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月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る

のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ....
ニューヨークの地下水路にはワニがいて
白い鱗で覆われたそいつは真っ赤な瞳をギラギラさせていつも獲物を待っている
だからニューヨークじゃ死体の処理には困らない
マンホールの蓋を開けてそこに放り込ん ....
夕映えを湛えた水面は
紅葉の最後に火照り
林に、ひっそりと隠れて

  雲場池

湧き水の注ぐ豊かは
常に清冽を極め
水鳥の、
その羽根の下にある深さを忘れさせる

黄色や褐色の ....
書いておかないといけないのかな
十一月の林檎もぎをする足元に咲く
たんぽぽと

実った林檎をもぎ取る同じ時期に
今年は 林檎の花が咲いている
全部ではないけれど 全部だったら破滅だけど
 ....
現在は遠く離れてしまい
過去が目の前に現れた
どんなフィルターも通さない
深い信頼に満ちた現在は
地球上に舞い降りた天使で
絶え間なく優しさを降り注ぐ
太陽のようであったが
一つの闇
 ....
崩れた崖にしか
射せない陽射しがある

とがった石くれが こぼれ
風に拾われた 影を埋めた

朝焼けを浴びて 土の奥が泡立つ
浮かばなかった あの想いが

花のように上を向いて
踏 ....
紡いだ網を空に投げる
残月と夕雲の一部が
網と一緒に降ってくる
ほのかな緋色の輝きが
頬と月を染めている
もたつきながら網を払うと
のろのろと月と雲は帰っていく
そしてまた網を投 ....
めまいがするほどに単純な設問の数々
「はい」か「いいえ」のいずれかで答えよと記されていた
簡単な筆記試験だからと
人事部のひとはわたしを残し出て行った
小一時間もあれば出来るよね
何だかなあ ....
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました


おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ....
ただいま調整中 江ノ電の窓辺に{ルビ凭=もた}れ 
冷たい緑茶を飲みながら 
ぼうっと海を見ていた 

突然下から小さい手が伸びてきて 
「かんぱ〜い」 
若い母の膝元から 
無邪気な娘がオレンジジュー ....
街路樹をまたぎ
車道を歩き
寝転ぶ
浮遊感に満ちた気分がクッションとなり
アスファルトは優しい

主張の強いネオンも点滅することをやめ
自動販売機が定期的に息継ぎをしている
大量のジュ ....
忘れたくないのは
あの夜の
イソジン味の
くちづけ

海沿いの駐車場で
満天の星の下
一人で眠る
車の中

味のしなくなった
チューインガム

風に掻き消える
タバコの煙
 ....
昨日のゴミ置き場で 
幸せそうに日向ぼっこしていた 
白い便器の蓋が 
今日は無い 

腰を痛めて十日間 
介護の仕事を休んでいたら 

先月の誕生会で 
目尻の皺を下げていた 
 ....
ぼくの体をニコニコ動画にしてください
みんなの言葉で突き刺して殺してください
自己の再生 および 前頭葉のフラッシュ
コメントの文字数制限は 年齢×1文字です
段々ぼくの顔が ニコニコから へ ....
who

おまえは誰だって問われても
わたしって誰なのかな
今のわたしがわたしなのか
ほんとうのわたしは他にいるのか
自分探しの旅路
だなんて聞き飽きた科白だけど
わたしってやつは
 ....
海を見ている

さくり、さくり、
音をたてる足元の砂に
こころ揺らがぬよう
爪のかたちが付くほどに
手のひらを握り

海を見ている

潮騒に混じって
耳に届く ....
はにかんで笑う アノコの
やわらかな心のヒダを斬りきざみ
助けをもとめるノドブエを噛みくだいた


アノコに突き刺した
痛みと悲しみの
鮮烈な返り血を浴びたとたん
それはドス黒くキミに ....
自分自身という言葉の群れが後頭部から溢れ側頭部をなぜて前頭葉のひかりをあびている
フルに満載の瓦礫の山がくずれそうだ
カーブする轍
傾く我々で
ゼロにたちきることができず
目をとじ ....
優しい国のふもとでは、
テレビのなかで、パソコンのなかで、
夥しいテントが並べられている。
積み木のような高層ビルの森の透き間を埋めて、
資本家の設計した本土総力戦を生きた、
こころに赤い傷 ....
  

 ターテンは
 両足が不自由で
 下半身と両腕に
 ギプスのような器械を
 つけていた
 本名の達野公彦と呼ぶ者は
 誰もいなかった
 みんな彼をターテンと呼んだ
 ....
誰もぼくを知らないところへ行きたい
優しい人も
厳しい人も
生意気なやつもみんな棄てて
誰もぼくを知らないのなら
ぼくが知っている人たちのところだって構わない
ぼくに関する記憶を消しさって ....
 わたしは、あなたが思うよりも深く、沈んで、いる。
 それは深海のようであり、深遠のようでもある。
 あなたはあなたが嫌いで、いつも誰かを、装って、いる。
 あな ....
一、
きれいによせれば
はじめから
なかったことに
きずなどうそに
ゆうぐれがくる

ニ、
ていねいにぬえば
きずはきっとうそ
ゆうぐれがくる
うずくまる

三、
 ....
過労死続出ホワイトカラー 今だに薄給恐ろしい
君の頭の中には良心あるか 俺の仕事はデスマーチ 
やる気も見せない労務省 生気もぶっ飛ぶ残業地獄
内閣自慢のホワイト・カラーは 給与削減60兆円!? ....
今日も一日、朝起きたらすぐに身体検査が始まる
俺は髪倒れは髪倒れは髪倒れは神だカミカミカミカミ
防護服を着た男が「ウィィィーン」とか言いながら機械音の真似
下から覗くようにカメラが移動 移動移動 ....
窮理の唄


どーん、どーん
どん、どん
賢き童は申し候
賢きの、賢きの童は
拍子とり,一巻のくすしい唄を
うたい候
髭の相者はおわしせば
髭の相者の髭ひとひねり
窮 ....
三次元で存在できないものは
二次元で存在できた
手元が狂って黄色い場所に着陸した/飛び出た剃刀
ああ、寒い
冬の風が力強く脈打っていた
お尻を向けられた顔面に
煙草の煙が雲散霧消する
入 ....
派手に着飾って、香水を叩いて
俺を迎え入れる準備をするんだ
不手際を見つけたら二度とは訪ねないぜ
完璧なスタイルで物事を始めるんだ

街路には迷子が散乱してる
年端もいかない母 ....
{画像=071102135328.jpg}

秋を絞り採る作業を
定数で合わせようすると
声が出ないことに気がついた

黙っていろ、という事なのかと思い
あめ玉を舐める

れーろ、
 ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(6273)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月とユニコーン- 未有花自由詩11*07-11-12
アリゲーター- 風見鶏自由詩307-11-11
雲場池、入水- 銀猫自由詩15*07-11-10
ゼロの星- 砂木自由詩11*07-11-10
三角関係- 狩心自由詩2*07-11-10
絵描き- 砂木自由詩11*07-11-9
緋色の夜空- ススメ自由詩307-11-9
詩を書くことは好きですか- 恋月 ぴ ...自由詩33+*07-11-9
あかね色の慕情- 渡 ひろ ...自由詩24*07-11-9
CA・STAR〜ヴァニラ・スノー〜- Rin K自由詩23*07-11-8
ウルトラマンの人形_ー江ノ電にてー_- 服部 剛自由詩7*07-11-8
深夜徘徊- 佐々木妖 ...自由詩10*07-11-7
スター- 大覚アキ ...自由詩5*07-11-7
「_無_」- 服部 剛自由詩32*07-11-6
のっぺらぼう- 狩心自由詩2*07-11-6
な、わたし- 恋月 ぴ ...自由詩28*07-11-5
午後の水平線- 銀猫自由詩11*07-11-5
鏡に映して- 渡 ひろ ...自由詩8*07-11-5
やわらかく毛穴がひらき世界が- モリマサ ...自由詩707-11-5
白い夏- 前田ふむ ...自由詩22*07-11-3
ターテン- カンチェ ...自由詩1007-11-1
誰もぼくを知らないところ- soft_machine自由詩10*07-11-1
「_あなたの中の、わたし。_」- PULL.自由詩20*07-11-1
挨拶- ミゼット自由詩2*07-11-1
残業ホワホワ〜過労死続出残業代0BPM〜_跡地- 風見鶏自由詩1*07-10-31
監禁- 狩心自由詩2*07-10-31
窮理の唄- 生田 稔自由詩707-10-31
不可能物体- 狩心自由詩2*07-10-31
予想以上のことが出来るといい- ホロウ・ ...自由詩3*07-10-30
あめ玉- はらだま ...自由詩13*07-10-30

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