はは
わらうみたいになった
そのとき
しょうじょだった
わたしが
こぼれた
いつかの絵本
ちいさな
花のようなまぼろし
なんのために
おままごと
だれと、どこに、どのように

 ....
「なんで空は青いの?」

なんて聞くから

「みんなのカナシミを映してるから」

って答えた。

ほんとは
波長の短い青の方が光が散乱しやすいから。らしいから

そう、教えてあげ ....
サチ子先生は
理科室でメダカを飼っている
先生の白くて細い指が水槽に触れると
メダカは狂喜して泳ぐ


メダカは十六ぴきいる
一ぴきずつに名前をつけたいの
クラスのみんなの
と先生は ....
軌道を外れて落下する雨
待ちこがれる傘
からだを露骨に紅潮させ全開となった傘を
雨が狂ったように激しく打ちつける
すべてが終われば傘は
からだに付着した雨を丁寧に振り払い
雨は何事もなかっ ....
弱いものいじめ
しようと
手ぐすね引いてる人たち
たくさんいる
やっと咲いた花を
夜中にこっそり
折り取って
持って行ってしまったり
耳元で突然
大きな声出して
大喜びしたり
最 ....
何かを手に入れるということは
何かを落すことであって
手から離れていく
それが
いいものにしろ
望まないものにしろ
僕は満たされた
お腹いっぱいにもらったはず
欲したから
でも同時に ....
 生まれたんだ

 おはよう こんにちは これからよろしくね

 萌葱の栄える季節になりました
 子供のアナタはへたっぴな絵を描いたね
 だけどそれは
 あなたと一秒の創りだした足跡 ....
何もかも を
誰のことも
忘れたくないという
それだけの こと

たったそれだけのこと
を 願う
わたしの 願い
は それだけのこと

何から も
誰からも
忘れられたいという ....
先日、祖母の誕生日でした。
80歳になりました。
「傘寿」というらしいです。
「傘」の略字が縦書きの「八十」に見えることから、そう呼ぶのだとか。
来年は「盤寿」だそうで、その後も「卒寿」「白寿 ....
仕事明け

通勤電車では 文庫本を読む

今回読んでいる小説は面白く 話に引き込まれる

降り過ごさないように気をつけなければ


ガタン ゴトン



そろそろ 降りる駅だ ....
もしも オレが困ったときは    遠慮なく 頼りに行く

だから つねに 心とサイフに  よゆうを持っておけ


信じる 未来のために 立ち向かうのがオトコ

落ち込んで 逃 ....
今夜は寒いな
夜空に白い亀裂でも走れば
心も躍るだろうに
残念ながら雨さえ降らず
今夜は静かだ

今夜は静かだな
夜道に赤いサイレンでも走れば
心も躍るだろうに
残念ながら涙さえ降ら ....
満たされぬ言葉想いて立ちつくす
足元に身をすり寄せる猫

故里のなまりやさしく語る友
友も故里をとく出でしなり

何着ても似合はずなりし我が年を
哀れがりつつせめて紅さす

故里の老 ....
カップルよいちゃつけ
俺の目の前でいちゃつけ
公序良俗に反しない程度にいちゃつけ
俺がお前らのいちゃつきぶりを品評してやる
人前でいちゃついて人をムカムカさせるカップル品評委員会のこの俺が
 ....
(ミルクティを飲まなきゃいけないの
(ミルクティ、ある?
(歯を磨いたんだから、もう寝なさい


最近、きみは早く寝てしまうから
赤いランドセルの留金をひらいて
見てしまったんだ

 ....
花弁を剥きだしの裸にして、白い水仙が咲いている、
その陽光で汗ばむ平らな道を這うように、
父を背負って歩く。

父はわたしのなかで、好物の東京庵の手打ち蕎麦が、
食べたい、食べたいと、まどろ ....
ほこりせしゴムの鉢をば雨に打たせ
ついでに心もなどと思えり

梅雨明けの豊かになりし賀茂川の
水しわに照る夏陽が眩し

云ひわけの言葉聞くとき掌に
猫のまばたく感触も知る

忘れたき ....
人ごみの平日はどこにも排気口がなくて
呼び捨ての間柄がどれくらい大切なことかを知った
ひとりで歩く 眩しさが送っている

啓蒙とかスピリチュアルとか癒しとか
生き方の模索
悲しみの何割かは ....
傘持ちて吾子を迎えに行くことも
久し振りなり雨もまたよし

さりげなく扇風機の風 吾が方に
向けてくれし子は漫画読み継ぐ

見知らぬ子 通りがかりの吾れに寄り
トンボが居るよと ささやき ....
肩が外れた
外れた肩を持って闇市に行った
拾ってきた新聞紙を広げ
粗末な店を開き肩を置いた
たくさんの人が前を通り過ぎた
みな急ぎ足だった
しばらくして
職業軍人らしき人が買っていった
 ....
カーテンと
鉄骨の隙間から覗いた
スカートを捲る
そこに、秘密はない
 
白く染まった床と
天井の間で眠る
ストッキングを破る
そこにも、秘密は見当たらない
 
 
ステンレスの ....
ひとり心に住むひとを

ひとり遊びに横たえて

想いのうちは哀れです


せわしく濡れて

しんと見つめる

とがるかなたに

吐息、はじける


ひとり心に住むひとを ....
夜の飛行場には
サヨナラが点在する
携帯電話のキーのような
小さな光の形をして

滑走路を疾走するもの
引き離されるもの
雲に呑まれるもの
星になるもの
僕らの住む街 ....
【愛してる】
これ以外では表せず
君に捧げる五文字の心


友愛と恋の違いを知り得ずに
ただ愛だけが心を占めた


世界中誰に聞いてもわからない
【愛】の意味は自ら生み出す
風船の顔をした 
君の彼氏が 
口先ばかりの愛を囁くので 
「 死にたくなった 」と 
君は深夜のメールをぼくに送る 

驚いて、瞳もぱっちり覚めたので 
深夜の散歩で月を仰いで 
川 ....
カラヤンのレコード買いきて おもむろに
娘灯を消して聞くがよしと言う

萬緑を濡らして夕立過ぎゆくに
近江の里の深き静もり

緑濃き萩の道もいく曲りか
蓮の花咲く池に出にけり
     ....
舟を流す
船という形を流す
手紙は乗せない
自分の名前も土地の名前も書かない
からっぽの方舟
形だけが少しずつ違ううつろ船

笹舟にさえひとは何か
思いを浮かべずにはいられないけれど
 ....
おどけていたら
ほどけてしまった

女郎蜘蛛は頬を紅く染めながらそう言って
ほどけてしまった糸を回収し始めた

おどけた原因については
口を閉ざしている

風の便りでも
巣に引っか ....
お袋の本を貸したら
紙にペポ君へと書いて
蟻を10匹書いてあった。
子供だねと言ったら

子供だもん!
でも始めて貰った。と言ったら
お袋は喜んでいた。
足はほとんどが6本だけど

 ....
ブルートレインに子と妻と共まだわが家に神の在りし頃

昨日本当の伝道をしたがしたくない残念だ神は無い

これからどうするって誰もそんなこと言ってくれん

鳩のすむ枝を見むとて妻しつらう椅子 ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1816)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おやゆび姫- 紀茉莉自由詩3*07-6-8
ぎもん- そらいろ ...自由詩1*07-6-8
メダカ- yo-yo自由詩13*07-6-8
雨音- 小川 葉自由詩6+*07-6-8
あなたは弱いですか?- チアーヌ自由詩907-6-8
欲する- 秋也自由詩1*07-6-8
賞賛できる私の人生- doon自由詩2*07-6-8
ダイアリー・ダイアリー_5・2- 平山ネム ...自由詩107-6-8
祖母のこと_2007年6月- 北大路京 ...散文(批評 ...22*07-6-7
仕事明けの通勤電車- 北大路京 ...未詩・独白12*07-6-7
弟よ- 北大路京 ...自由詩12+*07-6-7
末の沈黙- 太陽の獣自由詩307-6-7
10P_「短歌2」より- むさこ短歌13*07-6-7
恋人達に告ぐ- 新守山ダ ...自由詩407-6-7
自由帳- 佐野権太自由詩26*07-6-7
森番—透過する森のなかへ- 前田ふむ ...自由詩38*07-6-6
9P_「短歌2」より- むさこ短歌11*07-6-6
帰途- 唐草フウ自由詩16*07-6-6
8P_「短歌2」より_〜_昭和四十年- むさこ短歌10*07-6-5
東京パック- たもつ自由詩1307-6-5
ない- 山中 烏 ...自由詩12*07-6-5
吐息、はじける- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-5
夜の飛行場- Rin K自由詩43*07-6-5
あい- 秋桜短歌10*07-6-4
不思議な交際_- 服部 剛自由詩14*07-6-4
7P_「短歌2」より_〜_昭和四十年頃- むさこ短歌13*07-6-4
ペットボトルじゃないほうがいいね- 小池房枝自由詩12*07-6-4
おどける・ほどける- 楢山孝介自由詩12*07-6-4
トカシキ蟻- ペポパン ...自由詩6*07-6-4
- 生田 稔短歌4+*07-6-4

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