すべてのおすすめ
「君はNT(ニュータイプ)かもしれんぞなもし」

誰が言っていたかも忘れた
この怪しげな言葉を信じて、はや十年
僕は、自分がNTだと確信した
NT、はつまり、新人類
人類の中でもさらに進化 ....
 子供の頃から
 一人だと感じていた

 見栄を張り合う親の中で育ち
 親の顔色をうががって過ごした幼少時代
 
 心を通わす友達もいなくて
 弟 妹を虐めて
 心の憂さを晴らして ....
黒に染まる夜は
怖い
闇にある光は大好きで
暗闇の中に
蛍をばらまいて
自分の夢を数えている

お寺の鐘は
友達に
バイバイを言えという合図
妙に寂しくなる
そんな鐘がなる6時を ....
まぶたを突き抜けるような明るさに
耐え切れずに目を開けた
先に起きたらしいあなたは窓際にいて
煙草のけむりをほそく吐き出しながら 
晴れたな、と少しうれしそうにつぶやく

目を向けた窓には ....
いたいとき くやしいとき
かなしいときの なみだを
のこらず 如雨露にうけて
ともだちの 庭という庭で
しあわせの 花を育てます
  
 
●関連作品
ガーデニングの話→ http:/ ....
自殺した 友の魂が
あちらこちらで まだ 蠢いている
その


喰ってでも 生きていかねばならぬ
この
修羅


青天が
両手を広げたまま
立ちすくんでいる

どうし ....
粛然として初夏は重なり
カーテンを引く
夏の重さは水面を広げる
わたしたちは口止めをされている
沖の方では服を脱ぐようにして
海の肌が見える
わたしはあなたが好きだっていうことを
莫迦み ....
じっとして
息をひそめていればよかった
そしたら
なにもかもが感極まったままで
なにもかもが仏尊としたままで
かるがるにスキップ
輝かしいばかりの海原
だったろうに

鞄なんかも ....
ただひとり 生き延びた僕に、
残された海。
激しく、荒れ狂った夜は 引き潮に連れ去られ、
空と海とをわかつべく 曖昧な区切りは
さも穏やかに微笑んでいる。

磯際を覗くと、ウミスズメたちが ....
「日本(にっぽん)で
戦争なんて
あったんだ」
小学生の
弟おどろく

 聞いて驚け 相手はアメリカ

アメリカに
パールハーバー
あるならば
日本にあるのは
広島・長崎

 ....
真夏の夕陽に染まるさざなみは
あなたの肩越しに遠のいてゆくばかり
深めに倒したナヴィシートで
あなたの好きなラヴバラードに酔いしれて
日焼けしてしまった首筋に心地よくて
小さなため息をひとつ ....
思い出だけで終わらないために
日々は刻まれて
小さく、はらりと落ちていきそうなものが
私の中で対流している

一番最後の麦藁帽子が
夏の見える丘の、少し西の辺りを
沈んでいった日のことを ....
木漏れびる
影をかざして
雲のびる
来るごとくさざめき

咲くものと
信じるかはさて
先駆けるものの
真じつへの導き

芽ぶき
花ふぶき
青葉もクルルと

いのち
花のの ....
街灯に葉が透ける
見るでもなく 見ないでもなく
浮かぶ 黒猫の瞳

水たまりに漂う
おびただしい黄色の残骸
昼 彼らは風に揺られて
あたらしいいのちを探していたんだ

春は今 ....
コントラバスは 宇宙からできている


共鳴胴は スプルースやメイプルなど森の木々から、
弓は 草原を走る馬の尾の毛から
成り立っていて、
弓に琥珀色の松脂を塗り 弦に滑らせることによって ....
 まどろむ中で目が覚める
 ここはどこだ?

 一瞬自分が誰かも
 どこに住んでるかもわからなくなっていた

 それにしても静かだ
 土曜日の朝
 少し曇りがちな朝
 ひんやりとした ....
テレビをつけると
いつの間にかスポーツニュースが始まっていて
きっといつか見ただろう中年の男が
神の立場で
野球をカミカミ語っていた
もうすっかり名前も
投手だったか野手だったかもわからな ....
ポケットに入れっぱなしにしていた

まなあたたかいビスケット食べ

ほろ苦い味が口の中に拡がり

なんだかしょっぱいなと思ったら

嗚呼何だ、瞳から落ちる雨のせいかと

確認したと ....
私とあなたの間には 
いつも一枚の窓があり 
互いは違う顔でありながら 
窓には不思議と似た人の顔が映る 

私とあなたの間には 
いつも一輪の花の幻があり  * 
互いの間にみつめると ....
悲しみは なぜ
訪れるのだろう

忍び足で 近づく音もたてずに

涙は なぜ
こぼれるのだろう

想いの泉 溢れて・・・


自分に素直に やさしく生きる

そんな子供が 生 ....
無言のまま階段を上がる
放課後。
誰もいない校舎でひっそりと息をしてる僕ら
先生が来るといけないから、と
なるべく音をたてないように
階段を一段一段

手だけを繋いで
まるで心臓がそこ ....
 重くのしかかる空の雲は
 梅雨入り宣言を確信させる
 
 長く続く雨の中
 傘もささずに歩いてみる
 路地裏で黄色やピンク色の傘が咲いている
 小学生の下校途中
 
 梅雨も悪く ....
#11

 あんパンに
 刻まれた歯形
 整然と
 環状列石のごとき
 聖痕
 


#12

 フィンランドとか
 ノルウェーとか
 そういうかんじの
 とにかく寒い国 ....
#01

 心臓が
 とまっちゃうほど
 うれしい
 なんて
 恥ずかしくって
 心臓が
 とまりそうだよ



#02

 いつかはこの魔法が
 解けると思ったら
  ....
 そこはかとなく
 身体がだるい

 見上げた空の色は
 僕の心に積もるようで
 重くのしかかる

 そんな日に運命の出会いがあった

 妹が子供を授かった
 かわいい女の子だ
 ....
おっぱいなんて所詮脂肪のかたまりで
手のひらに余る重量感にホッとしながらも
そのすぐ下に控えるくびれに
そこはかとない微妙な崩れを見つける恐怖
脂肪も依る年並に頑固になっていくようで
ち ....
ハート が いっぱい。

気持ちのやさしい 花なんだろうな。。。

それでいて

アスファルトの間に咲いていたりして


心が強い。


子供の名前に付けたいな
荷物が重くて
帰り道が遠い夜も
星が しゃん、と
鈴を鳴らすことがある

鞄で傾いた右肩を
白銀色の響きが
そよ風となって撫ぜるから
もう少しだけ進んで行ける

余韻の尻尾
 ....
一日の終わりに
公園でくつろぐ
空気が美味しい
ナラの雑木林

子供のかけ声
鬼ごっこ
白いアジサイ
犬の散歩

夕陽がちらりと見え
カラスが鳴く
チョウが舞う
全てを忘れる ....
月光を浴びて生まれた一人の少女
その唇から
言葉がツタのように伸びてからまり
あの家を覆ったの

家の中には
青白い顔をした少年が一人
小さな椅子に座っていて
コーヒーミルを回していた ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オールドタイプとは違うのだよ- 美味自由詩2*06-6-12
肩にかかる重み_希望に変えて- 山崎 風 ...自由詩5*06-6-12
少年コーラ- ゆうさく自由詩5*06-6-11
匂い- 万里自由詩706-6-11
そろもん(ガーデナーの話)- みつべえ自由詩406-6-11
生きてから_死ね- 第2の地 ...自由詩806-6-11
カーテンを引く- tonpekep自由詩11*06-6-11
茅屋- ミネ自由詩106-6-11
Sirens_☆- atsuchan69自由詩7*06-6-11
大工の息子がにやりと笑って〜War_and_Religion ...- AKINONA自由詩9+*06-6-11
Love_Boat- 恋月 ぴ ...自由詩15*06-6-11
曳航- 霜天自由詩1306-6-11
木漏れ日- シホ自由詩4*06-6-11
或る想い出- チェザー ...自由詩5*06-6-11
コントラバスは宇宙からできている- まほし自由詩18*06-6-11
笑顔の連鎖- 山崎 風 ...自由詩3*06-6-10
兎女- 黒田康之自由詩506-6-9
名も知らぬ君から貰ったビスケット- こめ自由詩706-6-9
傘を差す人_- 服部 剛自由詩21*06-6-9
贋作、_ぼくのなかの_のび太- Lucy.M.千 ...自由詩406-6-9
横になる、夏。- 夕凪ここ ...自由詩11*06-6-9
嫌われなきゃいいな- 山崎 風 ...自由詩5*06-6-9
フラグメンツ(リプライズ)_#11〜20- 大覚アキ ...自由詩306-6-9
フラグメンツ(リプライズ)_#01〜10- 大覚アキ ...自由詩10*06-6-9
新生- 山崎 風 ...自由詩6*06-6-8
*武装*- かおる自由詩11*06-6-8
なずな- Lucy.M.千 ...自由詩2*06-6-8
星の馨り- まほし自由詩16*06-6-8
白いアジサイ- ペポパン ...自由詩5*06-6-7
ひとつだけお願い- ふるる自由詩22*06-6-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152