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 やればできる そう思っていた

 でも何もやらずに 幾年が過ぎ

 俺は "やれた" のだろうか?
 
 求める問いは 深い時の中に埋もれた

 今はもう 何かを ....
みな誰でも

夢や思い出を語る

知らない間になくなるのは

お金とほんのちょっとの涙だけ

流石に痛み耐えるだけの人生は嫌だった

希望否それは絶望の親戚

下らない遊びに時 ....
明け方に夢を見た
ミントゼリーを張ったプールに
頭から突き刺さる夢

飛板から身を投げ出した時
迫る水面は
まだ薄青く揺らいでいた

伸びきった指先が
水面を割る直前に
プール ....
大切かどうかわからない記憶は
抱えていた膝小僧のかさぶたにある

転んだのは最近のことだったか
それとも遠い過去のことか
鉄さびのようなすすけた色は
かつて赤い液体であっただろうことを
 ....
いやもーモリマサちゃんてば全開でローダウンモードで白目の現実が
スロースピードで少しずつ贅沢にすぎてくから
どちらかといえば最後までできる時間のかぎりせいぜい生きたいとか
布団の中や液晶画 ....
空の背中に
茜色の翼が生えて
夜が終わる
オーケストラの余韻のように
薄れゆく星たち

ああおはよう
今朝のミルクはいつもより冷えて
そんなことが
秋へと読み進むセンテンス

明 ....
あなたの手をにぎる

一生懸命話しかけても
あなたは空の話ばかりする

あなたの手をにぎる

あなたは空を眺めているのに
まだうつむいている

あなたの手をにぎる
 ....
恋やら愛やら仕事やら

友やら親やら人生やら

きみはいつも手の鳴るほうへ

渡り鳥みたいにいのちをかけて


宗教やら政治やらではないぶん

ずいぶんといさぎよく

伴わな ....
騒ぎたてるのは

今世紀最大の大泥棒

月夜にのこるのは

二つの影と不気味な笑い声だけで

あとは宝がなくなっただけだった

ポーカーでの手札は

いつもロイヤルストレートフ ....
遠くばかりを探していたら
いつの間にか目の前に立っていた
思わず向けてしまった人差し指

音楽の授業でピアノのテスト
弾けないわたしは放課後まで練習
ミの位置にはいつも中指

教えてく ....
昨日と同じ色の朝の
昨日と同じ匂いの時間に
気紛れに買ってしまった
オリーブグリーンの傘を開く
慣れきった慌しさのほとりに
淡い緑色の翳が落ちて
治りきらないささくれの端を ....
扉が
壁になった
観音開きの合わせ目には一ミリの窪みもなく
錠前も、蝶番もなく
光も、ざわめきも、向こう側の気配はなく
ひた駆けてきたあなたの
汗と、一千万秒が
消散した その静寂で
 ....
苦手ってわけじゃないんだけど
それでもやっぱし
う〜ん
苦手ってことなのかな


毎年この時期に行われるんだよね
以前は建物の裏口に横付けされた検診車のなかで行われていたんだけど
この ....
{引用=わたしの家は 田んぼの田の字の真ん中にたっていて 画家が住んでいます
誰も彼の姿をみたことはないのですが 彼は確かにいるのです
どの故郷にも どの町にも どの家にも 彼は必ずいるのです}
 ....
 耕太ら若手社員は九時から開始する新規開拓ダイヤル作戦に備えていた。
 パソコンの画面をターゲットの会社のホームページにする。
 何度も目を通した商品紹介ネタの模範トークにもう一度目を通す。
  ....
雨音に見張られて
夢に溶けることも
ままならなかった夜も
いつの間にか明けて

乳白色に霞んだ
意識の繋ぎ目に
濃い目のコーヒーを
注意深く注ぎ込んだ

雨の残り香のする
雨戸を ....
 悲しみの振鈴は、
 心の枝に下がったまま

 延々と深々
 鳴り止まず

 香華に
 神饌(しんせん)を求めても、ありかも分からない

 親疎の街で糧を得
 毎夜、飯を炊(かし) ....
紺碧が縁取る横顔
見据える
隻眼の瞳が臨む先には、
空色に侵食された蒼海

逃げ場を求める波は、
止むことを知らず、創痕を刻む
波頭に
光の愉楽をちりばめ、象眼が
飛沫の相好を砕 ....
  いえのなかで

いろんなおとが

 いろんなおとが鳴りやまなくて

だから おとな なのかな

  とめられない

 とめかたがわからない

耳障りな羽根の音 もーたー ....
小さな赤い宝箱のなかには

赤い血で練られた

犬の人形が一人

教会のステンドグラスでは

神が僕らを見下していた

見えない手によって

人々は屍となっていた

何もし ....
少年だから
膝に母性をはばたく
せっかくの行進なんだから

兄ちゃん
どうして内側にしか
壁はうまれないだろう
か って
なにで
できているか解からない

からだ
折れてしまっ ....
透明に含まれる
ほんのわずかをくみとって
花色をかえる

まだ色づく前の紫陽花は
どれも同じような顔をしていて
まるで顔色をうかがうように
あなたを見上げている

やがて色づく
そ ....
心の病(やまい)が
昨日を、今日の、明日へ
類(たぐ)う
糾(ただ)した思いは、見飽きた悲しみの拓本
丸い竹矢来の中に縮こまる
それでも、
哮る心が
知らぬ間
わずかばかりの隙間か ....
妹は、
拒食症で27で亡くなりました
小学校の時にイジメにあい
以来、鏡の中に
醜女の自分を見続けました
170cmの折れるような痩身は
35?の体重
でした
あなたが、人の痛みを ....
おさなごの手で目隠しされたみたいに
まだ薄白くぼんやりとした月は
うろこ雲のすき間から顔を少しだけ見せる

指で四角に切り取って覗き込んでみた
ぼくたちよりうんと長く生きたこの風景は
瑞々 ....
旅人は{ルビ叢=くさむら}に埋れて 
横たわり  
いちめんの空に 
浮雲の群を見ていた 

それぞれに{ルビ流離=さすら}う雲は 
違った形の膨らみで 
西から東へ流れゆく 

自 ....
雨の匂いは二人の瞳を湿らせる
閉じ込められたつもりのお遊びで
あなたは私を呼び寄せた
きっと些細な戯れで




シーツの波が
まるで逃げ惑ってるかのように見える午前五時 ....
薫風の影
清冽な馬達の
人待ち顔で休む、横顔
串刺しの、それでも
彩(いろとりどり)の絶佳の肌
白馬に黄馬、緑馬と紅馬
雑踏の人波、截然、いななき
誰も足を止めない
そっか
白馬は馬 ....
子供の頃かいま見た大人の世界は
寝ているじぶんに聞こえてくる両親の会話と
めったに入ることもなかった職員室が印象的だ
それを引きずっているからだろうか
お客様の事務所でお客様を待っていると
 ....
今みえる未来は

いろあざやかなネオンが

きらびやかにでも誘惑するように

光輝いていた

記憶は錆び付いて歯車が

うまく噛み合っていなかった

空けていく人の体

い ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(6273)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やればできる(と思いたいものです)- 新崎自由詩309-6-13
通れなくなったトンネル- こめ自由詩709-6-13
yume_/_type_m- nonya自由詩10*09-6-12
かさぶたの記憶- あ。自由詩20*09-6-12
六月の乞食- モリマサ ...自由詩609-6-12
耐性- ふるる自由詩8*09-6-12
「あなたの手をにぎる」- ベンジャ ...自由詩5*09-6-12
渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩809-6-11
今世紀最大の大泥棒- こめ自由詩809-6-10
ゆびについて- あ。自由詩12*09-6-9
雨曜日- nonya自由詩11*09-6-9
春の終わり- 伊月りさ自由詩16*09-6-9
モモなひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*09-6-8
田園パレット- 夏嶋 真 ...自由詩19+*09-6-8
蛇つかいたちの行進(2)- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-8
六月七日- nonya自由詩12*09-6-7
深甚の音(しんじんのね)- 月乃助自由詩2*09-6-7
「海鬼灯」(うみほおずき)- 月乃助自由詩3*09-6-7
おとな- 柊 恵自由詩6*09-6-7
声を忘れた僕- こめ自由詩809-6-7
震う再生- 梶谷あや ...自由詩509-6-6
「紫陽花」- ベンジャ ...自由詩5*09-6-6
「出帆」(しゅっぱん)- 月乃助自由詩4*09-6-6
「妹」- 月乃助自由詩6*09-6-6
地球の子ども- あ。自由詩15*09-6-5
ペネタの雲_- 服部 剛自由詩909-6-5
気づけばこんなに遠くまで- ロリータ ...自由詩509-6-5
清冽- 月乃助自由詩4*09-6-5
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩909-6-5
偽りの交響曲- こめ自由詩809-6-5

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