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ぼくは詩人

人は人として失いつつも
失った以上に人と成す

今日もまた

朝の散歩をしていると
タンポポの綿毛に出会いました

めしべと花びらを落とした
小さな子房はがくを翼に ....
先週教室のみんなで飼っていた「リス」が死んだ
死んだというか「窓」から逃げたのだ
クルミを食べるときに動くほっぺや小さな歯
かごの中を走ったりしているときの爪のかりかりする音
たいそう人気者の ....
  

すんでしまったことは 
もう
とつぶやく

握りしめたこぶしを
ためいきといっしょに開くと

あの頃の、
なんて夢がしわくちゃになって

君の高く振り上げたこぶしにも
 ....
もうちょっとなんです。


海鳥の白い背中が雲間からこぼれる陽を滑り、調度波の波長と重なるようにゆるやかに漂っているのを見ました。


(白い午後)

波打ち際には、打ち上げられたクラゲがゼラチン ....
ドロい油にまみれてマーブルチョコ漂うよ

アレとアレとアレとアレ
食べなくてもよかったな

歪んだ角砂糖も黒い雨に打たれてる

アレとアレとアレとアレ
食べなくてもよかったな


 ....
あの頃、僕らの口癖は
「何かいいことないかなぁ」
規則だらけの学校が終わると
結局いつものゲーセンで
そんな言葉を呟いている

誰か一人が口にすると
それはたちまち仲間達に伝播して
誰 ....
ぼくは詩人

見えないものが見えるとき
それは美への認識

今日もまた

朝の散歩をしていると
風車に出会いました

無下に野原に落ちていたので
手ですくい上げて
風の吹く方向 ....
あなたが
海辺の砂に横たわって
その乳房をわずかに星が象っていた時
僕はただ
少しの影さえも見のがすまいと
シャッターを切りつづけた
星はうるさいほどで
波の音さえ聞こえなかった

 ....
UFOをみたわ
妻がいうのを
信じてあげたいので信じる信じれば
信じよ
たとえそれが
なすびの形をしていたとしても

こたつのなかで
足の指で会話してたのは
ケンカしたての若い頃
 ....
おさなごの
目線の高さは
たんぽぽ の ほわたの 高さ

そっと 吹いて
あおぞらに
限りない ゆめを 飛ばす

やがて成長し
目線は
志と共に 上がる

スカートの裾 汚さな ....
よいしょ
よいしょ

よいしょ
よいしょ

ちいさく
ちいさく
そよかぜが
きこえる

よいしょ
よいしょ

よいしょ
よいしょ

かぜが
ささやいている


 ....
馴染みの店にコーヒー豆を買いに行く
レジの横の椅子に女の子が座っている …3歳くらい

ちらっとこちらを一瞥しただけで また退屈げに空を見つめる
肩にかかる薄い髪  膝の上には蓋付きの小 ....
光のくずは 
朝のなかをかがやく
屋根にならぶ
しずくの




雨の音は
あたたかな蒸気と きみを はこぶ
まどぎわにあそぶ
まだ 新しいひとみで
洗われてゆく 世界をみつ ....
ひとみちゃんは女の子で
ひとみちゃんの瞳(わたし)も女の子なので
お洒落がしたくてたまらないんです
『からあこんたくと』を着てみたいんです

赤はちょっとこわいから いや
青は何だか似合わ ....
冑(かぶと)を脱いだ騎士に
掛けられる言葉はただひとつ
おまえがなぜここにいる?

チェブラーシカ*
は、みかん箱から出てきて
友達を探す、あのぼろぼろの風体で

手萎え足萎えのばった ....
ぼくは詩人

転がるときに感じるのは痛み
同時に気づかぬ優しさ

今日もまた

朝の散歩をしていると
川に流れる小石に出会いました

もともとは上流にあった大きな石
水に流され
 ....
昔から怖かった

♪ボクの大好きなクラリネット
 パパから貰ったクラリネット

この歌はコワイ

♪とっても大事にしていたのに
 壊れて出ない音がある

象徴しているすべてがコワイ ....
まだ、透明でありたい
と願う
それでも底は見えない
私にも

小さな器に
海を夢見る私は
包まれているのか
包んでいるのか

穏やかな声
温かな手
優しい目

 その名を叫べずに

二重にも三重にも
 ....
ぼくはカエル

ふだんは道ばたでひなたぼっこ
からだが乾いたら水の中へ
のんきな生活

今日もまた

朝の散歩をしていると
シジンとやらに出会いました

シジン?
ぼくにはなん ....
ぼくは詩人

わかっているようでも
未知にはじまり
謎で終わる
ことの方が多い

今日もまた

朝の散歩をしていると
クモに出会いました

不気味に大きく巣を張って
ひたすら ....
 身支度を整え
 今日も出発だ
 新しい靴をはいて
 ご機嫌だ

 仕組まれた偶然
 試される時
 これまでの生き方を問われる

 振り向くことしない
 人の話は最後まで聞く
  ....
「この花きれいだね」


あなたは美しさの形を指先でなぞると
風の誘うままに微笑み


未だ慣れぬ白い感触を確かめながら
おぼつかない足取りで
わたしの半歩先をゆっくりと歩む

 ....
ぼくは詩人

同じものを見て
何かが違うと思う疑問は
この世には何一つ同じものがない
ことを忘れているからかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
化学者に出会いました
 ....
夕暮れて
暮れなずみ

夕闇に
うちしずみ

静かに
   下がっていく
         温度
静かに
   暮れていくの
         音

あなたがノオトをめくる音 ....
『クマ』

 すきだよ
 あいしてるよ と
 耳元でささやいたのは
 クマのぬいぐるみ

 そんなの
 ぜんぶウソ
 わかってるけど
 だまされたふりして
 ギュッと だきしめる ....
ボタンが取れて
心も取れた

はだけた世界に
乱れて飛んだ
あなたの思いは
月に溶けて

宙を舞う力なき手に
ただ一つ
霞だけでも掴めれば

わたしの思いも粉にして
あなた ....
身づくろいする梁の平行に沿って
導かれる闇型に縁取られたドアや
蝶がなすりつけ飛び去った後の壁
君の乳房臭の壁

逃げてく
収まりきらない日が 逃げてく
固くなりすぎた赤が 前へ進むこと ....
朝目が覚めると、メヤニでまぶたがふさがっていた
瞬時に何が起きたのかを理解し、飛び起きて電話をかけまくった

「僕は、木になるんだよ」

母には「今まで育ててくれてありがとう」といって一方的 ....
今日も大きい舞台の上で

あなたは
綺麗に生きていて

歌声も
まだ少し聴こえている


やっぱり哀しくなるけれど

今はまだ
直接顔を向ける事が出来ないです


 ....
青緑の硝子片みたいな
ネオンテトラの眼球拾ったよ
空っぽの眼窩に嵌めこむと
清々しく涙腺から噴きだした冷たい水で
気持ちよく顔を洗う 身体を洗う
水晶体に泳ぐ魚のプリズム
禊の ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぽえむ君−綿毛−- ぽえむ君自由詩6*06-4-29
オバケちゃんへ- モリマサ ...自由詩15*06-4-29
絶対領域- AB(な ...自由詩606-4-29
もうちょっとなんです- ベンジャ ...自由詩6*06-4-29
大量消費- アサリナ自由詩3*06-4-29
あの頃の口癖- 快晴自由詩3*06-4-29
ぽえむ君−緑風−- ぽえむ君自由詩5*06-4-28
星の刻印- ノボル自由詩206-4-28
UFO- ZUZU自由詩806-4-28
腰のひみつ_〜たんぽぽ_の_まなざし〜- Lucy.M.千 ...自由詩6*06-4-28
そよかぜと涙と- 草野大悟自由詩6*06-4-28
ennui- 駝鳥自由詩206-4-28
水中花- はな 自由詩906-4-27
ひとみちゃんの瞳- しでん自由詩1*06-4-27
宿命- 竜一郎自由詩1*06-4-27
ぽえむ君−転石−- ぽえむ君自由詩7*06-4-27
呪文- よーかん自由詩7*06-4-27
あなたの居る場所- LEO自由詩12*06-4-27
ぽえむ君−詩人−- ぽえむ君自由詩8*06-4-27
ぽえむ君−時空−- ぽえむ君自由詩6*06-4-26
新たな旅立ち- 山崎 風 ...自由詩2*06-4-26
たまたま- 恋月 ぴ ...自由詩30*06-4-26
ぽえむ君−蒸留−- ぽえむ君自由詩5*06-4-26
- ふるる自由詩13*06-4-25
ぬいぐるみ_3篇- 大覚アキ ...自由詩206-4-25
月光蝶- アマル・ ...自由詩1506-4-25
その軌跡の。- 英水自由詩106-4-25
メヤニ- 英水自由詩106-4-25
スター- さー行き ...自由詩2*06-4-25
魚眼- 山本 聖自由詩206-4-25

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