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散弾で撃ち抜かれた無数を胸に見るや
目を瞑り落天してくる鳥々のこれ
演じる躯
燦とぶつけて
それが同じ軌跡を描けない
きみは風切りを整えられた渡り鳥
飛べない指が指に重なりまだの空を辿る
 ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
部屋の温度が静かに落ちていって
居るはずのない あなたを抱き寄せる

逢いたいとき逢えない人だって
解ってるけど さみしい独りの夜

誰より好きと言えるのに 誰より想っているのに
あなた ....
永遠に辿り着け無いエデンへと
‥‥Ring-Oを追う-π)円周率、永遠に辿り着けぬエデンの果樹
或るカノンが右の、白詰草の丘を登る
‥‥every-泥..ノ)寝具―erROR、白い丘二つ 双子 ....
姫林檎の樹々揺れ
書架の木陰に隠蔽された
女の胸を
神聖に這うトカゲ
 ―haut,ル'taut,arletout
幼子らの求める
乳白色の愛は
智慧の木立に幽閉されて
女の胸をトカゲ ....
花弁を剥きだしの裸にして、白い水仙が咲いている、
その陽光で汗ばむ平らな道を這うように、
父を背負って歩く。

父はわたしのなかで、好物の東京庵の手打ち蕎麦が、
食べたい、食べたいと、まどろ ....
海が黒いね
ひび割れているの

それはあの大きなタイヤだけだよ

もうずっと
さっきあなたが
持ち上げて
少しだけ転がすまで
倒れたままだったね

ひび割れるまで

ほら海の ....
友達同士は
そのとき気分で

だなんて
なんだか寂しい気がするな

友達だと思っていても
困ったときには知らんぷり

お釈迦様の蜘蛛の糸。とっくに切れてしまったよう

ファイト・ ....
 暇潰しに入った近所の小さな図書館で 私は自費出版で出したある詩人の詩集を見つけた
 この詩人は名も世間に知れ渡っておらず 芽の出ないまま死んでしまったらしい
 春の日溜まりの中で読む詩集は 輝い ....
満員電車の中のつり革を
片腕を伸ばしたまま
必死になって握り締め
このつり革は自分ものだと
態度で主張する
そんなわずかな場所が
そんなに欲しいのかい
数分後にはみんな降りてしまうよ
 ....
北国にも短くて長い夏がやってきた
こんなところでそだったから、素子はあつさに弱い
ぎんら ぎんら の お陽さまは こころを もえたたえてくれる
でも 素子のけあなは すくなすぎる 
お陽さまが ....
よく晴れた日 
玄関を開くと 
小さい{ルビ向日葵=ひまわり}の植木鉢が 
倒れていた 

恋に傷つき震える 
君のようで 
ぼくは{ルビ屈=かが}んで 
倒れた鉢を両手で立てた 
 ....
それはいつまで経っても明日にならない
俺は始まりからずっと遠くてもっとぶ厚くて
お前の衰弱しきった太陽が忘れられない
明ける夜に挿された首のひやっとした
どの空も拒んで傾いた
それは動く ....
夜の飛行場には
サヨナラが点在する
携帯電話のキーのような
小さな光の形をして

滑走路を疾走するもの
引き離されるもの
雲に呑まれるもの
星になるもの
僕らの住む街 ....
水たまり
シロツメクサ 浮く
かがむ肌 薄く
おちる髪 黒く


むね
百合のようにかぐわしくは
なく
シロツメクサの、浮く


水たまりに
これからめぐりゆくだ ....
ざざあ 


ながしに水をすてる 


空っぽの 
やかんの中身をみていると 
わたしの頭のようだった 
ことしもまた春が来て
暖かくなって
やがては暑くなる
またしても
煩い季節になりつつある
驕れる者 久しからず
正しきも
疚しきも
また同じ
そんな世捨て人のようなことを
つぶやき ....
シャープペンが紙を滑る音で
断ち切られる記憶が鼓動になる
遠い日、焦がれた痛みを愛しく思い

  あなたの体は柔らかいという方法
  私の融点を
  花の名前を当てるように
  ほほえみ ....
遅れて響く真昼の音が
午後をゆらりと追いかける
畏れのかたち
雲に去られた
空のかたち


緑と金が
ひらいては呼ぶ
空の端 地の辺に
呼び覚ます
呼び覚ます 火
 ....
夢よりも 何よりも お年頃    素敵なこと      
空よりも 海よりも パジャマ色  眩しい人

新しい光が 心に突き刺さる
そんな気持ちが好きだよ

ひさしぶりの電話の 声に気づか ....
風に体をあずけて
夜の海が見える場所で
れもんを浮かべた水を口にする
海から運ばれる潮風は体を少しだけ寂しくさせる
風に乗った冷たいしずくとれもんの香り
暗闇のむこうに何度も手招きをして
 ....
蒼深い川沿いに出来た村は振り向かない
軒先に草の影が乾いて揺れて
ひと足ごとに家一件
山奥へ向かう静かなあゆみ

白藤が一本の赤松を枯らしながら
さわやかな薫りがひろがって始まる
山 ....
君が勢いよくカーテンをあけるから
まさに零れ出ようとしていた光が
勢いよくぼくを包み込む
その白い肌は朝に満たされて
なんて君を美しくさせるんだ
たった今ぼくのなかも
朝が通り抜けて行った ....
雨雲に覆われた街を
切り取る車窓を眺めれば
まるで僕らは
ネガの中を走っているよう

降り出しそうで
{ルビ堪=こら}えるあの空には
あとどれだけの
時間があるのだろう

始まれば ....
耳から
抹茶がこぼれてしまうという
朝になるとシーツは
たっぷり緑を含んでいて
洗うたびに
深みを増していくのだという
(この時期だけなんですの

さして困ったふうでもなく
さらさ ....
どうか私に
アナタの命の残りを

これから犯す罪を
恐がらないだけのkissを

甘くとろけて

頭が痺れるまで

離れることなく

Kiss you

どうかアナタも ....
スーパーマーケットの入口で
マンゴウを手にした瞬間、
子宮が微かに痙攣したのを
見逃すことができなかった
雨の、せいかもしれない
外からは背すじを正すような
水しぶきが響いている


 ....
もはや自分で立っていることができない 
もたれあいの波
惰性と汗と酒臭い息にまみれた
終電から開放されて
深夜の自転車置き場にたどり着いた

鉄道の高架下に広がる広大な空間
明け方ま ....
雨が降ると
花は喜ぶのだろう
ごはんだね、ごはんだよ

日向がはじまると
猫は喜ぶのだろう
暖かいね、暖かいよ

空が広いと
鳥は喜ぶのだろう
気持ち良いね、気持ち良いよ

水 ....
五月のかぜを渡るとき
遠いひかりは
よみがえる

あおたちの名の
車輪のなかで
一斉に
いま
みどりはかえる
日にかわる


 かじかむばかりの
 指だったのに
 いつ ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(8921)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガン・ズー- soft_machine自由詩17*07-6-9
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パジャマ色- 北大路京 ...自由詩19*07-6-2
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八女のさつき- soft_machine自由詩8*07-6-2
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