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つばめの描いた空の季節を
きりりとつま弾いた爪痕が
胸の奥で道程をたどってゆきます
命あるものの、ほのかな光が
湿った夏草の先で揺られています

  防波堤で砕ける波が
  どれほどのう ....
来年のこの日を迎えられないことを前提に生きている

死は怖くはないが申し訳ない気持ちが胸に溢れている

あと一年世界平和でも目指して日々を生きようと思う

あとはお任せだ、果報も訃報も生き ....
インストールがとまらない
きみのサイボーにかきこまれた家族のDNA

浸透圧で水がにげていく

あの、、コントローラーが調子わるい
AボタンのBボタンのLRのLR‥‥

いつだってL ....
社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ

清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない

正しいことを振りかざしても、それが伝播しな ....
プライベート
の日記みたいなものを心底必死にねつ造あるいはコンフェッションする
ミクシーとかSNS系の
わりに狭い空間みたいななかに
さまざまなジャンルの人々に公開することについての
その意 ....
輪ゴムを弄んでいたら
ぱちんッと弾けて切れた

がまんして がまんして
耐え切れなくなって
もうやめたッ

自分だけの ひとりよがりを抱え込んで
苛むのは やめにした

閉じていた ....
出口の見えないモノドラマ
無限大に広がる行間
暗闇色のボトルの中
いつまでも消えることのない気泡

秒針だけの目覚し時計
鳴るはずのない遠い約束
ミント味のする後悔の中
いつまでも ....
浴室や寝室であの二人になじられ、必死に返す言葉も恐怖に震えるから。
声が出ない。
学校から帰る途中から地獄が待ってる。
道端可愛らしい白詰草も蛇イチゴも救ってはくれない。
味方は居ない。
も ....
 *
季節の隅に置き去りにされた白い砂に刻んだ足跡が
風に運ばれて遠く旅立つ
情熱だけが高く舞い上がり青い空の藍に溶け込んで行く
白い雲の切れ間に漂う残像は
光の露となり
沸き立つ夏に飲まれてし ....
ほとばしる水をすくって
いらなくなった角質を
きれいに洗い流したら
南南東に向かって
窓を開け放つ

とれたての空気を
頭の中に吹き込んだら
多面体の自分が
きらきら回り出す
 ....
きれいに舗装されていない夜道は
鳥目のわたしには危なっかしく
雨上がりであることも重なって
慣れた道なのにつまづいてしまう


自動販売機にコインを入れ
ミネラルウォーターのボタンを押す ....
君の優しい声が鼓膜に響く

諦めよう、と 睫と睫に囲まれた風景 遮断する心づもりでいたんだ 僕は
パシャッパシャッ……乾いたシャッター音響かせて
瞳の向こう側 身を捩る動体
“あちら”は作り ....
廃屋となった家の二階で古いペダル式オルガンが泣いているのが聞こえる。

わたしはその隣で寝ていたのに。ごめんね。

家の主はもうきっとそこには帰れない。でも忘れない。忘れない。柔らかな音色。
 ....
「大丈夫だよ」と
いつも笑顔で言ってくれる

あなたの後ろ姿が
本当はいつも悲しい

それは
あなたの言葉を悲しく思うわたしと
あなたが抱えている悲しみのせいだと

わたしは本当に ....
札幌の空のしたにあなたを感じます

ウルムチの空のしたに憎悪を感じます

俺は地球のうえで空を探しています


疑われているひとを許したのは

生き方を貫き通したかったからです

 ....
65億分の1の君へのたった1つの贈り物


2人の間に1000の挿話が出来上がったら、
抱え切れない花束と手作りの指輪を添えて
一枚の誓約書を渡しに行こう


10000を遥かに越える新たな挿話を ....
静かの海に星が溶けて消えた
ゆるり〜らら、ゆるり〜らら、
音楽家の死骸が流れてゆきます
竪琴の音がひとつ、またひとつ、
水の中からぷかりぷかり、
あなたの鼓膜を切り裂きに。
それは魚たちの ....
 
透きとおるような青い瞳を閉じて
月明かりをよそに
思索する空
道標を失った者たちの
無数の悲しみが白い炎をあげて
燃えている



どこにも行けないという絶望を
焚き木にすら ....
七月は一艘の舟
僕らは詩の上で旅をする
オールは持たず自在にすべってゆこう
喜びも悲しみも傍らに従えて
まだ陽はあんなに高いのだから


指を浸せば波紋の向こうに
雲は流れ 陽はきらめ ....
             
居間のテーブルに、汗をおびた白い皮膜がひろがり、ひとり
のピンクのビニール手袋は、両手で艶めかしい声をあげた。
一面、ピンとはった空気が、わたしの熱を帯びた息で震える ....
誰のものともわからない唇が
私の背中を通る


このように
戦ってきたけれど

何と戦ってきたのだろう?

垂れ下がる乳房
力をなくしていく腕

もう
遠くには飛べない

 ....
水の中でしか 
  生きられないと 
    思っていた
        日々  
きみの
ゼリーの肌に最初に触れた せつな
素人の二人が 不器用に
一つになって
創造が始まった  夏 ....
駈けて

駈けて

君のもとへ

幾千の夢を経て


久遠の時

遥かな空

夕日に誓った

あの日の指切り


時は人を得て

人は時を経て

佇む影 ....
玩具銀行の赤い判子を押した 
福沢諭吉の万札を短冊代わりに 
笹の葉群に吊るします 

夏の涼しい夜風が吹いて 
はたはたはたはた 
数え切れない諭吉さんが
笑います 

時折ちらり ....
僅かに感じる視線に

蛇に睨まれた蛙のように

小さ角においやられていった

繋いでいた手は

急に離されまた掴もうとしたけれど

追い付くことはできなかった

人は誰でも大き ....
幻影に怯え現実に目をつむる
そんな大人になってしまいました
あたしは{ルビ二十歳=はたち}を過ぎたモラトリアム

あんなに幸せを感じた日々もあったのに
持続できないあたしは罪人のよう ....
どうやら苦手なものに好かれてしまうらしい

人前で話すのはいつまでたっても苦手なままなのに
旧友の結婚式でスピーチを頼まれてみたり
不得手解消と中途半端な意気込みで卒業した英文科の呪いなのか
 ....
草いきれと湿った地面の匂いがする
(夏だ)

こっそり張られた蜘蛛の巣を
黙って許すことにした
いのち、を
思ったわけではないのだが
今日はこの国や
内包する宇宙にも
とりわけ関心が ....
世の中で一番暗いときはいつですかという質問の答は
夜明け前
だそうです。



レディース&ジェントルマン

この闇の意味を問いただし
まぶたを何回も何百回も何千回もまばたきしな ....
小さく開く掌のまだ柔らかい皺ひとつ
時の過ぎるにいつの日かまめのいくつもつき始め
年輪の如く物語る人生まだ語るに足らず
そっと包んだ我の手の汚れは二度と振り消 ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(6254)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初夏の眩暈に- たりぽん ...自由詩6*09-7-12
Pray_To_A_Foreign_Star...- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-12
キューカンバー塩塩- さわ田マ ...自由詩209-7-12
季節のように- 吉岡ペペ ...自由詩709-7-12
アイノー- モリマサ ...自由詩609-7-12
もう戻れない- within自由詩5*09-7-12
(無題)- nonya自由詩5*09-7-12
殺される- アサギ自由詩109-7-12
四季彩/夏- 遊佐自由詩6*09-7-11
- nonya自由詩5*09-7-11
つきあそび- あ。自由詩9*09-7-10
君の優しい声が鼓膜に響く- きりえし ...自由詩3*09-7-9
オルガン- アサギ自由詩409-7-9
「いつも少し悲しい」- ベンジャ ...自由詩4*09-7-9
虚空- 吉岡ペペ ...自由詩909-7-8
1000の挿話/10000のエピソード- 遊佐自由詩4*09-7-8
- xxxxxxxxx自由詩209-7-8
白い炎- 乱太郎自由詩23*09-7-8
七月の舟- 石瀬琳々自由詩14*09-7-8
遠い夢—デッサン- 前田ふむ ...自由詩9*09-7-8
「41歳の春だから」このCMからすべては始まった- 初代ドリ ...自由詩7*09-7-8
「愛生」(あいおい)- 月乃助自由詩10*09-7-8
牽牛- 柊 恵自由詩13*09-7-8
ましろい短冊_- 服部 剛自由詩509-7-8
ノートの端の落書き- こめ自由詩1409-7-8
二十歳を過ぎたモラトリアム- 百瀬朝子自由詩7*09-7-7
好かれるひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*09-7-7
あおむし- 銀猫自由詩19*09-7-6
夜明け前- モリマサ ...自由詩909-7-5
掌と時- 遊羽自由詩5*09-7-5

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