すべてのおすすめ
きみは下膨れのたをやめではない
かと云つてきりつと潮に焼けた
漁村の娘の顔もしてゐない
何かと何かの
ミックスなのだ;
僕の顔も他人事ではなく
遠い大分と秋田
その混淆に
造り出された ....
妻との決着は穏やかに着いた
様々な想い出が走馬灯のように通り過ぎてゆく
長いと言えば長く
短いと言えば短かった

二人は別々の路を選び
晩秋を待って別れることになった
互いに別々の白い路 ....
 

ぶんめいが
どんな風を吹かせたのか
わからないふりをして
マンモスを狩った

地球は時計を棄てて
なんにもない大地が産まれた


朝焼けは朝に焼けるし
夕焼けは黄昏どきの ....
ホっぺたがほころんでいる、
御餅、
焼き餅を焼いている、
御餅持ち、
あけましておめでとう
だいぶ長いこと正月の挨拶は
春風献上にしてたのだけど
今年から笑門来福にするの

笑う門には福来るならば
嘲笑苦笑憫笑にも
福がきていいのだわ
そうよ笑裏蔵刀であ ....
龍だった体はゴワゴワと
一年分の出来事に塗れて
空を飛ぶには重くなった
カレンダーを新しくして
つるんと剥けてスルスルと
元気に走れよ 僕
大きな蛙は呑み込んで
栄養にしてしまえ
蛇行 ....
涙はあふれ続けた 故人の眼から
森林はすっかり裸木の群れ、
冬空の青 木立の隙間から透かし彫りに
人間性から堕落し仲間を蹴落とし
自分自身の自由意志すら断念しても生き抜き
詫びても詫び切れず ....
月のとまった樹の根元
眠る蛇の
耳の彼方に凍りつく
川の音 ふるえる
齧歯類のような
尖った痛みを胃の腑に飼って

雪をのせた朱い実の房
星座をなぞる指の匂い
焼べられた記憶
せつ ....
僕は孤独だ
なぜ普通の人みたいに喋れないのか
周りが楽しそうに話してるのに自分は喋れないと悲しみと怒りがわく

僕は男だ
なぜ僕はいつまでも彼女ができないのか
ほんとはエッチしたいよ
も ....
地図も時計も捨てた時
人間が現れた

日が暮れる
人がどうなろうが
宇宙には関係ない

葉っぱは叫んだ 葉っぱの言葉で
「琥珀色」なんて 悩むこと無し!
 
北風さん 北風さん 北風さんなんて
怖くない ぼくは元気な子どもだ よ


 
*

琥珀色の一年を振り返ってみても全て終わったことなの ....
一杯のグレープフルーツ・ジュースで蘇る
甘みも包含するそのほろ苦さ
アメリカ資本の傀儡なのだ僕は
それは「お化けだざう」と
シーツを被つて子供を嚇す
そんな男の
だうしても
と云ふ氣分
 ....
こゝに來て
膝の上に坐つて
膝の上からの
きみの含蓄ある男評を
訊きたい
こゝに來て
僕はきみのさり氣ない
でしやばらない
おつぱいが好き
きみがバツイチだと聞いて
弟子入りしたく ....
枯れ葉が、自分のいた場所を見上げていた。
木馬は、ぼくか、ぼくは、頭でないところで考えた。
切なくって、さびしくって、
わたしたちは、傷つくことでしか
深くなれないのかもしれない。
あれは、 ....
父はギャンブルと女に金を使い果たし

家に給料を入れることは殆どなかった

幾度となく踏切りの前で躊躇したことか

カンカン カンカン ゴォーッ ゴォー

母は嗚咽を押さえてぼくの手を ....
外を見る
檻を見る
歩いている
虎が歩いている
あくびをした虎だ
私、とは
檻の中にいるのだっけ
幽玄に消えた霞を
食らって生きている
退屈そうな受付係は頬杖をついて紙を寄越した
 ....
大根を千切りにする
人参を少々千切りにする
合わせて塩にしておく
サバ節と昆布で出汁をとっておく

塩と砂糖と酢と出汁を
あわせてかき混ぜる
砂糖が溶けたら大根と人参にかけて
混ぜ合わ ....
UMAがゆらりゆうらりと
こちらへ向かっている
新月がその姿を曖昧にする
心の中に抱いている
あんなことやこんなことを結びつけ
その姿を見ようと頭の中を巡らせた

心に浮かびあがる月とU ....
真っ赤な毒で満たされた盃を
一息に飲み干した

人生の不遇も悲しみも
すべて人のせいにして
生きてきた贖いとして

置き去りにしてきた不義理の数々
あなたは思い出すだろう

人の優 ....
 

日平均残業三時間の男で惣菜売り場がごった
返する午後9時。たまには、という連中が鮮
魚コーナーでうろうろする。帰りの電車でグ
ルメ漫画を読んでたりなんかすると。

白い袋の中には、 ....
夜風が止まり、音なき世界へ。
裏腹に騒がしい擦り傷、滴る程でもない血がイタい。
星を捕まえて冷暗室で眺める、間もなく萎む光に残念がる。
それはテキ屋の鮮やかな玩具のよに。
何度でも潰す。
飛 ....
週末は布団の上で
ゴロゴロ転がってやり過ごす

人ひとりの居場所は
起きて半畳寝て一畳
これ以上広い場所なんて
要らないのだから
布団の上で過ごして何が悪い

淋しくてラジオをつけた ....
硫黄の香り、立ち上る蒸気
そこは地獄か、癒しの湯か
足元に広がる血の池のような詩
熱く禍々しい言葉の渦

叫びと嘆きが湯のように満ち
毒と知りつつ身を沈める
それでも心は軽くなる ....
燃える 、
燃える光源を
じっと見入れば
黄金の輪郭くっきりと
内なる思考のうねり
深々感じ取り直に観る
瞬間、瞬間
繋ぎ時をなす
近づく肉の終わり
いよいよ漲る魂の
自由であるこ ....
雪明かりの中、ひさしぶりに散歩に出る
獣たちの足跡が点在し、ときどき走っては敵に怯えるように急ぎ足になったり、少ないながらもその痕跡が塗されていた
時折、小声で独り言で事を説明する私は酷く滑稽であ ....
幼い日にあなたの眼を潤ませたものは
 ないだ海の夜に掻き立つ縞模様の水音ではなく
  照明の暗い
   ガラスの箱で区画された
    文字に起こされた生態であったのかもしれない

古びた ....
こんなことがあった
神奈川県鎌倉市手広のあたりを
自転車で走っていたら
宅地の一角に建つ物置のような家から
おばあちゃんが丼鉢にラップをかけて突然出てきた
なんですかそれ?
厚揚げと大根の ....
きみの手は、
しっとりとした雪が、
もうすでに降り積もっている、
ひんやりとした夜の雪原である、
まあ読めるんよ
十代のころ滝沢馬琴とか読んだし
十返舎一九も上田秋成も読んだしな
だからまあ無理すりゃ書けなくもないんだな

幕末や明治の本も読んだしなあ
明治の本ってさ
むしろお江戸の ....
夢は別の世界で
自由なのに束縛されて
真夜中の街に出た

街はもうひとつの世界で
お金がなくても
歩いているだけ でも
楽しかったはずなのに
休まる場所が見つからない

暗い歩道に ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(8921)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
混淆の果てに- 髙任勇梓 ...自由詩425-1-2
和解- レタス自由詩9*25-1-2
久しぶりの空へ- 秋葉竹自由詩325-1-1
御餅やき- 本田憲嵩自由詩825-1-1
笑門来福【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩325-1-1
蛇になる- 自由詩6*25-1-1
新年、同じ裸木の森林から(改訂)- ひだかた ...自由詩625-1-1
巳年酔夢- ただのみ ...自由詩3*25-1-1
我の本能- 陽向(2 ...自由詩5*25-1-1
冬眠- 空丸自由詩1525-1-1
「琥珀色」なんて_悩むこと無し!_by_足立らどみ- 足立らど ...自由詩525-1-1
グレープフルーツ・ジュース- 髙任勇梓 ...自由詩325-1-1
こゝに來て(愛)- 髙任勇梓 ...自由詩225-1-1
むちゃくちゃ抒情的でごじゃりますがな。- 田中宏輔自由詩18*25-1-1
母が教えてくれた歌- レタス自由詩7*24-12-31
花を飾る- 這 いず ...自由詩224-12-31
紅白なます【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩4*24-12-31
月とUMA- 自由詩824-12-31
思い残しつつ- ヒロセマ ...自由詩8*24-12-31
たら- AB(な ...自由詩324-12-31
暴れる、暴れる!!- らりるれ ...自由詩224-12-31
ローリング・フトーンズ- イオン自由詩2*24-12-31
地獄めぐり_by_ai(advocater_inkweave ...- 足立らど ...自由詩324-12-31
燃焼過程- ひだかた ...自由詩424-12-31
冬のにおい- 山人自由詩20*24-12-31
散らばった宝石- なけま、 ...自由詩224-12-31
煮物の神さま- 室町 礼自由詩5*24-12-31
雪手- 本田憲嵩自由詩1824-12-30
正字旧仮名文語体【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩424-12-30
見つめなおし- 足立らど ...自由詩1424-12-30

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