すべてのおすすめ
昨今は上手に生きてます
花の咲かし方も覚えたし
友達もたくさんできました
君の傍にいる時間も増えました

気になることといえば
ずっと瞼裏に黄昏が広がってることなんですが
その下に見知ら ....
             2007/04/12

21世紀にもなって
バカでかいハーレーに
オンボロのハーレーに
偉そうに乗るなんて
なにか違和感を抱きます

環八に
オンボロのハー ....
写真では思い出せる
ものがたりは忘れてしまった
楽しかったことの記憶だけ
振り返ることもなく

通過電車のあとを追う
錆びた風であれば
印画紙を風の色に染めて
完成する思い出

岩 ....
幾多の苦難を
一つ一つ思い出に変えながら
今日も夜空には過去が浮かび
月影は淋しさをなぞるように
きれいな円を描いている

たとえば
「さよなら」の四文字を
どの星にあてはめれ ....
おばあちゃんは畑を耕します。
ニンジンを採ってきては僕に見せます。
目にいいから食べてみなさい、と
マンガ三国志を読んでいる僕に言います。

おばあちゃんは畑を耕します。
ジャガイモを採っ ....
ウォーリーを探せ、と言われて
ウォーリーを探しに行ったまま帰ってこない
そんな少女の話を以前しました
かどうかは定かではありませんが
電話帳に海という字を見つけては
泣きながら印をつけて ....
   


誠実で在りたいと思う

突然 割れるわけでもなく
花瓶の水が染み出してくる
その瞬間
隠している筈の物が
表に現れる

もろい心
先へ進む勇気が無い
されど
立 ....
誰にも使われなくなった鉄棒は
鉄棒自身が自分の目的を忘れていた
そして自分のためにだけに吹く風を
ずっと待つようになった
けれども風は鉄棒を無視するかのように
通り抜けてゆくだけだった
そ ....
俺は学校の
トイレでタバコ吹かし
銘柄の違うのに交換し
先生に怒られた

家では梅酒の1升瓶を
隠し飲んでいて
親に見つかり
お説教もらう

彼女にもらった
マフラ、手紙すべて
 ....
はじまりはとても静かであたたかで目を開けた赤子は咲く花花を見ゆ
るるるると蛙の鳴き声が聴こえてきた青い田園を目を細め眺めるそふ

なんども口づけを交わす祭りの夜の恋人達蛍や花火の真上で黙るつき
 ....
大学を中退した
だって
だるいんだもん
ダイエットにも失敗
大好きな
ダーリンが
ダメな私から
だんだん遠ざかっていく
ださい
大音量で
ダナグローバー聴いて
だらだらとベッドの ....
 がんじがらめのこの世界
 行く宛てはすべて先取りされてて
 俺の居場所はどこにもない
 
 言葉の遊びで自分を表す
 そんなのどうってことないって知ってるけど
 
 どうにもこうに ....
             2007/04/11

250ccのエンジンで
樅の木を撲った切る

嘘つくな
おまえの細腕で
適う物か
臍が茶を沸かすから
冗談も休み休みに言ってくれ
 ....
夜中
水道から
ぱたぱたとなみだ
海になんか辿りつかないのに
机の上で
しまい忘れたサラダが
哀しい彩りで居場所をなくしてる
きれいに一人分だけ残して
あたたかみをなくしたイスが
部 ....
学習塾に行く道で
おばあちゃんが一人で野菜を売っていた
何も言わずに通り過ぎようとしたら
どこへ行くんだね
と話しかけてきた
塾と答えると
そうかい偉いねぇ
今の子達は大変だねぇ
せっ ....
父が家に帰ってきたので
お帰りと言って
別の部屋

父が働いた金で
行かせてもらっている塾さぼり
そのまま布団へ
朝を待つ

朝、学校遅れないように
必死で僕をおこす

うるさ ....
爽やかに吹く風
そよそよと吹く風
または暴風
果ては台風までを手づかみでちぎりとり
乱暴に白いキャンバスに貼り付けて
「これがほんとの風景画」
などとのたまうじいさんがいる

 ....
春愁に耽る窓辺に
春の宵は更けて行く
何もかも朧に映るのは
この宵の不可思議のなせる業
月の{ルビ面=おもて}も遙かな山の端も
朧に霞み夢心地にたゆたう
私もまた春宵の魔法に魅せられ
桜 ....
微かに血の色を混ぜた
純白の火照り。
月光を浴びた濃淡の起伏が、
永くしずかに波打つ夜

幾重にも重なりあう
厳かな山脈を流離う爛漫、
滑り落ちる霞のごとく
裾野へ降りて散る花、死、花 ....
恋するたびに砕けた欠片を
涙でそっと集めて抱いて
鋭利な言葉で裂かれる思い
すべてこの手で集めきるには
わたしの心はあまりにも拙い
誰かの世界に埋め込まれたあなたの愛は
今日もわたしを彷徨 ....
マンゴーが坂道を転がっていきます。
南国の坂道をマンゴーが転がっていきます。
坂道の先に見えるのは珊瑚礁を誇る海です。

マンゴーが加速して転がっていきます。
海の薫りで辺りは満たされていま ....
{引用=くりかえされる、すべてのいのちと
いとおしきわたしの二人称たちに}


わたしがあなたを産んだそのとき
それとまったく同時に
あなたがわたしを産んだのです
この、配線だらけの街の ....
最寄り駅にあるキヨスクでは
店員のおばちゃんが詩集を売っている
おばちゃんの書いた詩や
駅員の書いた詩や
ホームの柱に落書きされていた誰かの詩が
そこには載っている
地域住民の出した詩 ....
乳化できたらいいのにと思う
だけど所詮僕とキミ、混じり合わない
僕はキミを中身のない女だと認めているし
キミは僕を生理的に受け付けないし

でも僕と、キミと、そのほかに

レジャーシート ....
嫁の腹が日に日に膨らんでゆく。
検診に行くたびに倍の生命力で大きくなってゆく。
嫁は四六時中続く気持ち悪さを懸命に我慢している。
風邪を引いてもなるべく薬を飲みたくないという。
嫌いなニンジン ....
花曇の四月から
薄灰色の雨が零れる
桃や枝垂れ桜の
薄紅のあいだから
無垢のゆきやなぎは零れ
春雷の轟きに驚いてか
ちいさなゆき、を降らせている

その様子は
あまりに白くて
白、 ....
この夜明け
街は忘れていた形を取り戻していく

影が生まれ
新しい気配が景色を横切る
一番透明な時間に
一番透明な予感が
僕を通り過ぎる
寄りかかった壁のその冷たさだけが
まだ夜に属 ....
「夏の夜空を真っ赤に染める、空襲のような花火の轟音に、怯えるフリをして、
二時間目になると学校を早退して、ひとりで戦争に行ったアノ娘の白いうでにしがみつきたい... 」


深夜、テレビを ....
ゆるぶりのたまべちを
へとり、へとり
ぬがいては、はるの
わがしにしたててゆく。
子供達は
頭の大きさほどのばくだんを抱え
海辺にたどりつくと
次々とそれを投げ込んだ

ことごとく不発のそれは
波に飲まれ
海はあざ笑った

次はよく破裂するものを持っておいで

 ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黄昏- ロカニク ...自由詩4*07-4-13
ナックルヘッド- あおば自由詩10*07-4-13
錆びた風を紡ぐときの浜辺で- たりぽん ...自由詩17*07-4-13
「月影」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩10*07-4-13
おばあちゃんと劉備- ブルース ...自由詩7*07-4-13
ウォーリーを探しに- たもつ自由詩1407-4-12
嘘がつけない- 川口 掌自由詩7*07-4-12
風を待つ鉄棒- ぽえむ君自由詩10*07-4-12
中学生の私- ペポパン ...自由詩5*07-4-12
春夏秋冬- ふるる自由詩19*07-4-12
だだだ堕落- 壺内モモ ...自由詩11*07-4-12
砕きたい- 山崎 風 ...自由詩307-4-12
チエンソー- あおば自由詩7*07-4-12
アスパラガス- 夕凪ここ ...自由詩1907-4-11
買い物を知らない子どもたち- ぽえむ君自由詩12*07-4-11
韓国のりとお父さん- ゆうさく自由詩9*07-4-11
老画家- 楢山孝介自由詩11+*07-4-11
春宵幻想- 未有花自由詩14*07-4-11
ら、むーん_★- atsuchan69自由詩17*07-4-11
たとえばそれが幻でも- アマル・ ...自由詩7*07-4-11
加速するマンゴー- ブルース ...自由詩6*07-4-11
流転する、すべての- 望月 ゆ ...自由詩39*07-4-10
キヨスクと詩集- 楢山孝介自由詩24*07-4-10
キミと乳化する- シリ・カ ...自由詩4*07-4-9
膨らんでゆく。- もののあ ...自由詩28*07-4-9
春雷、残響- 銀猫自由詩19*07-4-9
夜明け- 八布自由詩1107-4-9
じつは人間じゃありません3- 自由詩4*07-4-8
春薫堂本舗- シリ・カ ...自由詩3*07-4-8
ばくだん- ふるる自由詩20*07-4-8

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