すべてのおすすめ
少女は涙を流した
涙は薄紫色の水晶でキラキラ光りながら
紅潮した頬の上を伝い落ちていった
少女は強く握った拳でゴシゴシと目を擦った
擦られた瞼はたちまち赤く腫れて分厚く垂れ下がった

やが ....
いつの間にか人が住まなくなった家がある。人が住んでいた頃の庭は常に花々が咲き誇り、小鳥を寄せるバードハウスもあり、小鳥の鳴き声で賑わっていた。いつも庭に出て手入れをしている人の姿もあった。

ある ....
べつに 考えなくていいよ
沈む 
あなたに 思考はないの
形すらないの 愛よ 
大抵
変わらない ものはないよ

何もなきゃ 愛せないの?
あなた 
考えなくていいの
信じたいもの ....
誰かを赦すことが蔑みや嘲笑の的となり
誰かを許さず非難することが賞賛や奨励の対象となる

逆さまに吊るされた男が
哀れみを含んだ瞳で私を見つめた
男は足首を2本纏めて荒縄で縛られ
両腕は下 ....
地下鉄で通勤していた頃
車内で読書して時間を潰していた

頭でっかちだった当時は
精神分析や心理学の専門書を読み
いっぱしの専門家ぶって
臨床心理士達と議論を交わしたものだ

そんな時 ....
古城裏手の搬入路から
石段越しに海が見えた
逆影のように
夕日が登ってくる様がお気に入りで
飽きることなく見つめてた
牛の骨が好物で
ブタクサを噛むとくしゃみをする
彼の名はジャッカ ....
鈴なり思考の響き
内から沸き起こり
耳へと抜ける、

意識集中すれば 

朝に夕に
力動絶えることなく 、

脈打つ思考生命
見えざる本性
エーテルのゆらぎ
この瞬間の
肉体 ....
シャボン玉を吹いた
あの日の希望のように
奇跡みたいな虹色
刹那の喜び
弾けて跡形なく消えた

落胆から眺める最高
再び手にするストロー

シャボン玉が飛んだ
沢山連なって
虹色 ....
本当のことを知り これはやばいと呟いた
いつもいつも大衆を、扇動せしめる人よ
晴れ渡る日も雨の日も 響くその嘘よ
雲間から光射しても 画面から消えずに
願うことは、我が逃走

役所に電話を ....
住処にて恵方巻を食べる からかう者、不意に驚かす者部屋になし 故に閑静の中無言で平らげること易し
しかしこの無音の安心による無言の保証、招福足りうるであろうか 猜疑するも、無言の誓いによる招福は寂寥 ....
遠くで誰かが泣いていたら
そっとそばに寄り添って慰めてあげよう

ただ横にいるだけでいい
何も喋らなくてもいい
喋らせなくてもいい
君の涙が目と頬の間で乾くまでじっと待つよ
君の胸深くま ....
(都々逸)

ときはいにしえ神々かがみ覗き込んでは不思議がる


(短歌)

優しさの小舟に乗りしその人は
    無碍の光に守られていて
 
ただ叱る言葉ゆっくりなめらかに
  ....
カジュアルな服にも
ドレッシーな服にでも合う
ダイアモンドは万能宝石

だけど、ごめん
私、昔からヴァニラアイスは好きじゃない
ヴァニラを食べると損した気分
イチゴやチョコが同じ値段で食 ....
雨上がりの公園の
澄んだ池の向こう遥か、

大きな巨きな虹の架かり 

一色、一色、一色、一色、一色、一色、一色、

朝陽と夕陽の狭間を
繋ぎ輝き響き光り渡り住み 、

月明かりに ....
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。鬼。。は。外。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。福。。は。内。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。 ....
「いつか」は、いつかやってくる
だがやってきたのは刑事コロンボだった
「いつか」はどうしたんです、刑事?
警部だけど、頚部損傷だから刑事でいいや
頸部損傷とは?
コウサツされました
絞殺さ ....
しごとの失たいを
星の運行とむすぶのは慣れている
傷を季節と分かちあう
古い知恵

深い疲れのおり
壁にかかった絵をみる
樹氷のある
白い湖の畔

南うまれのわたしが
みないかも ....
こんなこと、考えたことない?
朝、病院に忍び込んでさ、
まだ眠ってる患者さんたちの、おでこんとこに
ガン、ガン、ガンって、書いてくんだ。
消えないマジック、使ってさ。
ヘンなオマケ。
でも ....
 三輪車コロコロ転がして
 ゆるやかな坂を下る道、
 わづかに小石遊ばせて入る
 梅林

 手の届かない
 白くかすんだ花
 ちらつき始めた小雪が
 桃色のカーディガンに降り
 いつ ....
朝からユトリロの絵画のような
白い空が満ち満ちていました

夕刻になってようやく
この惑星に落ちてきた雨は
みぞれに変わり
ぬかるんでいくわだち
いつとはなしに雪になり
夜になってはさ ....
【ⅶ】

 テオ「さて、ソフトのプログラミング、完了しました。こゝに、カンテラ兄貴のパスワードを入力して…」 

 魔界のラボで、丸橋=小ノストラダムスは、自分の妄想を一人弄んでゐた。
(次 ....
硬い殼に閉じこもりじっとしている
ダンゴムシのように背中丸めて蹲りながら

外環からの刺激は毒だ
抽象的な光や記号は頭を混乱させる
より明確な
より鮮明な形が欲しい

太陽光線を長時間 ....
日々の営みの ふと
色褪せ意味失い凝固し
ヒビ割れる瞬間、

自らの死と生 浮き立ち

肉身の我、
抜けていく透けていく
槍一本、
突き刺され

この抜けの良い透け抱え込み

 ....
苔むした頑強な石壁は
まるで全てを否定するかのよう
密閉された空間で闇は蝕む
どこから漂ってくるのか
鼻につくような死臭
夢みたすべてを否定するように

まるで白い点のように見える光は
 ....
私が小部屋に芽生えた時
異物と認知され
振動が私を排除しようとする
私は必死にしがみついた
繋がった血管からあなたを呑んだ
私はあなたなのだと
  血  
  血  
  血
唯一確 ....
舌から舌へ
鈴はころがった
光は溶けた
音は影のよう黙っていた
あなたは三度 
わたしは二度
相槌みたいにまばたきして

天蓋がはぎ取られると
屈葬にされた白骨が二体
愛は愛という ....
晴れているにもかかわらず
雨が降っている天気雨

雨粒が地上に届く前に
雨雲が風に流されて消えたり
別の雨雲の雨粒が強い風に流されて
晴れている場所に落ちてきたものだ

笑っているにも ....
 行儀よくお座りして待っている

 太郎は今日も元気そうでよかった

 ご婦人に連れられて散歩をしている

 柴犬の太郎である

 かってに名前を付けてごめんなさい

 ご婦人 ....
あなたの知らない星にいる
わたしは昨夜ないていた
どれだけ涙を流して
声を上げようと
知ることのない
あなたは
わたしの知ることのない星にいる

思い出せばついさっきのよう
なのに
 ....
ベランダに出て
すっぽんぽん
思いっ切り伸びをして
そら仰ぎ見れば
青く青く色づくただ青
気高くも艶やかに
天真爛漫にして
包み込まれ包み込み
見えぬままに力強く
脈打つ思考生命
 ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(8921)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水晶- 栗栖真理 ...自由詩225-2-4
人のいない庭- 自由詩6*25-2-4
愛の- みぎめ  ...自由詩525-2-4
吊るされた男- 栗栖真理 ...自由詩4*25-2-3
地下鉄の思い出- 板谷みき ...自由詩4*25-2-3
rolling_cloud- mizunomadoka自由詩225-2-3
詩想、思考スル(改訂)- ひだかた ...自由詩625-2-3
シャボン玉- 自由詩725-2-3
我が逃走- 鏡文志自由詩2*25-2-3
節分- メランコ ...自由詩125-2-3
見守る- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-2
_未来を映しだす鏡が有り- 足立らど ...自由詩525-2-2
こいぬ- りつ自由詩4*25-2-2
世界を売った虹- ひだかた ...自由詩525-2-2
節分。- 自由詩5*25-2-2
いつかの刑事コロンボ- 菊西 夕 ...自由詩5*25-2-2
水星逆行- 形代 律自由詩1225-2-2
『グァバの木の下で』というのが、そのホテルの名前だった。- 田中宏輔自由詩10+*25-2-2
不香の花- リリー自由詩15+*25-2-2
ミトン- そらの珊 ...自由詩19+*25-2-2
NWSF傳畸ロマン_斬魔屋カンテラ!!『生きてゐた小ノストラ ...- 髙任勇梓 ...自由詩125-2-1
クローズド- 栗栖真理 ...自由詩125-2-1
ラザルス*の警告- ひだかた ...自由詩625-2-1
夢遊する物体- 栗栖真理 ...自由詩225-2-1
初めての孤独- 自由詩425-2-1
異端者の鞄- ただのみ ...自由詩4*25-2-1
元気雨- イオン自由詩1*25-2-1
横断歩道- 佐白光自由詩3*25-2-1
知らない星のやさしい温度- 唐草フウ自由詩12*25-1-31
エーテルのこの朝に- ひだかた ...自由詩8*25-1-31

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298