桜は傷つくごとに優しく花を咲かせます
うとんじられては優しく咲き
さげすまれては優しく咲き
これ以上優しくなってどうするのかと
桜自身も思ってはゐますが
優しく咲き
優しく咲き ...
薄いピンクの
霊安室に
寝そべった
わたくしは
脇に挟まれた
ドライアイスが
あまりにも
ここちよいので
朝食から
夕食までの
普遍的
日常を
付加疑問的に
考え直す ...
寂しくはありません
だから、振り向かないで
晴れてよかったですね
風が冷たいですね
花の季節まであと少し
手が離れても
あなたなら大丈夫
私も大丈夫だから
羽ばたく時は今
...
放置された畑 咲き並ぶネギボウズ
バコン バコンと
プラスティックバットを振りぬいては
浅緑を空の彼方に弾き飛ばした
なぜそんなことをするのだと叱られたが
ネギボウズの高さが
ちょうど僕ら ...
そこで溶ける人々の道に
石化する人を送り出す空に
いつの間にか帰ってきた人たちの
懐かしい声がただ優しい
私たちはとても弱くなってしまった
工事現場の迂回する
道の分だけ余計に
呼吸 ...
美しいもの。赤々と照り/照らす/夕日。万遍なく空覆う星星。その間に煌々と輝く月。幼な子の肌。蜘蛛の巣に散る雨露。朝露に濡れる草花。
それら、私たちが日々の中で注視することを忘れていったもの。
...
気の抜けた炭酸と
虚脱とほんの少しの感嘆を
瓶につめたら
氷水から出たくないと
駄々をこねたりするものだから
とりあえず
渇いた手の平潤して
酸素と太陽の代わりに飲み干した
天気雨の午 ...
髪を洗う
シャンプーで
指にまとわりつく 髪
流せば
すべて抜け落ちて
頭蓋骨が現れる
その感触を
確認しながら
両手に少しあまる
この頭蓋骨の中に
詰まる 私
今日を 明日 ...
如月や黒いソファーに横たわるあなたの影も微笑んでいる
ゆく船のゆくえわからぬまま岸でぼくらが録音されていた夏
ケイタイを缶コーヒーのように振るきみはまだまだ宇宙に鳴れる
...
ならなきゃいけない者になれなかった人がいる
やりたくない事をやらなきゃいけない人がいる
一体この世界は誰を中心に回ってるんだろうなぁ?
なあ、いい加減教えてくれないか?運命とやら
俺達 ...
ミエナイコト…
壁のない道を歩く
そのことに恐れを抱くけど
生かされているコトに
意味などあるのか
皆帰る場所があるから
早く死んでもいい
でも、死体になればドライアイスで冷されて腐 ...
ひとつひとつ、はげしい輪廻のあとに、夜は摘み取られてゆく。現世の庭にしどけなく積み重ねられた夜の鏡像は、大地の核に至るまで、ことごとく破壊されている。光は輝くことをやめた。色彩はひろがることをやめた。 ...
大事なことは
ことばにしては駄目なんだ
ことばは
写真のように伝えるけれど
ことばの力は
限られていて
ことばにしては駄目なんだ
私は
今日もことばをたどっている
そこに ...
*
幸せなら手を叩こう
部屋の中で 便所の中で 電車の中で
幸せなら手を叩こう
朝焼けの街で 夕暮れの街で 星月夜の町で
**
教会の中で祈りを捧げる人々
幸せそうじゃな ...
*
本当かどうかは知らないけれど
アメリカーナのおまんこは良いらしい
本当かどうかは知らないけれど
そう聞かされた事があるんだ
夜明けと共に飛び起きて
陽が沈むまで抱きまくる
パパも ...
パイレーツはおっぱいに関係があると思っていた
でも本当は関係なんて微塵も無かったんだ
白にはどんな色も似合ってしまうから
僕は白が羨ましい
ガードレール
どうってことのないカーブだった
緩やかな曲線が空に続いているなんて
今でも信じていない
あいつは
小学 ...
あなたの論理ばかり振りかざす唇と
抱きしめるのを止めてしまった腕と
ちゃんとあたしの話を聞かない耳と
まっすぐ見つめ返さなくなった瞳を
角の八百屋でみかんと交換して ...
http://www.geocities.jp/by_kamome/ashitasora.html
画像多用のため、↑のURLまでお願いしたいと思います。
よろしくです。
「1.せつなさとゆう魔物」
せつないとゆうことばをたどれば、刹那に通じるのだろうか?それとも漢字そのままで、切ない、つまり断ち切れないってことかしらん?とゆうことをチョコレート頬張りながら考えて ...
生身の女に触れたことがない。
画面の向こうだったり、ネットの向こうに女がいる。
女の中に入っていくのは生まれ出た瞬間から所詮無理なことで。
いくら触ろうとしたって遠ざかる。
そ ...
僕の右手には優しさがにぎられている
だから僕は人と握手をするときに右手を使っている
僕は右利きだから右手に優しさをにぎっている
それは誰かに優しい気持ちを伝えてくれる
だから僕は左手を隠している
...
見たこともない黒い服来た人間が
後ろから追いかけてくる
銃を乱射してくる
はぁはぁと息をつく間もなく
私は走って 走って 走って 走って
あ あし 足が
上が ら ない
...
ゆったりと流れる川辺で
岸壁の色とりどりの地層を眺めながら
時折感慨深げにふむふむとうなづき
岸壁から剥き出た様々な石に
そっと耳をあててそれから
ぽくぽくとトンカチで叩いてみます
何 ...
らぱっパー
コードネームは最後の晩餐
会議室は自販機前
心頭滅却クーラーいらない
大掃除は3ヶ月回
1ヶ月後にはゴミ屋敷
ラッパパー
ナンバーワンよりブービー賞
ノー天 ...
チュー
初めてのチュー
君とチュー
レモンの香りじゃないけど
ちょっとだけ磯臭いけど
もういっかいしたい
もういっぱいしたい
やっこくて
きもちいい
チュー
君 ...
見つけた
微かに光る星の光りを
何億年何光年の過去の光りを目ににする
このごろ
ちいさなことで
くよくよしてた
大宇宙からみたら
ほんの小さなこと
雨のよく降 ...
いつまでも、それを手に入れたいと
弱々しい手で、僕らは汲む
井戸の底に微かに照らし出される
月の光の輪郭のようなものを
楽しいといっては ひとつ汲み
愛しいといっては ひ ...
うるうると ながれては こおりにかえり
うるうると みたしてゆく
つちを かぜを
たちのぼる霧は
こおりをむすび
春待つ木々を
冬に還す
光 ...
仰げば、尊く
遠くなっていくものごと
開いた地図をそのままに忘れて
私はその上で煙を吐き出す
眠る寸前の夢の揺れ幅
いつも、届かないものばかりだ
色の坂、そんな途中で
君はガ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
■桜風(朗読あり)
三州生桑
自由詩
4
06/2/28 18:42
霊安室における付加疑問
むらさき
自由詩
4*
06/2/28 18:33
旅立ち
姉山右京
自由詩
3
06/2/28 18:02
少年のまま
佐野権太
自由詩
16*
06/2/28 17:08
往復書簡
霜天
自由詩
7
06/2/28 16:47
美しいもの
竜一郎
散文(批評...
1*
06/2/28 15:47
透明リアリスト
Mélodi...
自由詩
0
06/2/28 15:16
洗う
かがり
自由詩
6
06/2/28 13:37
butterfly
本木はじめ
短歌
10
06/2/28 13:09
玩具の楽園
腰抜け若鶏
自由詩
3*
06/2/28 11:00
還すこと
*くろいうさ...
未詩・独白
0
06/2/28 10:59
内在
葉leaf
自由詩
13*
06/2/28 10:43
大事なこと
uminek...
自由詩
7*
06/2/28 10:37
幸せならパンツを脱ごう
虹村 凌
自由詩
3+*
06/2/28 8:45
朝だから
〃
自由詩
0
06/2/28 8:37
キムジョンイルはサノバビッチ
〃
自由詩
1*
06/2/28 8:33
ガードレール
ベンジャミン
自由詩
4*
06/2/28 8:21
*四点セット*
かおる
自由詩
9*
06/2/28 7:58
あした ね、せかい、が なく、なる、の
美里和香慧
自由詩
3
06/2/28 7:58
「1.せつなさとゆう魔物」
uminek...
散文(批評...
9*
06/2/28 7:53
生身の女
花丸ぺけ
自由詩
0
06/2/28 6:11
僕の右手には優しさがにぎられている
ベンジャミン
自由詩
5+*
06/2/28 3:50
壁
瀬冬翼流
自由詩
1
06/2/28 2:58
川辺にて
shu
自由詩
3
06/2/28 2:33
らぱっパー
りょーーーー...
自由詩
0
06/2/28 2:04
萌L
美味
自由詩
1*
06/2/28 2:01
弱き自分を慰める詩
炭本 樹宏
自由詩
4
06/2/28 1:58
僕らは海にまぎれて
たりぽん(大...
自由詩
13
06/2/28 1:58
うるうると
紫翠
自由詩
9*
06/2/28 1:50
仰げば、尊く
霜天
自由詩
3
06/2/28 1:47
6329
6330
6331
6332
6333
6334
6335
6336
6337
6338
6339
6340
6341
6342
6343
6344
6345
6346
6347
6348
6349
6350
6351
6352
6353
6354
6355
6356
6357
6358
6359
6360
6361
6362
6363
6364
6365
6366
6367
6368
6369
6.02sec.