ジョニーが迷子になってしまった
どうでもよいメールがくる
どうしても洞窟から出られないらしい
RPGとゆうやつだ

いまどき
子供ですら余裕のロールプレイングゲームが
クリヤーできない大 ....
俺はコーナーを曲がりきれない

俺はコーナーを曲がりきれないでいる

第三コーナーから第四コーナーへ

俺は外壁を破壊しながら走っている

スポンサーの名前が書いてある看板を壊しながら ....
先日深夜のテレビでロックフェスのLIVEを観た
したら何かみんな長髪でグラサンかけて皮のパンツはいてて
ギタリストがソロの時格好つけつつ照れてた
ロックはほとんどもう俺をドキドキさせてくれない
 ....
Thank god tomorrow is sunday.



日曜日でも
朝から起きて 

早く起きて セーヌのほとりを歩くの
朝靄に埋もれた塔が 少しずつ顔をだして
紺色から蒼 ....
女にふられたので、
稚内へ行って死んできた。
稚内へは、羽田から直行便が出ている。
うすぐもりの空がまるでばけものの飛ぶ空のように広い。
ツアー客のでっかいトランクのなか、
浪人生みたいに手 ....
君が糸電話を作っていた
夕暮れまで
まだ時間があるというのに
いったい誰にかけたかったのか
小学校の図工の時間のように
器用な指先で紙コップの底を切り取り
セロハンを貼っている
 ....
いつもはつけるキャンドルのランプを

きのうはつけなかった。

突然、ものすごい疲労感に襲われて、

ベッドに倒れこんだから



真っ暗闇に

亡霊がつどう



あ ....
三ヶ月で始まりから辞めていく
そんな僕らはどこかが壊れているらしくて
東京の角という角を、折り合わせるようにして
閉じていく
手のひらは合わせるためにある
僕らは壊れているらしい
継ぎ接ぎ ....
ちせつな
言葉からつむぐ愛が
どっかへ行ってしまうのと同じように

明日から
せかいは
変わるのだそうだ

ぼくたちは

何も出来ないから

ぴすとるをうつのだ


あな ....
私にとって最大の敵は
近所の回転寿司屋である
あの店はいつもネタが豊富だから
私は妬んでいる
だが私はこの妬みをネタにして
あの店に倍返ししてやろうと思っている
あの店は「新鮮な海の幸」と ....
いらないけど
いつか何かの役に立つかも知れない
と思って
取っておこうとするものを全部捨てる
個室ビデオで
ローションと精子を混ぜ合わせ果て
俺はこんな道具じゃないという
リクライニング ....
女にふられたので、
正確にいうと、これから女にふられるので、
稚内へ行って死のうと思った。
なんで稚内かというと、
日本地図を広げてみると、
いちばん遠いところがワッカナイだったからだ。
 ....
世界を彩るのは 虚偽だけですよ と

午後の悪魔が言った



実際は新聞の色

あぁ、実世界なんてもんはしまうまの色ですよ と

午後の悪魔が言った




言いっぷり ....
そのころ、と言っても今でもそうなんだけど
僕の遊ぶベースは六本木で
ヒマがあるといつも
終電でやってきて始発で帰る日々を送っていて
仕事の知り合いよりもこの街の知り合いのほうが多いとい ....
満員電車を疑え
毎朝毎夕当たり前になっている満員電車を疑え
変わりようのない日常でもこれぐらいは疑え
おしくらまんじゅうとよく言うが
俺たちはまんじゅうじゃない、人間だ
人間はいつも箱詰めに ....
どうして足のうらなのに
土を踏まないのだろう
そんなに凹んで
まっしろな砂丘のように

いつかほんとうの
おまえの生まれた土地を
踏みしめるためなのだろうか
いつかほんとうの
おまえ ....
―万引き犯をつかまえたら
 それは母さんだった
 ジャスコの事務室で
 母さんの盗んだ乾電池二個を
 なんに使うのだろうと思ったら
 かなしくて
 かなしくて
 かなしくて
 もうじゅ ....
女にふられたので、
好きで好きでたまらない女にふられたので、
砂漠へ行って死のうと、
そのままとかげとかハゲワシだとかに、
食われてしまおうと、
十月の運動会で俺は考えた。
町内会のかけっ ....
駅前で兄を探していたら
母と会った
隣に父がいた
移動の最中だった
兄の居場所を尋ねると
二人ともよく笑った
私もいっしょになって
昔のように笑った
父が小さな扉を指差したので ....
あの頃あたしは
モンパルナスの小さなアパートで

クローディアと一緒に暮らしていた。

暮らしていた、と言っても、三ヶ月くらいの間だったけど。


その小さなアパートには、
クローデ ....
空のむこうがわで
むこうずねが痛がったら
ぼくはがまんする
いつもがまんする
泣きたくてもがまんする

すると空のこちらがわで
むこうずねが音叉のように響き
ぼくは涙する
いつも涙す ....
起きぬけに
ゴキブリホイホイから
ゴキブリを逃がしてあげる
ああ
天使になるのも楽じゃない

駅の改札で
背伸びする小学生の
きっぷを買ってあげる
ああ
天使になるのも楽じゃない
 ....
ひざっこぞうは
いつでも
こぞうのくせに
ぼくがころんだら
いちばんに
まっさきに
そこだけでいいとでもいうように
すりむけてくれるんだよ

赤チンキぬってさ
カットバンはってさ
 ....
足の指をじっとみる
ひざをかかえて
じっとみる

なんてふぞろいで
なんてぶさいくで
なんてぶきっちょで
頭をそろえて
ひろげてみても
またぞろっとよりそう

なんのために
お ....
雨を連れてきた少女が
優しいソプラノで歌い
美しい夢を見た男たちは
花嫁の所在を探し求めて女たちを殴りつけ
少女は如雨露でうす桃色の野花に水をやり
男たちは銃砲店を襲撃し
花園には霧が立ち ....
女にふられたので、
今度のこんどこそ、
この女でなければならない女にふられたので、
トマトジュースを飲んで、死のうと思った。
なんでトマトジュースかといえば、
野菜が足りないと思ったからだ。 ....
脈を取ると指先に
セミの鳴き声が
伝わってくる
僕らの身体の中にも
駆け抜けていく夏があったのだ
どうかお元気で
手を振り
手を降り返したあなた
あの日に
友だちでいてくれて良かった ....
母とふたり
ブランコを引きずって歩く
強い陽射しに皮膚は焼かれていく
健康に良いことだ
母は教えてくれた

たくさんの人とすれ違う
みな一様に微笑んでくれる
支柱が肩に食い込んで痛 ....
象の飼育係をやめて
バスの運転手になった
象の目は悲しげだ
と言うけれど
乗り降りする人たちも
体のどこか一部が悲しげだった
遠くに行きたかったのだろうか
数頭の象が停留所にいた
 ....
壁を張れ
塔を建てろ
外部を監視する見張り台だ
我々は地上を鉄壁の守りとする
しかし あらぬことか
敵は大空から 海岸線沿いから 地中奥深くから 迫ってくるではないか
叫んでも援軍は来ない ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1838)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
迷子のジョニー- しゃしゃ ...自由詩806-10-25
凱旋門- 馬野ミキ自由詩806-10-23
ロックについて- 馬野ミキ自由詩1406-10-23
日曜日でも、朝から起きて。- もも う ...未詩・独白13*06-10-22
稚内で死んできた- しゃしゃ ...自由詩1906-10-22
図工- たもつ自由詩1406-10-21
ただの_悪夢- もも う ...未詩・独白7*06-10-20
ビターチョコレート- 霜天自由詩806-10-20
あうんの夢- もも う ...自由詩10*06-10-19
回転寿司と詩人- 新守山ダ ...自由詩806-10-18
2006.10.18- 馬野ミキ自由詩406-10-18
稚内へ行って死のう- しゃしゃ ...自由詩906-10-17
午後_の_悪魔。- もも う ...自由詩8*06-10-17
silent_moon- いとう自由詩17*06-10-16
満員電車を疑え- 新守山ダ ...自由詩506-10-12
土踏まず- しゃしゃ ...自由詩806-10-11
万引き- しゃしゃ ...自由詩506-10-10
砂漠へ行って死のう- しゃしゃ ...自由詩2006-10-9
旅立ち- たもつ自由詩1506-10-7
クローディアの死んだ日。- もも う ...散文(批評 ...16*06-10-7
むこうずね- しゃしゃ ...自由詩506-10-6
天使になるのも楽じゃない- しゃしゃ ...自由詩206-10-5
ひざっこぞう- しゃしゃ ...自由詩706-10-3
足の指- しゃしゃ ...自由詩506-9-29
水の都- ダーザイ ...自由詩11+*06-9-29
トマトジュース飲んで死のう- しゃしゃ ...自由詩1706-9-28
さよなら- たもつ自由詩2806-9-28
夏汗- たもつ自由詩1006-9-25
同じ目- たもつ自由詩23*06-9-23
逃げ場などない- 狩心自由詩8*06-9-21

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