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やっと年に一回の
大江戸花火大会が
はじまった
花が咲き乱れきった後
最後の一発があがった

花火職人の与作は
世間から
つまはじきにされていた
よく肩をふるわせながら
顔を洗って ....
あなたの横顔を見つめ 
あなたの寝息を感じる

指先で鼻先をなぞり
頬に唇をあてる

ただそこに あなたが眠っている
それだけで こんなに涙が溢れる

瞬きもせずに じっと見つめてい ....
のぼせたわけじゃないんだよ

つい沸かしすぎた湯が
総毛立って縮こまる私を
ひとときたりと忘れぬよう
きつく抱いて締め上げるから
ほんの少し恥ずかしかっただけ

少女の頃に見たきり ....
{引用=
クリスマスイブの夜、
京介くん(以下K)は部屋にひとり、ベットで、うとうと。
サンタクロースを待ちながら眠い眼をこする。
サンタさんが来るまで起きていたい、そんな子供。


 ....


僕はあなたに
亡霊であり
生ものであり
影であり
車であり
スプーンであり
無垢の造型であることを
求める

あなたにここにいてほしい

日々
僕は
あなたになっ ....
あなたの
そっとさしだす 毛糸のなめらかさに
それはけっして花束のように重くないけど
かくれるほどのごうかさもないけど
ぽんぽん、ぽんぽんと
逆立つせわしさを
なだめられている

おや ....
ウミガメさんからメールが来ると
海が見えーる気がします

アオウミガメなら青い海
アカウミガメなら朝焼けの
ヒメウミガメなら秘められた
秘密の在り処のメールです

ウミガメさんのメール ....
なんで泣いてんの
と 姉がきく
ずけずけと  真っ直ぐに見つめて
あのときもそうだった
私をみて 手をふった姉がいた

特殊クラスって言葉の意味が
わかりはじめた頃の
私には はずかし ....
 …先生 私は本当に分からないんです
  今まで私は何をしてきたのか
  何であんなことをしたのか(泣く)

この人は楽器屋の主人で
まず店を持ったときの話をした

 …手作りの木造のよ ....
ふわりと舞い上がっては
すぐに降り止む四角い雪に包まれ
夢のヤマネ
春までを君のポケットで過ごそう

小屋の中では
幾つもの赤い糸で
あやとり
ハンモック編んで眠る

松葉の夢
 ....
新月の深い闇夜はいつも
晩夏の有明海を思い出す


まだ19歳のひとり旅だった

熊本長洲港から最終間際の有明フェリーに乗船し
対岸の長崎国見の多比良港に渡った

フェリーに親しげに ....
{引用=
おんなのこってなんでできてる?
おんなのこってなんでできてる?
おさとうとスパイスと
すてきななにもかも
そんなものでできてるよ


『マザー・グース』より「おとこのこってな ....
さぁその角で天を突け。
空を破れ。
湾曲した、その角は雨を降らす為にある。

大移動は、あまりしたくないだろ。
アメリカバイソンは人に狩られ絶滅危機さ。
お前等が一番かっこいいのにな。 ....
降りしきる雪に
運命を委ね
去って行くのですね
白い肌は
景色に吸い込まれ
後ろ姿が美しいから
何時までも見ていた

触れあった
指先の温もり
覚えてますか
手渡しで与えあった
 ....
けっこうウザく
思われるかもしれませんが

構内全面禁煙と
太いゴシック体の赤字でプリントされた
間抜けなチラシが等間隔に張られた

ヒトまばらな
長い駅の端っこで

帰り道

 ....
踏台昇降の結果がやたら
長距離走を進めてくるので
試しにやってみたら

ずっと痛くて
静寂を破る号令を待っても
美味しいおやつの夢で誘惑してても
青空を吸い尽くさんと砂の上に転がってると ....
「満月に吠える」

夜中眠りに就いて初めて裸を曝す
歪んだ時系列を跳ね跳び
活きた清涼水を次から次へと浴びる
そして吠える
自分の闇に悲しく浮かぶ
黄色い満月に



「手紙」
 ....
涙もろくなった
信じられないぐらい
俺は涙もろくなった
ひと昔前なら馬鹿にしていた類のドラマでも
ちょっとしたシーンで泣くようになった
みんなももっと涙もろくなればいい
いやもう涙もろい社 ....
今日も一日正しく回ったね、世界

くたびれかけた黒い革靴に
青とオレンジの夕暮れが映る
帰れる場所があって、ありつける夕飯がある
好いてくれる人はいないけど、誰も嫌ってもいない
それはとて ....
彼らはそれをしらない
しかし
彼らは それを する

わたしたちは
夏が好きです。
海の色が一番美しくはえる夏が
好きです。
太陽の光の中に
海辺の砂の輝く夏が好きです。

そし ....
そこそこに慌ただしい日をこなしたあとは
急ぎの用ではない
コマゴマを
脇へ全部追いやって

静かに坐ってまゆつくる

まゆからでてきたからといって
羽根あるものになるでなし
わたしは ....
娘は先生を伴い玄関の前に立っていた

「おかあさん、申し訳ございません」

担任は、開口一番こう言った

娘のランドセルに油性マジックで
”死ね!土屋”と

でかでかと、いくつも書か ....
職場で叱られそうになって
動悸がしても
南無南無南無と口ずさむと
意識が現場から逸れて
少し楽になる

幼い頃に
母に連れられて寺に行き
大きな仏壇の前で
毎日題目を唱える
そうい ....
{引用=月の無い空に踏み出した
僕らの星が降る





綺羅星よ、名も無い僕のカタルシス 溢れるきみの瞳を舐めれば


吐く息が溶けてきらめくこの町の 空を見上げるまなざしのおと ....
君がまだ6か月のとき
君の夜泣きが止まらず
私は泣きながら君を抱いて
夜中の暗く細い道路をひたすら歩いてた

このまま車にひかれてしまいたい
そんな無責任なことを考えていた

私には
 ....
お葬式の列は黒の人の群れ
目の淵を赤くした人の群れ

カラスが電柱にとまってみていた
身づくろいしてみていた

喪主のあいさつは涙まじりで
関係の薄い人も泣いた

いったいなににおが ....
いつもにこにこしてるから
すきになった

わたしのことすきなの
ばればれだから
すきになった

冬は夜がいいね
とあなたは言う
月へのいっぽんみちを
手を繋いでてしてし歩く
町で ....
やめてください!

写メ撮るのやめてください!

ネットにアップなんかされたら、家族や友人に見られるかもしれんやろ。
めっちゃ恥ずかしわ。

ブログにアップとか 絶対やめてください って ....
 例えば地に足が着地したとして
 曇り空と背の高い建物の間に
 そっと手を差し入れることもできるし
 湿っぽいから霧を出してもいいし
 花のように丸くなることもできる
 後悔はな ....
この道、を聴きながら今
お昼間にやりたかったこと

木をぐるりと囲んで
だきしめながら
太陽をあびたい
ぽかぽかと

きょうをさかいに
たくさん 人のゆくえが変わった
いつも通る道 ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アスレチック・ベイビー- りょう自由詩4*09-12-25
わたしが眠りに落ちるまで- 帆乃香自由詩209-12-25
長風呂- ゆえづ自由詩409-12-23
サンタさんとサンタさんの間で- 北大路京 ...自由詩7*09-12-23
あなたにここにいてほしい- 真島正人自由詩6*09-12-23
S- 唐草フウ自由詩5*09-12-22
海がめメール- 小池房枝自由詩4*09-12-22
- 朧月自由詩709-12-22
あるカウンセリングの一場面- りょう自由詩309-12-22
スノードームの嵐- 海里自由詩109-12-21
不知火の海- 楽恵自由詩13*09-12-21
おんなのこってなんでできてる?- 亜樹自由詩109-12-21
ウシカモシカ。- 菊池ナン ...自由詩3*09-12-21
- ミツバチ自由詩17*09-12-21
おじさんなりのやさしさってのは- よーかん自由詩209-12-21
振動- 風恋誦自由詩109-12-21
満月に吠える- 乱太郎自由詩15*09-12-20
涙腺- 新守山ダ ...自由詩509-12-20
団地- haniwa自由詩309-12-19
彼らはそれを知らない- 草野大悟自由詩6*09-12-18
まゆつく- 笠原 ち ...自由詩14*09-12-18
ランドセル- 森の猫自由詩6*09-12-18
もう唱えない- 殿岡秀秋自由詩509-12-17
ふたごの星- あぐり自由詩3*09-12-16
感謝- 桜 歩美自由詩509-12-13
黒の悟り- 朧月自由詩409-12-13
ここちよい我慢- はちはち ...自由詩8*09-12-12
千葉なのに東京という_あの場所で- 北大路京 ...自由詩19*09-12-11
たおやか着地- 嘉村奈緒自由詩15*09-12-9
茶・花、追憶- 唐草フウ自由詩6*09-12-8

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