まじめに働く六月に
少しは休みをあげようと
国が「六月の日」を制定
俺はまだ死んじゃいねぇと
迷惑そうな顔をして
仕事を続ける六月の
背中がそっと濡れていた





 ....
「夏休みはいらない。リセットボタンがほしいよドラえもん」

ドラえもんはどらやきを食べながら
うんざりした顔で
その丸く白い手を一瞬、僕の胸におしつける

「♪りせっとぼたん〜♪」

 ....
日曜日に夕日があたるので
さらに 奥まで入り込みますと

サヴォイの 看板が

悟ったように私は

このままの 状態で
さらに 奥へと進みました



壮健な 壮健な  ....
硝子細工の
幾つかの重なりは
小さな風の溜まり場をくるくるとかき混ぜて扉を揺らし
丘に続く小道を夢見るのです

夏が降り
気まぐれな模様を織りなして
あのひとの指に留まった雨粒が私の
 ....
中心へ向って途絶えない無数の
緑の中に駈け寄って

眼の後ろで呼ばれた光は
しだいに
向かい合わせた最後の場所で
塵に変わりゆく扉に刻まれても
痛みのオウトツを識らない

薄まら ....
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
うまくいかなかったね

おれたちはぜんいん うまくいかなかった

るーるをやぶってばかり

そらをとぶゆめをみてはしゃいだ



うまくいかなかったね

おれたちは ぜんぜんう ....
・ゴスロリ改

・シャア専用ザナドゥ@日本ファルコム

・コンプティーク

・旧日本ファルコム

・小鳥(何かの愛称)

・hide(ギター弾き)

・チルチルとミチル

 ....
いつから詩人はTVを通して世界を見るようになったのか

TVがなかった時代の詩人は「なにをみて」せかいを知ったのか?

せかいそのものをみていたのだ

詩のせかいよ

世界そのものを迎 ....
軽んでいく、
とてもすごいはやさで僕には
回転してる気がしていて
地球が、もしも
女の子だったらなあ
と思う

リリィ、

あたし痛いねん。
とか
言ってみろや
なんて
ほん ....
たった一回のエッチで卵子にたどり着くからいくよ

十八回裏2アウトランナーなしの場面で咳払いしながらバッターボッ

クスに立っていくよ

振りかぶるピッチャーのモーションの彼方

ぼく ....
人ごみの中立ち止まり
無理やり自分だけ
時間を止めようとした

深呼吸するように
長い溜め息をつくと

指先から
どんどん体が透けていく

僕は会社で半透明で

友達に会ってい ....
ジュッ ジュ、ルルルル  ゴーゴー

  痰壺に
   (さくらいろの)
  錆びかけた     はる

   「はるには、帰らななー・・・

ジュッ ジュ、ルルルル ゴッ ゴーゴー
 ....
木枯らしの吹く冬空に
わずかに太陽が顔を出したら

一瞬

懐かしい風が頬をなでた

僕は我に返って
思わず振り返る

人ごみの中に消えてゆく
自分の記憶の中だけにある声と面影
 ....
俺はお前らと違うというな

俺はお前らと同じだと言え

夢を叶えられなかった大人たちを馬鹿にするな

夢を叶えられなかった大人たちを尊敬しろ

そしてお前は夢を叶え続けろ
しらないにんげんのはだかをみている



ぼくはしらないにんげんのはだかをみている



そうして彼女がおってきた傷や



トラウマについてかんがえる



乳輪を見 ....
若く情熱があり頭の回転の早い人たちは、はやく自分が何者であるかを定義したがる
早く世界に出て自分の態度を説明しようとする
どれだけ自分が一人前であるのかを社会に認めてもらおうとしている
分かる、 ....
その道は
街灯の小さな明るみの中に
白く浮かび上がっていた

様々な思いが通り過ぎていった
その白い舞台の上を
今日は
消え残る足跡がひとつ
闇の中に後ずさる

風が
粉雪と共に ....
「それじゃ」

それだけ言って
お前は部屋を出て行ったっきり
二度と戻っては来なかった

コンビニに買い物に行くように
いつものようにドアの前で
手を振って

なぜお前が消えたのか ....
雨の日は
一日中寝て過ごしたい

灯りをつけようか迷う室内は
まるで処刑前の牢獄のよう

隔離された空間に
さあさあと
涙の落ちる音だけが聞こえる

少しずつ
歪んでいく景色
 ....
乾いた風に刻まれて
ひび割れた唇は
冷たい鉄の味がする

樹液で貼り付けられたように
言うことを聞かない両足

遠い国で起こった悲劇で
消えていったものの軽いこと

目の前で起こっ ....
がっこうからかえると
おかあさんのからだがばらばらになって
いえじゅうにちらばっていた
あわてて
ぜんぶかきあつめて
しんちょうにくみたてると
とりあえず
おかあさんみたいなかたちに ....
たのしい 
あめだまを なめているだけで
たのしく うつくしく くうそうが ひろがる せかいに


きみはなく
きみはそう あのそらや ほしになった
めにみえないほこりや つめのみか ....
四つん這いで夕陽へ走る
ずっとたどり着けないだろう
俺たちは理解している
なぜ青春は人生のほぼ前半部分に据えおかれているのか
そのあとの人生について俺たちはどうしたらいいのか
二足歩行でやが ....
都合よく
記憶喪失にでもなりたい

いくら泣いたって
所詮
出てくるものは食塩水なんだよ

突然捨てたくなる
五体満足
誰かにかまって欲しいから

夜中に泣きながら
電話してく ....
夜空の星ほど過ちを犯し
すっかり両手は
真っ赤に染まってしまった

小さい頃に泥遊びをして
汚したはずのこの手と
重ね合わせては

罪悪感なんかじゃない
儚い無常がここにある

 ....
どんな大船に乗っていても
いつかは必ず傷ついて

壊れてしまうんだ

目的地の島には
いくら乗り継いでも
辿り着けない

ある人は途中で諦めてしまい
ある人は志半ばで逝ってしまった ....
疲れているのに
眠れない

胸のどこかに忍び込んだ
君の猫じゃらしが

延々と僕をくすぐり続けて

ああ
眠れない

僕は
恋をしている
年末ジャンボは
やっぱり見事に外れた

でも
僕は今
しあわせだよ

コンビニで
ガリガリ君を買ったら
当たりだった

ほら ね

こんなにも
僕は今
しあわせだよ
この携帯電話一つ
棄ててしまえば

僕はたちまち解放されて
自由になれる

でも孤独が怖いんだ

部屋で一人
テレビゲームをしていると

ふと
死にたくなる

たばこに火を ....
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