えれぴょんの
最大の魅力は
十代にも関わらず
その溢れんばかりの
母性にあった
ママ
ママ
おっぱい
と
甘えてみたかった
えれぴょんのいない秋がくる
しかし、そもそも
...
楚々として差し出される菊花
苦しみを経たのちの安堵のように
わたくしのからだの深みから
心の深みからも香りは立ちのぼる
気がつけば時雨
寒さ益す時雨の屋根打つ音が
薄闇をつつむ部屋の隅 ...
溶け出す恋は
まるでチョコレート
甘い香りに酔ってしまう
君のハートは
まるでアイスクリーム
甘いくせにツンツン冷たい
一口舐めて溶かしてやろう
とろとろと流れ出すまで
感 ...
真冬の寒い日
葉がすべて落ちて
魚の骨が起立する
銀杏並木の坂を
ゆったりと降りて行く
僕は何の理由か気づかずに
気づかないまま
躓いてしまった
小石一つ無い道だったはずなのに
...
今日の私は
聞き上手
2時間半黙って聞いて、
30分話した。
要約、
質問、
否定、批判、
助言、アドバイスはしない
久しぶりに
有能な人に
情熱的な人に
会った。
...
大きな男だった
それはもう、とても
お前は知らないよ
たいしたヤツだったんだぜ
大きな男だった
それはそれはもう、とても
お前には解らないよ
二十歳が最後だったから
会いに来い ...
僕は東京小金井市に生まれ
物心ついてからは
ずっと横浜なのに
なぜか一週間に一度は
昼にお好み焼きを
食べていた
きっと友達の家も
同じなんだろうと
ずっと思い続けていたけれど ...
やさしさを捨てる課題に明け暮れていた
あなたは拾ってとどけてくれた
誰にもはちあわない海底トンネルを失踪する野ねずみの惑乱、分岐点を走りぬけ迷宮のままどこかのダムが決壊する速度を待っていた。汚 ...
汚い暖炉の横にめがねを置いて彼は手でこめかみを押さえた。何度も激しい頭痛が彼を襲っていた。
「フォードル。目を開けろ」
膝をつき、半目で床の上を見ていたドストエフスキーの視界に獣のような足が現 ...
あなたがその笑顔を見せなかったのは
きっと私を困らせないために
あなたがその声を聞かせなかったのは
きっと私を苦しめないために
一人がこの世に増えること
それは太陽の現れのようで
...
脳がねばっとして、何も手につかない。床には数日前に嘔吐したウィスキーとその日に食っていた食べ物が、吐き散らかされたままで、悪臭を放ち、部屋から抜け出るとき踏むと足に粘りついた。ただ拭きとればいいだけ ...
よろこびにはちきれんばかりに、チアリーダーが嬉しそうにポンポンをふるようにイチョウ並木全体がゆれ動いている。その葉陰にハエが一匹ひそんでいても誰が気づくだろう。ハエには風によってイチョウの葉が揺らさ ...
あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
あの時あそこで何をどんだけ食べたとか
そのあと誰かと湖の閉鎖中のボート乗り場で
かなりきわどいところまで乳繰り合ったとか
そんなことど ...
「不自由になるの」
そう笑った 君は
僕と目も合ってないし 苦笑いだった
「期待していいのかな?」
そう考えた 僕は
友人のことを思い出して 今の言葉を取り消した
「ピアノ ...
100905
いつかの
間違いのない期間を
充実させた大型の骨組み
シロナガスクジラからコクジラにイルカ
8月の醤油樽は乾ききって ...
真に円いものなど
何一つとしてありえない
にもかかわらず
孤独を円く円く
よりやすらかなかたちへ
よりあたたかなかたちへと
僕はひどく愚かだった
とはいえ限りなく球体に近く
蹴っても投 ...
お菓子はね、子供や、それから男のためにあるのよ。
甘いお菓子のにおいに騙された子供は従うようになります。
とろけるようなめまいの中で男は幸せになります。
子供も男も基本は同じです。
ホームメイ ...
悲しい歌ばかり歌っていた
ひかりもなかった
影もなかった
本質ってなんだろう
悲しい歌ばかり歌っていた
人間に進化した猿とそうではなかった猿
その違いは森からでたか ...
早朝に雨が
鳴いている
目覚めもままならない夢現の耳元を騒ぐ
水の弾きと滴り
薄暗い窓辺は濡れたまま空を映す
うなだれ余した昨日までの日照りが
一清されるように流れる中で
肌を掠める ...
足音は雨音に紛れ
身体は真夜中に紛れる
微かな人とすれ違うが
みな傘を手に雨よけに夢中で
真っ直ぐ歩いていく
傘を手に飛び出てはみたが
差す差さないで迷ってしまう
肩へ着地した滴 ...
一定、一定の過去を創りだす
わたしの
しんぞうのうらがわの、
思想力と安楽死を求めてる、
わかく
やわらかく
なまぬるいそんざいかん
…
宇宙葬に関わっては、
いまだ周囲 ...
私の小さな声が聞こえますか?
この小さな息づきが聞こえますか
心臓を
守って
眠っている
今にも落ちそうに
大きく揺れている 鈴の音は
広すぎる世界の隅々まで
響き渡らせるには ...
枕元のバス停に
バスがとまる
幽霊たちが降車してくる
薄目で見ると
いつもと同じ顔ぶれ
時々人数が違うのは
シフトなどの関係だろうか
幽霊たちは寝ているわたしに気を遣って
...
さて、ここへきてやっと私にもためらいが生じてきた。
どうも自分が何を書けばいいのかがわからない。
どうすれば私のこの混沌は整理されるのか?
大体このクソたわけた文章を投稿している事自体の正否の判 ...
頭に思い描いていることが
すべて自分の思い通り
目の前に実現したら
それは楽しいことに違いない
でもそれは絵空事で
現実はいつでも
自分のやろうとしたことと
結果として現れること ...
判事の手から落ちたりガラス粉
森の極みに眠る彼の父
鳥の尾の翻る間に雲変わりぬ
雲の語りは地に届かじ
ミートパイ裂けり三角四角にて
暗き食卓咳き込む母親
忘れられた僕忘れ ...
私を叱った検察官と町で会う向こうは私の顔を忘れて
勉強の合間に聴いた音楽と外を吹く風重ねて聴いた
駅前を歩く猫がさっと走るそういう感情がふと湧いてきた
思想からさらに思想へとはしごし ...
土屋さん まだ妊娠可能ですよ
あぁ 卵子が見えますね
内診を終えた
主治医はとうとつに言った
あたしは
とまどった
もう 成人した子供を持つ
あたしが
妊娠可能とは・・・
...
ミルクに近い月の光り
アイス珈琲に混ぜた夜
深夜放送に明け暮れた
忘れたはずの夜の落し物
風からまる腕で抱きしめていた
倒した知恵の杖
指す道を倒れながら倒れながら
...
きょうは 間に合った
帰り道
この街のタワーは
光って 迎えてくれた
紫色だ
明日も晴れだ
緑は曇り
青は雨
天気予報タワーだ
タワーのある街に住んだのは
初めて
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
えれぴょん
真山義一郎
自由詩
6
10/9/5 21:46
菊花
非在の虹
自由詩
0*
10/9/5 21:34
チョコレート・ラブ
うずら豆
自由詩
3
10/9/5 21:26
友ー躓きー
……とある蛙
自由詩
9*
10/9/5 21:18
満点パパ
ペポパンプ
自由詩
3*
10/9/5 21:14
大きな男だった
トキハ スス...
自由詩
1*
10/9/5 20:51
さようなら大阪夫人よ
花形新次
自由詩
1*
10/9/5 19:56
過失も、贅沢なわたしたちのまえには
乾 加津也
自由詩
4*
10/9/5 17:52
貧乏人は魂を売れ!
(罧原堤)
自由詩
1
10/9/5 17:06
小さな小さな、小さかったあなたに
邦秋
自由詩
2*
10/9/5 17:03
チワワみたいに小さくて
(罧原堤)
自由詩
1
10/9/5 16:07
蠅車掌
〃
自由詩
0
10/9/5 16:04
あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
10/9/5 15:16
炎のドレス
薬堂氷太
自由詩
2*
10/9/5 14:44
うろおろのむし
あおば
自由詩
6*
10/9/5 14:43
○
豊島ケイトウ
自由詩
12*
10/9/5 14:04
お菓子づくり
西日 茜
自由詩
8*
10/9/5 11:54
森からでた猿
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/9/5 11:54
秋雨
見崎 光
自由詩
4*
10/9/5 11:04
こもり うたう
佐々木妖精
自由詩
7*
10/9/5 11:02
平方に曲げて
usoni
自由詩
9*
10/9/5 10:43
鈴鳴り
Akari ...
自由詩
4*
10/9/5 10:36
幽霊
たもつ
自由詩
9
10/9/5 10:24
お前が世界と戦う時は
テシノ
散文(批評...
0
10/9/5 8:31
How To Live
寒雪
自由詩
0
10/9/5 8:19
tanka
葉leaf
短歌
2*
10/9/5 7:33
〃
〃
短歌
3
10/9/5 7:33
オンナとして
森の猫
自由詩
1*
10/9/5 6:01
月夜も欠けぬ時を見つめ
北星三天
自由詩
1*
10/9/5 5:56
タワーのある街
森の猫
自由詩
4*
10/9/5 5:39
3766
3767
3768
3769
3770
3771
3772
3773
3774
3775
3776
3777
3778
3779
3780
3781
3782
3783
3784
3785
3786
3787
3788
3789
3790
3791
3792
3793
3794
3795
3796
3797
3798
3799
3800
3801
3802
3803
3804
3805
3806
5.21sec.