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最近
僕らの会話の間には
「確定申告」という言葉が良く出てくる

娘は
そんな僕らの会話を聞いていて
いきなり

「かくていしんこくってなーに?」
なんて聞いてきた

僕は ....
あなたの姿を まぶたの裏側に
赤い 糸 で繋ぎとめ
下の名前を そっと 呟いてみる


あなたへの 気持ちを 確めたところで


  ぬかるむ春の気配に取り残された針金細工
  忘れ ....
君がいないことを理解し始め
桜の花弁は涙のように降る

誰かの左腕を繋ぐ手錠はなくて
あの日の冷たい感触だけが右腕に纏わり付く

最近は理解した
この腕を自由にしてくれたと
君は優しい ....
[hi−fi]

咳をしたあと
ひゅう、ひぅ と、
咽喉が鳴るんだと思った

きみは 背を震わせていたんだ
いつもそうやって


シーツのなかでつま先だけが冷えるから
それから眠 ....
自分を壊す試みに疲れて
ふと窓の外を見ると
静かに細かな雨が木々の葉を打っていた

今の私にはけっしてとどかない
やさしい雨に打たれているすべてがうらやましい

手を突き出して受けた雨は ....
ぼくは悩んでいる。

毎日毎日悩んでいる。

そう、悩むことがすでに趣味なのだ。

ぼくたちは小さな悩みをどんどん大きくしていくことが楽しみなのだ。

世界の難しいことがらのほとんどは ....
いつもの道を少し遅刻しそうな時間帯
僕はいつも通り自転車を走らせる

今日はちょっと寒くて
冬物のダッフルをタンスの奥から取り戻したよ

寒い日はわりと好きで
冷たい風に頬をはられ
僕 ....
物事は身

その本質は骨



言葉は身

言いたい事は骨



食べるのは身

捨てるのは骨



見えてるようで見えてない

大切なのは知ってるけど
頭が痛い

どうやら
電気ポットが
頭の上に
圧し掛っているようだ

その上に
どうも
漬物石まで
圧し掛っている模様

チームぶたさんよ
全部追い払ってくれっ!

 ....
赤と緑の絵の具は混ぜちゃいけないよ、汚い色になるからね

美術の先生が言っていた

混ぜてみたら

私の髪の色になった
ぼくはときにイカサマを愛し
嘘をつくことに夢中になる
やがてスルメみたいに
熱が冷めると
かなしいものを反らせている

反らせる部分でぼくは
誰かと繋がっていたくなる
ぱちぱちと吸盤が ....
浜辺に漂いついた瓶のように
ひとり暮らしの郵便受けに
届いた宛名違いの封筒は
丁寧な文字で
差出人の住所

きっと昔、この部屋に住んでいた
誰か宛の誰かの手紙
なにかの縁だろうと
不 ....
君があの子の話をする度に
僕の胸の奥底に一輪
黄色い薔薇が咲く

全て君に
摘み取って欲しいと
思うけれど
云える筈もない
咲き乱れる
薔薇の香りで
噎せ返りそうだ

今宵も
 ....
私お坊さん
意外と偉いんだよ
もう髪ないだよ
ハゲと言わずに坊主と呼んで
なむやむくむんとむやむくむん
ぽくぽくちーん
ちーんちーん
悟りの境地に達すれば
やましい雑念など
ちーんち ....
たぶん

ビタミン
ほしい

おいしい
ビタミン

とろける

おろな
みんしー

だから?

1000
たけだ

ビタミン

ねむいの
かも

ほーっと ....
夜道を散歩しながら
人知れぬ夢を呟くと 
胸に溢れる想いは
目の前の坂道を昇り 
仰いだ頭上には 
只 白い月が
雲間から地上の私を見ていた 

半年前 
オートバイに乗ったお爺さん ....
その夜 女神が降りてきて 
真実を映す鏡だと言うから、覗き込んでギョッとした
 
これは私ではないと訴えたら 女神は笑う 
皮膚が剥がれているのは 
上っツラだけ善く見せようとしていた所 ....
あなたを思いながらわたしは男に抱かれています
この世から離れていたくて
あなたに恥ずべき事ととは思っていません
恥ずかしいのは生きている、その事です

あなたを思いながら男に抱かれるのは
 ....
文字なくたって
言葉なくたって
作るのよ
詩を

それは心臓の
真隣にぶらさがる
果実

皮膚の内側に
腫れている

熱くて
痛くて
しょうがないんだ ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
犬になりたいと願ったことがある
大きくてまっ黒い犬になりたい
バカで舌だしっぱなしだったりして
まっ黒い服をきたひとに飼われるのだ
静かな家で
僕はよく眠るだろう
そしてバカみたいに愛して ....
 青いさくら
 寡黙なモーター
 ポスト
 白く剥げたポスト
 閉じたコンビニ
 午前四時
 リクエスト受けつけないラジオ局
 届かない速報
 流されない涙、血流
 脈うたない心臓
 ....
幸せは一杯の紅茶 
飲み込めなかった昨日の苦さに 
{ルビ一=ひと}さじの砂糖を溶かす 

幸せは真昼の入浴 
日常の{ルビ垢=あか}に汚れた{ルビ心身=こころみ}を 
泡立つタオルで浄い ....
少女は高い{ルビ椅子=いす}に上ろうとしている 
小さいお尻をどっかり下ろすと 
食卓には色とりどりのご馳走とデザートが並んでいる 

食べ終えると飽きてしまう少女は 
物足りず他の何かをき ....
いつも
手を伸ばす
その、チープさ
あなたは
最新の通信機器を
持ち歩いた
私を愛した

東京、
地を踏む足は
いつもと何も変わりないのに
あなたといると私は小さい
人込みに埋 ....
どおおんと山を越えてくる
それは鯨 たぶん
そのとき大きな波の下で ひとは
ディープブルーに染まる


背中から背中へ流れる
かなしみの深さを ひとは
知ることができない
だれも ....
うつくしい まなざしを 胸に秘めていると
 すべてが 花のように 咲きはじめる
青空のように 澄みきって
 世界は いっそう かるくなる 

大地に降り立つと 満ちたりてくる
 空の表情が ....
水を与えなかった苗が
気が付けば枯れていました
水気もなく浮き彫りの葉脈は
以前は生きていたのだと
ここで呼吸していた事
それを私に知らしめているようで

私が忘れていたから
貴方は枯 ....
傘もささずに駆け出した 
胸に 弾む雨 あなたとの出逢い

秋は深まり ひだまりのぬくもり
やがて移ろい いつしかたよりは途絶えたまま 
春を待つ 心に 訪れた小鳥のさえずり

 この街 ....
切れる。

ハカイショウドウ、

 こみ上げる動悸、

コウゲキホンノウ、

 切り刻んでやる!!!
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