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オンブラ・マイ・フ

もしくは、ラルゴ

あたたかで気高い

それを聴くたびに深遠は近くに

だれも知らない場所で

だれもが繋がっている


かつてこれほど

安らいだ ....
私が物心を付いた頃
入退院を繰り返す父は、
心臓病の、体の弱い人でした

それなのに、
父の笑顔に
ひどく私を幸せにする力があって、
それを見るために小さな私は、
クレヨンで何枚も ....
分かち合うことが

人と人との繋がりならば

いずれにせよその繋がりは

細い糸の様な物であろう

ヒステリックな世界の背景は

いつしかアメーバによって

浸食されていく
 ....
生きるほどに
すり減ってゆくとしても
僕は原石のままでありたい

たとえ自分の中に
トパアズやエメラルドみたいな
そんなきれいなものが隠れていても
僕は原石でありたい

たとえいびつ ....
嘘を3枚出して
幸福を200g買って
涙のおつりを受け取った

涙のおつりを出して
愛を2個買って
嘘のレシートを捻り潰した

綺麗事を繰り出して
涙のおつりを買おうとしたら
 ....
愛ってなんだろ
ぽつりと吐かれた言葉がフローリングの床に落ちて
それは真っ黒な染みになった



白いワンピース
春色の爪
茶色のフローリング
漆黒の染み
ピエ ....
うわあちょっとすごいじゃない
もうこんな素敵な風景に
すぐさまさるぐつわをかませ
何もしゃべれなくするんだ

そして静かに、静かに

風景が
あたしの中に
満ちる

まで

 ....
浮いた光は気まぐれに運ばれているのか
それとも決まった順路を漂っているのか
ただ、示されたとおりに視線を動かす

乾きから守ろうとする瞳は水の膜を張り
鮮明だったはずのものがぼんやりにじむ
 ....
ねぇ、知ってる?
あの空も
この言葉も
本当は何もかもパプリカなのよ
私の創り出した世界

(レプリカ、と言いたい?
な、なに言ってんのよっ
パプリカよ
決まってるぢゃないっ

 ....
旅するひとよ、空は
くるくる重低音を行き来して
雨の匂いさえも はなうたの
材料にしながら

「これからの僕を分けよう」
粒は汚れのない アリスの涙
少女は聞きわけよく
旅するひとに付 ....
ある赤ちゃんは公園で

暖かい風に吹かれながら

ベビーカーから見える青い空を見上げる

ある幼稚園児は

ジャングルジムのてっぺんから

人より少し高い所から

雲がゆっくり ....
ざぁざぁ 
それは大雨の日のこと
大きな木にてるてる坊主が

ぎしっぎしっ
太い枝をしならせるてるてる坊主
私よりも大きいてるてる坊主

くるくる
横風にてるてる坊主は煽られ
てる ....
月夜に犬を連れて散歩に出た。
境川という神奈川と東京都の県境に
流れる川の畔を歩く。
橋のたもとまで来ると何やら小さな生き物が
何匹も橋の隅をぞろぞろ動いている。
アメリカザリガニだ。
 ....
忘れかけている遠い記憶のあの子

白いワンピースがお気に入りだった
生まれつき色素が薄かったようで
肌は陶器のようにつるりと白く
髪は太陽に透けるような茶色だった

大人は口をそろえて
 ....
遠くから靴の音、口笛の音かもしれない

僕は歌うかもしれない
だれにも聞こえない、見えない歌を


詩はあまりに裸すぎて
隠さなきゃならない気持ち隠しきれなくて

ポストは赤くて僕は ....
ほやな、すめちゃ 
あゃ、ふゅふぅゆ、らっかす。

くるくっかする 
かられてをり 
かなめちゃや 
あけゆ。

ふぅふる 
なべりをり 
すみちゃゃやか。

かかひてを、はや ....
さしみこんにゃく
さしみこんにゃく
さしみこんにゃく



と3回唱えると

アラ不思議


すこし笑ってしまう
口喧嘩したとしても
仲直りの機会とか窺うでも無く
当たり前のように手を貸してくれる

たとえばそれは
洗濯物でふさがった両手のかわりになってくれたり
ちんちん鳴り出したやかんをコンロから下 ....
{引用=四枚の葉のそれぞれに
意味があるということを知りました
そしてそれは幸せを探すことに似ていると思いました

   faith = 誠実

誠実であるかという問いかけに、僕は自分でこ ....
わたしはちっとも朽ちない
咲いているあの赤い花のように
なぜわたしはいつまでたっても
朽ちていかないのだろう

食パンに生えたカビをまとっても
古くなるだけ
わたしは朽ちない ....
水槽の底の
薄く撒かれた石床を
胸に抱えたまま
いつまでも
眠りにたどりつけない

硝子の鏡面に映る
瞳の奥、の奥
私は
銀色のマトリョーシカを
組み立てる

+

あなた ....
蝋燭ではものたりないから
うるさいシャンデリアなんかを
線香ではものたりないから
大輪の花火なんかを
菊ではものたりないから
何百という百合なんかを

むかし
現在、過去、未来
いま ....
一里のヒンバがめおととなって
丘を下り始めたとき
二里三里ともおそらく
自らの距離をもう距離とは言えず
巨とか凶ばかりがやたらに目に大きく写り
逃げ出したいのをぐっとこらえるがもう
一里の ....
小さなまどから
両手を広げたら
境も {ルビ閊=つか}える枠もなかった

風は湿り気
きょうもいくつもの紙ふうせん
昇ってゆく
まだ、両手広げたまま 吸って 吐いて


十字架のか ....
教室の窓際の席でさ
ルーズリーフのページがひらひらめくられて
あの子はそれを器用に切り取って
便箋に書いた“彼が好き”って

夏休み前の放課後
先生に呼び出し食らってね
“君 ....
ノックをしても返事は帰ってこない

薄暗い井戸に落ちていくのは

諦めた人達

安心したくていつも命綱を

硬く身に付けていた

辛うじて意識があるうちに

君に会いに行こうと ....
骨のような夏が街におりてくる
空はまぶしすぎて暗示しない
目を細めて輪郭や影を
確かな物にしようとしているだけで

湿った風は川からあがってくる潮の香りがする
どこか遠いところまでいつ ....
はしゃいだ頃を思い出しながら
あなたは静かに浜辺を歩く

海と陸の境目を
なめらかな曲線にしてゆく足跡

ふと立ち止まって拾い上げた貝殻に
ひとすくいの海水を満たして

あなたはそれ ....
新聞の一面広告の通販に500色の色鉛筆があった
1ヶ月に25本ずつが20ヶ月送られて来るのだそうだ
500色の色鉛筆なんて必要ないとも思えるし
500色の色の違いを見てみたい気もする
20ヶ月 ....
 青い月明かり
 寂しさに
 海峡の不知火(しらぬい)を手に寄せる

 青炎の小さな疼(うず)き

 いるはずの
 待ちわびる男に知らせる灯し火
 潮風
 波の音の磯小屋
 揺らぐ ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(6273)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オンブラ・マイ・フ- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-21
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憎めぬひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*09-6-16
「四葉のクローバー」- ベンジャ ...自由詩3*09-6-16
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Squall- FUBAR自由詩6*09-6-16
一里のヒンバ- ふるる自由詩4*09-6-15
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手紙- かのこ自由詩209-6-15
変わっていく- こめ自由詩1809-6-15
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