯は
たくさんの子どもになった
うまれた子どもたちは
道路を掃除した
掃除された道路は
きれいになった
子どもたちがその ...
のどに入ると
いがいがする

目に入ると
涙が出る

口に入ると
感触が残る

それが

青春なのかも。
あなたの たばこの
においがすき

からだに悪いの
わかってるんだけど

思い切り吸い込む

貴方の毒でなら

死んだって構わない。
君を見ていると

こころが

しめつけられるような
痛みが走って

今にでも

この気持ち

丸のみしてほしい。
夜電気もつけない部屋で

ぼくはベットの上で体育座りして

自分の膝を抱えて

泣いていた

何に泣いているのか

わからない

隣でなっている

ガラスでできた

も ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
根性renchu自由詩3*06/3/1 2:03
落日藤村兼時自由詩206/3/1 2:02
私。夕凪ここあ自由詩1*06/3/1 1:22
独白maumi未詩・独白1*06/3/1 1:20
慰安の雨松本 卓也自由詩3*06/3/1 0:55
孵り道a.u.i.自由詩306/3/1 0:36
鳥籠前田ふむふむ未詩・独白10*06/3/1 0:14
回転あおば自由詩1*06/3/1 0:00
間隙を縫うにはアマル・シャ...自由詩1206/2/28 23:59
夕焼け海月自由詩2*06/2/28 23:59
美しい残像                        前田ふむふむ未詩・独白10*06/2/28 23:57
合否亜麻仁蛇未詩・独白106/2/28 23:47
ひとりのとり木立 悟自由詩206/2/28 23:26
幸せバカ男短歌1506/2/28 23:20
「静かの海」綺譚(21〜31)角田寿星自由詩4+*06/2/28 22:39
向こうの商店街美味自由詩3*06/2/28 22:34
2月は夢を見る日朗歩野自由詩006/2/28 22:21
青い春LEO自由詩9*06/2/28 21:24
ポケモン(パルシェンにて)イズミナツキ自由詩3*06/2/28 21:23
ひとつのわたし松本 涼自由詩4*06/2/28 21:17
魔王と出逢った(箱庭に在る恋)イズミナツキ自由詩1*06/2/28 21:17
ポケモン(ニャ−スにて)蒸発王自由詩5*06/2/28 21:17
凍音ふく自由詩006/2/28 21:08
僕のキセキmaumi自由詩0+06/2/28 21:05
ポケモン(スリープにて)自由詩5*06/2/28 20:49
笑うたもつ自由詩806/2/28 20:33
ポケモン(サンドにて)仲本いすら自由詩2*06/2/28 20:26
ポケモン(ドガースにて)自由詩2*06/2/28 20:25
ポケモン(アーボにて)自由詩2*06/2/28 20:24
不良品のオルゴールこめ自由詩3+06/2/28 19:51

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加筆訂正:
霊安室における付加疑問/むらさき[06/2/28 20:52]
「他の動物と変わらないんじゃないの」を追加しました。
6.42sec.