風が吹けば
どこか知らない場所まで
簡単に飛ばされてしまう
あんなに高かった空さえも
簡単に触れられそう
でも、
空に天井はありませんでした。
と言おうとしたら
声は空気に ...
明け方 鉛色 海と空 境界もなく――流れる
震動 路面を噛む 風が切れる 海沿いの道
直線の彼方に消える道
白い塔
プロペラ――回る――誰もいない丘の上
枯草 ホワイトノ ...
ある晴れた朝
えたいの知れない物が
空から舞い降りた
それは人の形をした
人で無い者
リトルグレーのような
クールな知性は感じられない
瞬きし ...
目が覚めたのは夜の事
外は曇りで黒くて不確かで
流されていく人の群
ぶら下がるのは春の夜
淘汰されゆく人の身で
夢見がちな天邪鬼
ぬるく乾いた空白に
砂糖を少 ...
泣けるくらいの悲しみならば
それは言葉にならなくていい
シャウト!
吹き溜まりの街角で、自転車に乗ったおじさんが
何を言ってるのかわからないでいる
イカレテル
そん ...
もう最後のほうは
泣かさないようにって
それだけを思って抱いていた
もう始まりの
熱も衝動もないまま
とても静かに
君を抱いた。
みんないい人のふりをするのが得意で
とりあえずは
いい人を人に見せておく
奇麗事はカード一枚で
ぜんぶ裏表あり
リバーシブル
くるくる替えるの疲れる
あなたが羨ましい
自分のあるが ...
恋愛なんて恥ずかしいと
薄々思いはじめてから
硬い顔になった
10代20代の盛りじゃあるまいし
もうそんな暇じゃなくなって
社会生活ってものに
暇がとられてしまったから
恋愛惚けして ...
『バクは夢を食べて生きているのです』
今日は満月が少し欠けている。
昨日が満月だったのか、それとも明日が満月かは、
よくはわからなかったがけれど
とりあえずカーテンを開ければ部屋の ...
窓を叩く長い雨の音
扉を叩く音に似ている
狭いベットに身を投げて
君が来るのを待っている
狭い部屋に耳を尖らせ
何かの音を聞いている
暗闇を引き裂く雨の音
浴室から流れる鼻歌交 ...
雑然と茫然の屑篭に今日も
放り込んでおしまいにすればいいのに
全部忘れそうなくらいで
意外と覚えていたのだけれど
手の平でMD弄ぶ
未だに聴けない記憶が捨てきれないで
音とか声とか一緒 ...
涙腺にふやけた朝雲が
ぬるく飽和している
もうこれ以上
隠しきれずに
雨滴は春を含んで零れ
しとしと
しとしと
あ、
頬、
ぬるい春を
塗られた頬、の
わたし ...
そっとあなたを見つめる
自分勝手に
わたしは思い出が欲しいの
わたしだけの
だからなるべく気の無いふりをして
あなたに近づいてみる
太古の いのちは
海で 育ち
太古の いのちは
海で 散った
やさしさも
きびしさも
荒波に揉まれた
僕なら
もしかしたら
もっているのかも。
海辺で恋した
あのカップルは
貝殻で
思い出を
作っていった
僕もいつかは
誰かの思い出の
一部に
ううん
思い出、
作っていけたら
いいな、と思う。
からっぽになった頭を
夜風に 掲げて
風通しを、よくする
図太く生きるのは
むずかしいけど
一日一歩
骨太には
生きられそう。
【椿】
花嫁の紅を着飾って
貴方を待っているのです
この純潔が叶わぬならば
首を落として
夢に果てましょう
【水仙】
明後日の方向を見ているのは
白いうなじを見せるため ...
魔王が言った
神にできない事はない
神と対極にある私も
できない事はない
「恋愛は?」
私がそう訊くと
魔王のお茶に涙が落ちた
しまったと思って
私は魔王を慰めた
「空は ...
雨が降る朝に
しずしずとした部屋で目を覚ました
浅暗い色を含んだカーテンと
土を打つ雨の音と
何もない僕と
混ざって出来たのは
不思議なくらい心地良い空気
まだ少し湿っている ...
嗚呼青春の日々が
ゆっくりと螺旋階段を
登っていっているけど
必ずこの階段に
終わりがあるってことぐらい
ぼくは知っているよ
ならこの時間を楽しく
生きていく ...
身長4cmの南国風双児が同時にしゃべる「モスラが来ます」
白鯨に乗ってムー大陸を目指すケメ子と魔将軍ザンニンは、
磁石の力で日本海溝に逃げ込む。
海底2万里は、ペンペン草一本生えない、ぬ ...
車いすを押して歩いた
そんな日があった
Oくんはひざかけをして
「石川さん、こんにちは」と云った
「こんどな お父さんと…奈良いくねん」
寒い道だ
空が透明な血のかたまり
...
川沿いの道を歩きながら
澄んだせせらぎを聞いていると
傍らを
自動3輪車に乗ったお{ルビ爺=じい}さんが
口を開いたまま
骨と皮の手でハンドルを握り
いすに背を{ルビ凭=もた}れて傾きな ...
目の前に桜の老木が立っていた
土の下深くへと
無数の根を張り巡らせ
空へと伸びる
無数の枝を広げ
( {ルビ薄曇=うすぐもり}の雲間から 白く光る日輪が覗いた
太い幹 ...
日曜日の夜
お風呂上りに自分の手を見る
自分の手なのできれいだとも思わないし
お手入れをしなきゃだなんてのも思わない
ただ爪が伸びているなと思うだけ
爪を切るのはお風呂上りという習慣 ...
ふらり
夢がわらった
つないだてが
はなれた
そうして
壊れるまで
みつめていた
再び
わらいあえる日まで
負けたくない
って思ったあの日
もうわかっていた
勝負は時の運などではない
自分が届かなかったということ
信じていた
硬い硬い宝石は
あっという間に砂になって
さらさら零れ落ち ...
さした花が花瓶を震わせ
波紋を作る
波紋は
カーテンの傍を吹き抜ける風と当たり
砕けていく
砕けた焦点を中心に
陽は射す
静か過ぎる朝6時
テレビを付けてニュースが流れる
寝ぼけながらも冷たい水で顔を洗って
朝ごはんは絶対シリアルにオレンジジュース
たまにリンゴかオレンジがつく
牛乳でびしゃびしゃになってシリア ...
クールなのが取り柄
みたいな顔してるけど
本当はそうじゃないよね
知ってる
君のことほとんど知らないけど
それだけは知ってる
それだけで充分だと思う
迎え入れてあげられる
多く ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
今日と言う日と明日と夕日
夕凪ここあ
自由詩
2*
06/2/28 1:14
ルート232
安部行人
自由詩
0
06/2/28 0:54
お空の人
たかよし
自由詩
1
06/2/28 0:51
さよならミルクティ
大城 小町
自由詩
0
06/2/28 0:48
シャウト! (完全版)
ベンジャミン
自由詩
7*
06/2/28 0:13
世界の終わりを抱いて。
杉田蝶子
自由詩
3
06/2/27 23:44
そう
蒼木りん
未詩・独白
3
06/2/27 22:53
夢みない女
〃
未詩・独白
1
06/2/27 22:33
[ 天使と僕(ゆめくい)]
渕崎。
自由詩
0
06/2/27 22:30
忠告音
海月
自由詩
0*
06/2/27 22:21
スティルラブソング
Mélodi...
自由詩
1
06/2/27 21:43
恍惚時間
A道化
自由詩
5
06/2/27 21:30
自分勝手な想い
チアーヌ
自由詩
3
06/2/27 21:01
ポケモン(シードラにて)
仲本いすら
自由詩
1*
06/2/27 20:18
ポケモン(シェルダーにて)
〃
自由詩
3*
06/2/27 20:16
ポケモン(カラカラにて)
〃
自由詩
1
06/2/27 20:15
三花繚乱 其ノ壱
蒸発王
自由詩
8*
06/2/27 20:06
魔王と出逢った(空の色と涙)
イズミナツキ
自由詩
2*
06/2/27 19:48
雨が降る朝に
美味
自由詩
0*
06/2/27 18:35
青春
こめ
自由詩
2
06/2/27 18:03
スーホの白い巨塔
三浦謙樹
自由詩
2
06/2/27 18:02
それぞれの時間
石川和広
自由詩
5*
06/2/27 17:23
玉手箱の中身
服部 剛
自由詩
7*
06/2/27 17:18
木の幹に浮かぶ人影
〃
自由詩
10*
06/2/27 17:17
指先が感じること
とびまる。
未詩・独白
1*
06/2/27 17:07
わらいあえる日まで
佐藤伊織
自由詩
1*
06/2/27 17:03
夢の終り
チアーヌ
自由詩
2
06/2/27 16:56
花
佐藤伊織
自由詩
3*
06/2/27 16:51
サンディエゴ
瀬冬翼流
自由詩
0
06/2/27 16:49
スズキタナカサトウくんへ
チアーヌ
自由詩
4
06/2/27 16:46
6330
6331
6332
6333
6334
6335
6336
6337
6338
6339
6340
6341
6342
6343
6344
6345
6346
6347
6348
6349
6350
6351
6352
6353
6354
6355
6356
6357
6358
6359
6360
6361
6362
6363
6364
6365
6366
6367
6368
6369
6370
加筆訂正:
それぞれの時間
/
石川和広
[06/2/27 20:20]
最終連全面改稿
8.88sec.