カーマスートラの秘宝で僕は雁字搦めになった
純白のドレスに君は緑
鉄の巻尺がステンレスよりもよわく
硬さがたりなかった
ぼうぎゃん
エッフェル塔のバイオリンが
レモンのよう ...
あんなに月といっしょだったのに
金星はひとりぼっちになっていた
でもそれは
俺の見えている世界だけのお話で
じっさいはなにも変わらないよな
流れ星だ!しばらく見つめていた ...
淫らな流し目の猫
竹を割ったような気性の蟻
みんな
仲間
らしい
一刻も惜しんで鳴く蝉
跳ぶべき瞬間を待ちかまえる飛蝗
溜息をつく鶏
みんな
繋がっている
らしい
人間を ...
星の虹が
路を馳せる
無と刹那
指と指の差
曇は飛び去り
岩は残る
暮れの雨の手
無数に押す手
夜が夜になるときの
色とにおいの減り具合
音 ...
シータは
厚手の緑色のワンピースに
毛糸のタイツ
フェルトの帽子を被り
猟銃を担ぐ
狩りに行く
シータは今年で43歳
夫は30歳の頃に他界した
昔はよく二人で
山の中に入り
鹿 ...
片手間で
爪を塗る彼
片手まで で
諦めた
根性無し
「キキナレテル」
左手だけの塗られた爪で
平気で女を
殴る
殴る
平気のヘイサで
しごく
しごく
別腹だって
ほざく ...
「死にたくない」と
悲鳴をあげてあなたが言う
そんな姿を見ている私の近くで
「死にたい」と
自ら命を絶つ人がいる
「死にたくない」と
死ぬ思いで戦っている
そんなあなたの言葉の先で
...
どうして真夏に雪が降ったらいけないのかわからないけどいけないらしいんだ。
そんなことを考えてたらぼくってそれに似ているかも、なんて思った。
いけないのはぼく。異常なのはぼく。わがままなのもぼく ...
遠く山の{ルビ頂=いただき}で
待ち焦がれた炎は消え
緑立つ少年の波は
今や金色の秋に燃え
激情は嵐を忘れ
ただ思い出を吹きすさぶ
燐光、空たかく
せいのびせども
つまさき立っても ...
わたしがわたしをいう
みどりごの茂みがでこぼこの洞穴に落ちこむ
そこで
太陽は負のみなもとを活着させてしめつける
「朝がこないよ母さん!」
ブイと灯台をひとつひとつつむぎ囲んだ海岸線で
...
女とカネの話以外はもうここでするな
一生働かないで済むほどの大金が俺は欲しい
誰でもいいからとにかく女とやりまくりたい
住まいはワンルームのアパートで構わない
食う物も吉野家とかコンビニで全然 ...
夏に生まれた冬子
季節外れのお前は
まがいものだ
でも愛してるぜ
やらせてくれ
冬子お前は
どうしてそんなにも
不細工なんだ
乳を丸出しにしていても
全然そそらないんだ
でも愛して ...
いいことを考えた
俺は今からこの接着剤で
お前らの瞼を完全に封鎖する
そうすればお前らは盲目だ
もうなんにも見えなくなるから
もうなんにも見なくていい
見えない物を見ようとして
見えずに ...
先走る
先走る
先走る
気持ちとは裏腹に
回転の足りない脳みそ
ここにいるのはおれ?
あそこにいるのはおれ?
中身はからっぽ?
ダミー人形?
見た目は ...
“本当の私なんていない”
切り分けた
グレープフルーツを
かじりながら
ふと思う
Who am I?
キッチンの小さな窓から
果てしない世界が見える
すこし肌寒いこころ ...
ダウナーだね平気かいと
誰かが言う
ダウナーじゃないよ大丈夫さと
僕は答える
そうかなら良いと
何に納得したみたいに満足げにそっぽを向く
笑わせてくれるよな
笑いながら煙草を吸う
...
もし俺が死んだって何も悲しむ必要は無いさ
俺は世界になるのだから
俺が死んだその時に
普段見逃してしまうような事も捕まえればいいさ
地平線の意味
水平線の彼方
ありとあらゆる単 ...
鼻に残る塩素
焼ける様なプールサイド
夜店の賑やかな香り
焼きイカとトウモロコシと
空を目指す緑
静寂の銀杏
日差しの暑さを拭う風
登校風景の賑やかさ
透明をはらんだ光と影と
百 ...
僕は30億かけて僕を改造する
命の値段がそれぐらいだときいた
僕は今の僕をまっさつする
いそがないといけない
時間がないんだ
僕の呼吸の一回いっかいが地球を汚染する
そんな夢が終わらな ...
つよくなってどうするの?
つよくなったあとどうするの?
花を咲かせてどうするの?
花が咲いたあとどうするの?
過去は変えられないけれど
じぶんと未来は変えられる
...
{引用=
( 乾いた木のままでは つらいのです )
( 秋がやってくるなら なおさら )
通り雨の大粒な なみだのような冷たい滴に
もうこれで 夏が終わるのを知りました
すぐにや ...
恐竜は鳥になってしまった
大空を羽ばたくかわりに
偉大さをなくした
朝 にわとりが声をあげる
恐竜の飛べない子孫が
景気よく声をあげる
より大きなものを知るためには
偉大であって ...
やさしさを込めたはずの言葉の前に
氷のように冷たい壁を感じるのは
わたしの中の本当だからです
どうしても感じずにはいられない
わたしの中の冷えきったもの
それが目の前に在るのです
...
私は
私の肉体を
持て余している
父の精子と
母の卵子が結合した
残骸だ
午前三時
肉体は
静かに意思を持つ
捨てにいこうか
いつか
抜け殻になる
...
もし
とりになれたなら
いけるだろうか
そのばしょへ
もし
とりにうまれたら
なくだろうか
そのこえで
もし
とりがしんだなら
くりかえすだろうか
おなじかな ...
触れるのはまだすこし怖い
けれどずっと見ていたい
近くに来ようと 遠くへ行こうと
わたしにはすぐわかるのよ
あなただけを見ているから
手をつないで キスをして
緩やかにあなたを包んで
...
もう
酒と煙草しか
愉しみはなくなった
それから詩
鼻で笑われてもいい
あまえんなと
卑劣に
罵られてもかまわない
ただ、これだけは
どうか私から
奪わない ...
ばーかばーかと
目を覚ませと
正論を叫び続けても
あなたに泣いてしまう
公園を散歩すると
光が溢れている
私の闇ではなく 光が 駆け回っている
子供は連れ立っている
私は行かなければならないのだろう
明日は 空だ 私のトランクを
待ってくれないから
...
浅く、深く
とめどなく流れる河のように
私は呼吸をはじめる。
誰かの指図ではない。
自らの意思かは怪しい。
けれど、
生きる
為に必要なステータスは
自然と脳から指令が出されて
運動神経から伴 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
どこも和楽
マサトシハラ
自由詩
0
10/9/3 22:45
流れ星
吉岡ペペロ
自由詩
5
10/9/3 22:22
人間と私は仲間なのか
曲がり屋レオ...
自由詩
0
10/9/3 21:56
夜やまぬ夜
木立 悟
自由詩
5
10/9/3 21:15
生る
Oz
自由詩
0
10/9/3 20:40
寝不足
錯春
自由詩
1
10/9/3 19:43
理不尽
空美
自由詩
3*
10/9/3 17:19
真夏の雪
ゆうと
自由詩
1*
10/9/3 17:15
あまりりす
瑠王
自由詩
4+*
10/9/3 14:53
わたし (ご利用は計画的に)
乾 加津也
自由詩
3*
10/9/3 14:48
大富豪
セガール、ご...
自由詩
2+
10/9/3 12:35
秋夫
〃
自由詩
0+
10/9/3 12:34
高尾
〃
自由詩
3
10/9/3 12:33
おれ
寒雪
自由詩
0
10/9/3 12:23
Under the blanket
Akari ...
自由詩
1*
10/9/3 11:15
ダンツカダンダンダウナークリープ
虹村 凌
自由詩
2*
10/9/3 10:42
饒舌ダウナー
〃
自由詩
1*
10/9/3 10:40
残像
プル式
自由詩
0
10/9/3 9:54
変身願望
朧月
自由詩
1
10/9/3 9:21
結婚してた記念日
吉岡ペペロ
自由詩
5+*
10/9/3 7:51
ピノキオ
月乃助
自由詩
12*
10/9/3 7:20
恐竜は鳥になってしまった
佐々宝砂
自由詩
6+*
10/9/3 6:28
氷のように冷たいもの
ベンジャミン
自由詩
4*
10/9/3 4:37
蝉
小川 葉
自由詩
0
10/9/3 4:23
もし、とりになれたなら
〃
自由詩
2
10/9/3 3:58
オイオトシ
nick
自由詩
2*
10/9/3 3:57
愉しみ
小川 葉
自由詩
1
10/9/3 3:32
ヒーロー
tam
自由詩
0
10/9/3 3:13
イタリアから出る移動日に
番田
自由詩
0
10/9/3 2:33
呼吸。
et cet...
自由詩
0
10/9/3 1:37
3769
3770
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3772
3773
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3788
3789
3790
3791
3792
3793
3794
3795
3796
3797
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3800
3801
3802
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3806
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5.88sec.