夜の静寂の中
白い天使が
舞い降りる
微笑む

肌を重ね
時を重ね
食事を重ねる。
生活を重ねる。

朝起きる。
タバコを吸う。
コーヒーを飲む
仮面を被る。
君がいなくなってから
心の中は空洞だ
君の大切さが
分かる。

側にいてくれたら
落ち着くのに
話を聞いてくれたら
明るくなるのに

君は無限の俺を
引き出してくれる。
君は注 ...
運転免許は持ってない
船舶
重機も持ってない
空を見上げてやるせない
煙草の煙も舐めれない

ああ

ロハスって言うな!
虚弱なだけ

カルトって言うな!
皮肉屋なだけ

...
私の神様を殺したのは私だったような
それとも世界だったような

どちらにしろ
全てが台無しになって
しばらくは半狂乱で
泣いていた


もう一回つくらなくちゃ
私の神様
浜にあげておいた
古い舟は
帰ってくると沖に流されてしまっていた

海を眺めると
海面を文字が跳ねていた
潜ったかと思うと
再び跳ね上がる
いつまでも跳ね続ける
不完全な単語の
文 ...
文=まどろむ海月   絵=彩也香・M

{引用=

   二人の人間が死ぬと、一匹の猫が生まれる。だから
       猫の目は 時々 左右 色が違う。


...
彼女の結婚相手は気を病んでいた

彼女はアンデルセンもそうだったのだと言って

信仰している宗教の話しをはじめた

ぼくにはどれもが遠い気がしていた

あんまり一生懸命お祈りするもんだから

仏壇にむ ...
白々とした蛍光灯
清潔な薄いグレーの床
僕の影を映し出す

ツンと香る消毒アルコール
ナースが忙しそうに動いている

『ああ、病院に居るんだな』
と思う

不安げな患者達は
診察 ...
小さな弓矢に込められた

小さな想い



幾たびもひるがえる

風の子たちのはしゃぐ声が響いて



始まったばかりの午後は回り出す



カーテンとカーテンの ...
ゆっくり溶けていく

わたしのからだを するりすり抜けて



なまぬるい温水のなか

ふつふつと 哀しみが込みあげる



広がる波紋 透けた泉の底に

あの日とは違 ...
 捨て猫あいさつしない

 ビール缶から雨水こぼれた

 扇風機の首が折れる

 夜が地べたを這っている

 高層ホテルが墓石

 夜中が地下を新たに作 ...
ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!!ごめんなさい!!!!!と100万回唱えていたら、
ごめん ...
朽ちたこの身体に 縫い付けているだけの
手足で今日も 街を這うよ

ギリギリのところまで行って 何も無かったら
それはそれで いいのだけれど

ただ体だけが疲れていて
唯一、身体と繋がっ ...
箱の蓋閉じて鍵してリボンして…溢れてこないで君との思い出 人の心に
真理などありはしない

されど 皆
自分の心に
真理を求める

絶えず変動する心に
真理などありもしない

単純な不自然に
気づけば
人は救われる

闇のなかで
...
{引用=


毎日の上に広がるパレットへメジャースプーンで注ぐ「あいして」




真夜中のキッチン。白い左手がメジャースプーンにたどりつけない。


はかっても、きみの口にはあ ...
{引用=


甘苦しい鼓動と呼吸で輪郭を肥らせていく小部屋にいます


焼けついた涙の痕を剥がそうと掻き毟ってる深爪の指



(吐いた息、吐いた涙、吐いた嘘 ぜんぶぜんぶきみだけ ...
つらつら考えるに、
宇宙空間では色々な実験を行なって来たそうだが、性交はまだなのではなかろうか。
あるいは極秘裏だったのかも知れないが、「未確認飛行物体」程度の眉唾リークもないからには、宇宙ステー ...
愛だ愛だと
実のない喧しさを尻目に

繊細であるが故の傲慢さを持ち
無欲に満ちた私欲を身に纏う

君の
横顔

溢れたから弾いたんだ
怖いから目を逸らしたんだ

君の
無 ...
   15  ひしゃげた心のクラゲたち

 二つの影が夜空を走っていた。谷の亀裂のように。谷。それはどこの谷でもいい。世界の名所などではなくともいい。ニューヨークの崖でもいい。そこでは少年がルアー ...
いってらっしゃい、には

いってきます、だろう

でも

おまえからのそれには

いっております、になってしまう

ただいま、は

たんなる帰宅のことばではない

ふたりを日常にからめとってゆく

魔 ...
彼女の結婚ばなしを口に手をあてたまま聞いていた

彼女の逡巡や覚悟を聞いていた

その訓練は五年間積んできたはずだ

身動きもとれずに聞いていた

あなたが傷つかない相手なんて、あのひとしかいないよ、 ...
 まほろばのことなどもう忘れました。まやかしの術ももう使いたくありません。あやかしの霧が晴れたとき、人々の心は深く傷ついているのですから。私はもう微笑みません。ほつれた髪の毛を鼻先にもっていくことはあ ...  燃えさかり叫び狂い苦しむたましいの雄たけびはこの世への憎さ、うらみつらみだけからもたらされていたのか。負の感情もなくなり、もはや若くない。嘆く資格も、そんな自分に酔うルックスも、ゴールド免許もなにも ... 家を呑んだ水の明るさ
羽も来る 声も来る
何もかもが
無言のまま来る


言い返せない風が集まり
壁の一部を砕いては持ち去る
こぼれた文字やかたちから
姿の言葉 起ち ...
ある日
彼と彼女の間に
見ることの出来ないインクで
果てしなく続く
一本の境界線が


伸ばせば繋げた手も
近づけば触れられた唇も
境界線が弾き飛ばす


今までと
...
紙をたたんで、小舟を浮かべて、
わたしは出発した。
人のかたちをするものになろうとして。
その指を切り落とすと、指に指の、
その目をえぐり出すと、目に目の人格が、
一つ、与えられる。
そし ...
何ですらも思うことは無い絵の    
色々な絵が 毎日に 
色々な私の 絵を立てかけている 
そこに 描いている犬に 立てかけられている 


遠くに何かが飛んでいる
そばを歩いていく  ...
バイク


頭の後ろでバイクが走りだす音を聴いた
静かに聞き流し自室へと歩いた

少し経って、今更ながら

不覚にも

あぁ、帰ってしまったのか

と、小さく頭の片隅で呟いた
...
砂浜に薔薇をさして朝を待ってる鳥一羽分空があいてる



星よ私は君であったのに光が欲しいと夜にないてる



朝焼けが落ちていた拾うと歌だった捨てると{ルビ朱鷺=とき}色の貝だった
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
微笑む天使ペポパンプ自由詩2*10/8/29 19:28
シルブプレ(S.V.P.)自由詩2*10/8/29 18:51
俺の名前など知りたくもない錯春自由詩210/8/29 18:25
幼児退行tam自由詩110/8/29 17:41
AB自由詩410/8/29 17:21
絵本「猫たちの肖像画」まどろむ海月散文(批評...5*10/8/29 17:15
神様はいるのだ吉岡ペペロ携帯写真+...110/8/29 16:53
頭脳改革うずら豆自由詩210/8/29 16:09
晴れやかにAkari ...自由詩0*10/8/29 14:56
石灰華自由詩010/8/29 14:53
ジャスタ モメントヨルノテガム自由詩110/8/29 14:18
ママakb48自由詩110/8/29 13:19
薬堂氷太自由詩2*10/8/29 13:11
忘れられない…ユメサキハル短歌210/8/29 12:57
『 不自然な無 』J.M自由詩210/8/29 12:40
メジャースプーン七首あぐり短歌4*10/8/29 11:56
熱帯夜短歌6*10/8/29 11:50
『美しき青きドナウ』の調べに乗せて2010 晩夏salco散文(批評...5*10/8/29 11:17
横顔もずず自由詩110/8/29 10:51
ジュリエットには甘いもの 後編(罧原堤)散文(批評...010/8/29 10:07
いってらっしゃい吉岡ペペロ携帯写真+...210/8/29 9:47
春愁携帯写真+...310/8/29 9:38
雨乞い蛙(罧原堤)自由詩010/8/29 8:56
ハッとして、ぎゅっとして、グッと目覚める恋だから ※1自由詩010/8/29 8:54
めぐり きざみ木立 悟自由詩110/8/29 8:40
ボーダーライン寒雪自由詩010/8/29 8:11
よくあることクマクマ自由詩210/8/29 8:10
晴れる銀座喫茶店番田 自由詩010/8/29 2:35
バイク雪乃自由詩210/8/29 2:04
砂の薔薇kawa短歌110/8/29 2:04

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