はなびら、
すいへいせん、
タイムリミットのある、
うんめい、
あのひ、
うちぐつ、と、そとぐつ、
は、きわめてらんざつに、
はきかえられて、
つりあわない握力で、
掴んでしまった、 ....
透明なままで
色付いた景色は白くて
その真っ白を追うほどに
静けさは遠のいていった
喧騒の騒ぎは常に内側にあって
内側に探し求めれば外側にあって
そうする度ごとに
鳴り止まない邪に錯乱さ ....
お前が不幸ってか
辛いとかけ
ならよ
そこでやれよ理論や
上の人間の闇を
えてしてないで
上だって辛いんぞボケ
5年、6年、8年しないでここくるんやろ?
クソが
遥かな道?だけどよそ ....
何度も捨てようとして
捨てられなかったガラクタを
長々と引き摺りながら
早咲きの桜の下を歩く

まだ冷たさを宿した風に
背中を押されるままに
歩道に散らばった花弁を
踏みにじりなが ....
人が飛び込めば湖も革命の単位になった
手紙に張り付いた幽霊の筆跡を
植物を魔女に見立てた寓話と取引し
子供はそれが対等ではないことがうれしかった
飛び出し、逃げ、貴方を棚上げにした人。
とびだし にげ あなたをたなあげにしたひと


似るは誰。置き去り、咲き折れた春に。
にるはだれ おきざり さきおれたはるに


書かれた手紙。 ....
○「大谷選手のプレッシャー」
大谷選手にプレッシャーはないのか
と時々思う
あれだけの報酬と期待がかかる中で
眠れぬ夜はないのだろうか
器も特大だ!
ワイフの一言に寝付きの悪い夜を過ごすと ....
あ  愛するきみよ
い  いつまでも一緒に歩いて行こう
う  後ろは振り向かないで
え  駅の改札を出たら
お  大きな山々が迎えてくれた
か  必ず幸せになれると… 
き  昨日までの想 ....
黄金の鱗粉、散らし
遠去かっていく
冬の投影に踊りながら
意識の視界に
明るむ場所が在るのなら
きっと君にも観えるだろう

 黄金の唸りが
 黄金の感触が
 黄金の蠢きが
 永久な ....
詩らしきものを書こうとするとつい指先が躓いてしまう
あたまのなかで指先を動かせばそうじゃないよと笑ってしまうものもある
誰かの詩らしき言葉の綴りを読んでは逆立ちのふりをしている自分がいる
  ....
意味する処のゼロ地点に身を置き
自分を肉身としてだけ意識する
に、何か異和を覚えるのなら

アナタの勝ちだ、哀しみすり抜け

ゼロ地点より一歩と 取り敢えず
銀河の岸で
小鬼が一人
青い小花を摘んでいる
小鬼は気付き
私に手をふる
古い家だった
古くて大きな家だった
子どもの目には
それはとても怖いものだった

しかし、大人になったぼくの目には
それは、それほど大きくはなくって
子どもの頃に描か ....
冬をしまい込んだ
きみの乳房は
しゃりしゃり凍ってて
口に含むと
もはや冬である言語すらも凍りつく
(ツンドラとか
(シベリアとか
つめたい言葉の体温が
二月の真似ごとをしているよ
 ....
遠くで暮らすことが
ぼくらにとって
良いことなのか
悪いことなのか
いまはまだわかりません

狂った時計を確かめても
約束の時間が決められません

古いカレンダーに印しを付けても
 ....
遠くで声がした
春を待つ小ぬか雨にも
かき消されそうな
小さな声がした
耳を澄ましただけでは
決して聞き取れない
心を声のするほうに向け
全開にしなければ
聞き取れないような声がした
 ....
 近江屋の旦那様のお部屋で
 拭き掃除を済ませた おりん
 その書斎には お嬢様のお部屋にあった金魚の
 水草浮いた陶器鉢が移されていた
 今は 黒出目金と赤い琉金が数匹泳いでいる

 お ....
朝に 歓び光の輪舞
凝集し揺らぎ充満し
異なる様相 滲み出し、

在る人、在る人
それぞれの相貌 露わに

朝に 
異なる光の歓び
浴びながら、 

自らを自ら、
乗り越えんと ....
 「お前さんも一端の深川の、のらねこになったじゃねえか。」

 おきぬに勝手口の木戸を開けてもらって近江屋から帰るトラの前に
 表通りの天水桶の陰から現れる 長楊枝咥えたイワシ

 「あんた ....
むかし、むかし
いました
あるところでした
そんなものでした
流れていました
よく見てください
あれは桃です
大きさを見てください
あれは大きいです
味が想像できますか
ジ ....
○「捨ててこそ」

捨ててこそ浮かぶ瀬もあり

沈んでしまうなら

荷を捨てなさいよ

これこそ生きる知恵なり


○「爪」
老いても
爪はのびてくる
病気になっても
爪 ....
地に舞い降り
地に溶け入り
天に昇りゆき
天に溶け入り
また再び、
地に舞い降り

前へ前へ、 

ぺしゃんこでもまえのめりで

 前へ前へ只進むんだ

遠い遠い遥か芳しいこ ....
ぽっとでの自由は、老いたる自由にむかってスリッパでもつっかけるように言った
「おじいさん、あなたはすっかり、不自由なご様子じゃありませんか?」
巨匠とよばれて久しい年配の自由は、寝椅子のなかで遠く ....
雨に捨て猫

cat
我輩は捨て猫である 段ボール箱を住処とし
人の流れを ここから見ている
名前はもう無い ミケだかタマだか
なんかそんな風に呼ばれてたけど もう無くなった

she ....
 「ね、おりん。ね…、ねえ、もう寝たの?」

 布団の中で おゆうが
 壁の方へ顔を向けて寝ているおりんへ
 呼びかけてきた
 「起きてるわよ。」

 「ねえ、いいの?…静さんにさ、何も ....
眠いとき、私は動物みたいな目を持っている、

あさやけ、

白い虫の羽根が窓からの光に舞っている、

青い雷が地平線から、
私の朝を満たしている、

身体が溶けていくような毎日です、 ....
 「今日は 良いお日和でございますな。」
 店の者に挨拶して来たのは
 落ち着いた身なりの中年の男
 店の御主人にお目に掛かりたいと申し出る

 狭い客間へ通された男は
 手にする藍染の風 ....

光になれるよ

ただこないままのせいで
そしてまた自分のせいで
今裸になれるよ
ああ
誰に会ったこともないのに
会った人たちもいないのに
ああパンツになれるよ
そこでただ笑い ....
声をかけずに
放っておいたら

影も形もなくなっていた

扉が開く音はしなかったので
窓から吹いていったのだろう

これでようやく
名前がつくかな

はじめまして
トゲが
こころに刺さる時があります。
ささいなトゲであれば
トゲはぬくこともできるでしょう
人知れずに



終わる
時が来るまで
私は
覚めない
夢を見ているのだ

・ ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1838)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
融雪- 本田憲嵩自由詩724-2-27
あの日の追憶- 林 理仁自由詩5*24-2-27
遥かな道?だけどよそこでやれよ理論- 林 理仁自由詩3+*24-2-27
ガラクタ- 夏井椋也自由詩7*24-2-27
ぼくらの- ダニケ自由詩424-2-27
飛び立った人(回文)- 水宮うみ自由詩1*24-2-27
独り言を2.27- zenyama太 ...自由詩3*24-2-27
北アルプス紀行- レタス自由詩9*24-2-26
冬の蝶- ひだかた ...自由詩824-2-25
お粥- アラガイ ...自由詩10*24-2-25
五行歌、自分というもの- ひだかた ...自由詩8*24-2-25
※五行歌_「銀河の岸で_小鬼が一人」- こしごえ自由詩10*24-2-25
影。- 田中宏輔自由詩14*24-2-25
きみの囁く二月で、ぼくは誰にも似ていない冬を過ごした- ちぇりこ ...自由詩724-2-25
朝の想い- レタス自由詩6*24-2-25
小ぬか雨- 花形新次自由詩524-2-24
のらねこ物語_其の二十九「雪景色」- リリー自由詩6*24-2-24
永久に(改訂)- ひだかた ...自由詩624-2-24
のらねこ物語_其の二十八「赤提灯」- リリー自由詩4*24-2-24
むかしばなし- たもつ自由詩6*24-2-24
独り言2.23- zenyama太 ...自由詩2*24-2-23
ヒビキ- ひだかた ...自由詩524-2-23
証券死場- 菊西 夕 ...自由詩524-2-23
雨に捨て猫- itukamitanij ...自由詩324-2-23
のらねこ物語_其の二十六「御神籤」- リリー自由詩3*24-2-23
眠気- 由比良 ...自由詩4*24-2-23
のらねこ物語_其の二十五「如月の雪」- リリー自由詩6*24-2-23
パンツの道徳論- 林 理仁自由詩3+*24-2-22
風歌- やまうち ...自由詩4*24-2-22
※五行歌_六首「役目といういのちがある」- こしごえ自由詩3*24-2-22

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