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塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある

前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした

「死んでやるー!」と何度 ....
一頭の牛が
ブランコを押してくれた
こんなに高くは初めてで
空だけがきれいに見えたけれど
必ず元の場所に戻って
どこにも進むことはなかった
明日食べられるのだ、と
牛は言った
 ....
子供の頃はとてつもなく曖昧だった
唯漠然とした善悪のみに支配された世界


物事の基準は一つ
両親や周りの大人がどう思うか

嫌われない様に
叱られない様に
悲しくない様に
小さな ....
警官をしている先輩が言う。
沖縄サミットは ほんとにヒドい目にあった って。
わたしの好きな先輩。

今朝も早くから暑いのに 泥だらけの軽自動車で
沖縄のオジイとオバアが野良仕事に出かけ ....
エバ、君は
人の目を怖れるから
僕が見つめるほどに遠ざかったね

その気持ちは痛いほど
僕にも伝わってきたよ

エバ、君は
捨て猫だったから
信じることを怖れていたんだよね

瞳 ....
道なんてあってないようなもの
父さんのコンパスはとっくに役立たず
前なんて方位 本当にあるのか?

テレビは真実を伝える気もない
ただ嘘で塗り固められた情報を吐き出すだけ
こんな世の中でど ....
立っています。

赤ちゃんが

青いカーペットの上で

立っています。

生まれて、初めて

進化の過程を辿ってきたみたいに

二本足で立ち上がって

こっちを見て

 ....
静まり返った夜空見上げて
周りを確かめてから 一人で低く呟いた
なんで今がずっと続かないんだろ

楽しいもの嬉しいもの大切なもの
みんながこの手を擦り抜けてく
まるで初めからなかったみたい ....
むかしね
月経の血を集めて
煮詰めて
お薬を入れて
人間を作ろうとしたんだって
あれは本当よ
そしてできたのがわたし

上手くできたでしょ
さあここにも入れてみて
どんな具合がする ....
また『薬指』を拾った
今月で3本目だ

白く細い
白魚のような指に
上品なシルバーのリングが
しゃん、と通してある
今まで拾った中で
一番美しい薬指だった


いつものように
 ....
反応に慣れた時代で

敏感に侵され

シンプルな伝達は

優等生の証


赤か白の旗を
挙げ続けなければ

故障とみなされるのに

疑問が鳴り止まない

流行らない ....
無言電話がかかってきたので、無言で待った。

遠くから、海の音がした。
 
 
 
 
職場の後輩が結婚退職することになって、送別会に出かける。そこまで近い関係じゃなくて、しぐさとか笑顔とか、感じいいなあって思ってた人。そうかーよかったね。

だけどそんな感慨はもはや思いっきりマイナ ....
キミの生まれたこの日
一度しか祝ってあげられなかったね
『来年もその次も
ずっとこのまま』
迷いなく あんなにもつよく
信じていたのに


最後の夜泣いたのは
キミじゃなく私が
そ ....
鎌倉駅の通路の壁に
寺へと続く石段の写真が展示されていた

門の向こう側の境内には
不思議な光が満ちあふれ
そっと上げた足先を写真に入れると
体ごと吸い込まれた僕は
気が付くと
石段の ....
はじまりまで
さかのぼってしまう
あとのまつり

おわりまで
みえてしまう
あとのまつり

おはやしのふえ
たいこと かねのおと
ふと とぎれたあとの
いたたまれない
がら ....
カカ カカ カカオ
カカ カカ カカオ
カカ カカ カカオ
(one,two,three,four)
 
台詞:世界中のみんな愛してるよ

(前奏)

ギブミーチョコレー ギブミーチ ....
家の近くで見たのは野良犬の親子

道路をわたるときは子犬のほうが先で
親犬はあとからついてゆく
一見普通の光景だけど

親犬は眼が見えない

だから子犬が前を歩き
親犬はその匂いを頼 ....
おんなが なぎさで
砂を かぞえている
いくとせも いくとせも
なみだと 朝焼け色の
大漁旗を まちながら
正義と悪の
がいねんは
小さい頃に
戦隊ヒーローから
おしえられた

ものごとを
きょくたんに
2つに分けたがる
習性もピンチに
なったら他力本願な
体質もき ....
 
 さりげない日常に
 きらめく刹那が訪れる
 
 長い深い夜を飛び越えて
 朝日のまぶしさに目を凝らして
 昨日まで思い気持ちが白紙に戻れば
 それでいい
 
 生きると言うこと ....
 
 ひさしぶりやな 元気やったか
 わしはなぁ殻ごとのゆで卵食べて
 この通り元気まんまんやでぇ
 
 ところでなぁ
 儲け話があるんや
 鶏のフンを軽トラに乗せて運ぶんや
 日当5 ....
冬の朝空
七時の悲しい羊たち
隙間無く群れをなす

東を目指す羊らが
見つめる先はどこの地か
無言で光に染められていく

たどりついた羊らは
美しく映え
空に融けていった
明日は我が身、
{ルビ認=したた}めた脳裏に
父と母の喧騒と
踏み入れられなかった襖一枚と
ぎりぎりの強さと
泣きながらくねらせた騎乗位と
青い夜が届けたシンナーと
守り抜いた大切でない ....
 楽しい宴は夜がふけて始まり
 欠けた月が昇ると
 あなたは僕を残し
 去っていった

 残った酒を飲みながら
 あなたの形をした
 蛍光灯に映る煙を眺めながら
 言葉の返ってこな ....
心の少年兵よ
きみは今も
新興住宅地の上を翔(かけ)ているのだろうか
月光を浴びながら
忘却に立ち向かっているのだろうか
確かめたくて窓から首を出せば
電柱で立て膝 笑っているはずだ
( ....
人は何のために
生きているのでしょうと
涙する君に

指で一筋
零れる心を
そっと拭う

こんな僕でも生きていれば
一粒くらいでも
君の涙を
拭ってやれるから

そう
囁い ....
眠れない

蚊帳の中寝苦しそうな貴女の
汗ばんだ肌をじっと見つめながら
手と手を重ね合わせて
ぼくらはつながってるんだと
確かめようとした夜

独りぶらぶら浜辺を歩く
 ....
しゃがみこんで
つまみ上げてみてごらん
たいていは
どうでもいいモノゴトでしょ

そういう
どうでもいいモノゴトを
寄せ集めて積み重ねて
それで
できあがっているのが
世界なの
 ....
ビートルズの曲聞いた事ある?
あれって全部中学生でも分かる英単語で書かれた歌詞なんだよ
そんな語彙力で彼らは伝説になったんだよ

だったら俺も
そう、君だって
ありふれた言葉でも
使い方 ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
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