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朝の五時半を少し回ったころでした
六畳の畳が漂流し始めたのです
思わず活けようとしていた椿を咥えましたの
そうしてうんと股を開いて立ち上がりました
初めてですこんな太ももの上まで晒しちゃって
 ....
ふしあわせは
雨のように降ってくる
不穏な空から予定通りに
稲妻をともなって突然に

傘も持たずに
ぼんやり歩いている時に限って
ふしあわせ予報ははずれて
私の思考と良心はずぶ濡れ ....
外葉をめくったら
白い小さな亀がい
て、脱皮直後の未
防備ゆえのその純
真な甲羅にしばし
じいっと魅入る、
命あるものはみな
平等にそんな生ま
れたてがあった。
 ....
奇天烈な手つきで
狐憑き 月のツノ触る

淡い{ルビ間=あわい}の 睦言夜ごと
{ルビ霊=たま}の緒からめて 落ち戯れて

指きり含んだ口の中
だんご捏ね 味見

うめ 咲くな
さ ....
星なんか
見えない夜もある

それでも夜空を見上げて
一番輝く星を探しているんだ
その星が
ずっと照らしてくれると信じて

星なんか
見えない夜がある

暗い夜道で
仔猫の鳴き ....
雲ひとつない高笑い
真っ青な永久歯で
空は
高層ビルに喰らいついている

控えめな思い出し笑い
押しつけがましくない暖気で
光は
目抜き通りを撫でている

束の間の微笑み返し
 ....
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 .... キミが放っておくから
ボクはすっかり錆びちまって
ダッシュボードの上は
白い埃が積もってるけど
ベイべー、雪合戦するほどじゃない
底意地の悪い奴は
どこの世界にもいるのさ
ヤワな雪玉に見 ....
アルモノヲナイモノノヨウニ
ナイモノヲアルモノノヨウニ
カタルモノニカタラセズ
カタラナイモノニカタラセヨ

時の澱み
虚無の沼地
透明な不発弾

スイカばかり食べていた記憶の夏
 ....
いそぎ足でやってきた
冬が
粉砂糖みたいな
パウダースノーを
街中に降りかけていった

私の黒髪にも白く積って
ガトーショコラみたい
綿菓子みたいな吐息が
凍える指先を温める
北風 ....
聞き流される愚痴にフィクションを織り交ぜている 制服を脱いだ
背広も脱いだ
表彰状を脱いだ
学歴も脱いだ
あなたを脱いだ
皮膚を脱いだ
脂肪も脱いだ
内臓も脱いだ
骨も脱いだ
言葉を脱いだ
地位を脱いだ
名誉も脱いだ
金も脱 ....
あの石が
あんな形をしている必然など
私などにわかるわけもない
わからないからといって
石の形は当然と変わらない

生きる意味がわからないからといって
僕の人生に
意味がないわけじゃな ....
 お父さんは近頃おもしろくない
 洋子の微笑が何よりおもしろくない
 あらためて増えてもみた透けてもみた消えてもみた
 しかしそのたびに穏やかに見つめてくる
 かの慈母のような微笑が
 はな ....
それは鉛の重力で
垂直に私を引っ張るので
テグスに結び付けられた浮きのように
私は
水面に立っている

もうふわふわも
ぐらぐらもしない
磁針のように空を指し
己を標として生きるのだ ....
【大草原の星の王子様】



いつしか はだかになれない自負が
少年を呼び寄せたのだろうか
ひつじの絵を書いてと言われて
ツノを書いてしまった

ダメじゃんぼくの星で おじさんの思い ....
悲しめば
きっとあなたを責めることになるでしょう

そう言ってあの日 
病院のベットの中で
疲れきっている
君を見ていた

たったひとつぶの
サクランボをわけあって
生 ....
グラスをのせるコースターの上で
ハネ蟻がバレエを踊っている
勢いよく足を屈伸させ
股を180度に開脚させる

そして一回転半

せまい舞台とはいえども
どこまでも彼女は ....
極楽へ連れていってもらえるんですか?(゜゜;)

トカゲは待合室で女と並んで斑毛の猫を見た
薪ストーブで温まった部屋
いずれの客もカップルだ

トカゲはレザー貼りの黒いソファー ....
どうか哀しみが
祈りとなって
河の流れのように
流れ去っていきますように

そして夢が
夢が
光となって
大空に届きますように

そして希望が
希望が
大いなる音楽となって
 ....
ほどよく乾いた小枝や
抜け落ちた羽根や
通り過ぎていった月日の
さまざまを
ちりばめておく
もうそこは
きみのねぐら以外のナニモノでもない

広い宇宙のなかで
ただひとつだけ
選ん ....
満たされない心でわたしが死ぬ日
糸の切れたマリオネットみたいに
小さな舞台に沈むとき
スポットは落とされ
たった数行のエンドロール
短い悲哀の微かな拍手が
最後の疎らなひとつの合掌が
過 ....




□愛している
□i see tail
□尾を参照してください
□オオサンショウウオしてください



◆i see tail
◆尾を参照してください
◆ ....
明けましておめでとうございます。
僕の書斎兼
食卓兼
呑み場所の
宇宙の中心に猫好きなくにちゃんのミニカレンダーをすとんと置いてあるので
ことしは猫年になりそうです。

除夜の鐘をききな ....
半導体に埋め尽くされた街角は、
青白く発光する。

イルミネーションの木立ち。

凍てついた夜空を飾る、
あの星たちが青いのもLEDなのか。

光の速さは毎秒三〇万キロ。
一秒で地球 ....
ねえ、知ってる?
氷河期はまだ終わっていないって

たとえば
冷凍庫の扉を
誰かが開けて
昼飯は冷凍パスタかそれともピザか
焼きおにぎりも捨てがたい
うーん、どうしようと
うっかり長 ....
等間隔で並んだハードル
一定のリズムで走り抜けながら
傍から見れば軽々と
それを飛び越えていく
到底私には太刀打ちできないと思わせる
人生が凝縮されたような
すばらしく難しい競技
もちろ ....
漠然とした不安に
暑苦しいくらい重ね着させて
頼りない平気に
大袈裟な添え木をして
大丈夫という
お題目を唱えながら
見て見ぬふりの
巡礼の列は果てしなく続く

弓なりに反りかえ ....
いいえおじさん心の
じゃなく
心は闇なんですおばさん
そこに光は射すでしょう
頭蓋骨の中
風さえ入って来るでしょう
明るい気分が領します
色彩がこぼれ温度がながれ
音声がはずみ意味がお ....
胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている

そう、残酷な告 ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(6273)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
終ノユメ- ただのみ ...自由詩21*15-1-31
ふっ、しあわせ- nonya自由詩16*15-1-31
夢見るキャベツ- そらの珊 ...自由詩20+15-1-31
憑き身月見て- ただのみ ...自由詩19*15-1-28
【_星空_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-1-25
冬_午前11時30分_快晴- nonya自由詩16*15-1-24
冬、はじめました。 - 阿ト理恵自由詩18*15-1-16
コール_アンド_レスポンス- そらの珊 ...自由詩21*15-1-15
僕は妊娠する- ただのみ ...自由詩21*15-1-14
【_スイーツ♡ウインター_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-1-13
聞き流される愚痴にフィクションを織り交ぜている- 北大路京 ...自由詩215-1-11
脱ぐ- 草野大悟 ...自由詩3*15-1-11
必然- 金子茶琳自由詩815-1-10
父よ憤怒の河を渉れ- 平瀬たか ...自由詩11*15-1-10
- Lucy自由詩21*15-1-9
大草原の星の王子様- るるりら自由詩1515-1-9
聖恋- オダ カ ...自由詩3*15-1-8
ハネ蟻のダンス- オダ カ ...自由詩5*15-1-8
極楽102号室- オダ カ ...自由詩3*15-1-8
Fly__high- 渡辺亘自由詩315-1-8
おかえりなさい- そらの珊 ...自由詩23*15-1-8
一編のクラウン- ただのみ ...自由詩17*15-1-7
ているすーぷ_(□こひもともひこ◆とよよんさん◇森朱鞠さん■ ...- こひもと ...自由詩18*15-1-7
明けまして猫年ですが?- 梅昆布茶自由詩13*15-1-5
冬の半導体- たま自由詩22*15-1-2
冷凍金魚はいつか解凍される日を待っている- そらの珊 ...自由詩16*14-12-26
十二月の疼痛- そらの珊 ...自由詩15*14-12-24
三日月の国- nonya自由詩16*14-12-23
アノミーちゃん- salco自由詩1114-12-19
隣に住む人- 夏美かを ...自由詩28*14-12-18

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