庭に落ちた夕焼け、それだけじゃ
君を好きになる理由にはならないけれど
よく挨拶を交わす新聞配達夫がいつもよりも少し急いで
豆腐屋のラッパがいつもよりも何だか妙に心地良い
ご無沙汰だった静寂を内 ....
こぼれ落ちる涙に
いとしさを聴く

ときには
いらだちを聴き
いたずらもいましめも聴く



わたしたちは温度を知っている

あるいは
温度の選択を知っている



 ....
 
秘密の愛になっちまった、
僕らはこれからどうしよう。

君は一人のさみしさに
ほとほと疲れて傘の中。
勝手な恋のお付き合いに
ごめんなさいって言いながら、
しっかりと僕を引く君の白 ....
  
久しぶりの
雨の
窓叩く音が
私を招く

人影もない
真夜中の
常夜灯に雨は
照らされて
絹糸のように
白く光っている

時折過ぎる車の
雨の飛沫が
耳を掠めて
 ....
最近口うるさくなってきた


前からずっとうるさい


つまらないギャグを連発の


無口で謎だらけの


しゃべらないけど騒がしい
フェレットの紅と
亀のもじもと ....
もっと細くしなくちゃ

あなたとのペアブレスが入らない




片想いだけど

そんなこと考えながら
います
ミチ
ススム


私と
一緒に


ミチ、好きだよ
思い出のクリスマス。

第十位
二十三歳のクリスマス。
お歳暮の配送センターでアルバイトをしていた。
朝のデパートの開店時間に合わせて、
そっちの方角にみんなでお辞儀をする。
馬鹿馬鹿し ....
想いと
ことばは
まったくのべつもの

あまりにも似通っている、べつもの


うまれた想いを、
そのままことばに乗せられる、と
そんな気がしてしまう

ことばの背中に、
 ....
だるまさんがころんだので
うしろを振り返ると
大切な人たちはもういない

草原のように広いものがただ延々と続き
中くらいの動物が
美味しくなさそうに草を食んでる

わたしは組成 ....
ロマンチックにおなり猫
あまりにも淋しすぎて
おまえに何ができるというの
ロマンチックにおなり猫
夕冷えのする野原の中に
ひとつだけ咲いた白い花
おまえのようだと言いたいけれど
ロマンチ ....
サンタになる
と 義父が言ったのは 六十歳になったあたり
子供の頃からの夢だと言い
衣装をそろえ 駄菓子を買い込み
白い布など用意したので

義母は 義父用に衣装をつめたり
白い袋にした ....
東京で買ったお洒落な服を着て街を歩く。
けど、通り過ぎる女の子の
誰も俺を見てない。
むかつくから母に下駄を買ってくるように命じ(海で裸足で遠くまで歩いてたら盗まれた。)
下駄を履いて街に出た ....
田舎に帰ってきた。
就職して始めての一日、職安で見つけたんだ!会社に向かう途中、
チャリキがいきなりパンクして
うなった。
考えた。
会社いくの、やめた。
自転車を思いっきり、コンビニに向 ....
今年も女にふられたので、
大そうじして死のうと思った。
捨てられるものがあるうちはまだいい。
でもぜんぶ捨てたら、
それから、どうしたらいいのだろう。
考えても仕方がないので、
どんどん捨 ....
 ピセラン ポエリア 鳥の歌


あたしが夢の扉を叩けば
ピセランポエリアが 眠りのはじっこを
嘴でついばんで そのままぐんぐん飛んでいく



 ピセラン ポエリア 鳥の歌

 ....
クリスマスなんて関係ないねと
モテない奴らが強がってる
そして俺もその一人で
この時期だけ仏教徒になっている
メリー メリー 南無阿弥陀仏
お手々のシワとシワを合わせて年の瀬
祇園精舎のイ ....
きみはクリスマスの夜、街角に立ってコンドームを売っている
かごいっぱいのtrojan
ゴムはいりませんか?
性病予防にゴムはいりませんか?
ピルは妊娠しないけど、病気はうつりますよ
STOP ....
ハレルヤ
例えば
線路に人が立ち入った為に30分停止していた夕刻の下り埼京線車内で
四方といわず八方を
ミニスカートの女に囲まれてさえ
音符が揺れる空中から視線を離すことのない
日系キムの ....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った

あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで

子供の頃によ ....
コーヒーカップの横に、本がある。
『「待つ」ということ』 そう本がささやいている。
私の心に問われた。私は何を待っているのか?
コーヒーをかきまぜてみる。
耳が頭がカラダがざわざわしている。
 ....
いっそ・・・
どうせ・・・
もしも・・・
そして・・・

誰もいない海でひとりぼっち
清志


僕に
やれ
ここに来てくれ
やれ
あそこに行けよと
手紙をよこして
僕が
そこに行ったりあそこに行ったりする度に
君はちっともこないじゃないか
そんなにいつも約束破る ....
ぱいぷセンセイ
さようなら
センセイがふかしてた
けむりのわっか
ぼくだいすきだったよ

わっかの
まんなかをくぐりぬけて
ねむい朝も
けんかした午後も
ふられた夕がたも
ぼくは ....
珪石、打ち鳴らし、
火花が砕けた。
日々には
何も影響しないし
縫い付けない。
去年の冬に読んだ、
ある外資系投資家の
凡庸な装飾と比喩、
エチオピア・ハラーという珈琲が
おいしいく ....
ジョニーの腹違いのいもうと
マリンちゃんは夕べ
バスを待っていた
最終バスだ
零時二十五分
かけおちするのさ
あのどうしようもない男と


天気予報では
急に寒くなって雪だといった ....
新聞とか雑誌とか、現代詩フォーラムとかブログとかmixiとかで、詩に限らず色んな人の色んな文章を読んでいるとみんなすげえなぁと思う。兎に角、文章力もセンスも読書量もすげえ奴らがいっぱいいて、ただただす .... ドロシー、カサブランカ、
喪中の君が
家の塀で遊んでいる
数台の引越しの車が側を通り
今日もどこかで引越しがあるのだ
と何となく感じる

言葉はまだ書けないから
でも言葉はもう口に出来 ....
黄金! あなたへ手紙を書こうとする時
暗闇を映した窓に
例文が訪れます

「あなたとは
 もう何も無い」

私は絶対に
そんなことを書きたくはないのです
ありえないほど光に満ちた
未来を思 ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1837)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
○○○- はらだま ...自由詩6*06-12-28
いのちの音階- 千波 一 ...自由詩16*06-12-28
傘の中- ネコ助自由詩7*06-12-28
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トナカイの夢- 砂木自由詩22*06-12-24
1999年_火曜日- 馬野ミキ自由詩1006-12-23
1999年_月曜日- 馬野ミキ自由詩506-12-23
大そうじして死のう- しゃしゃ ...自由詩1606-12-23
ピセラン_ポエリア_鳥の歌- もも う ...自由詩25*06-12-22
ある男のクリスマス・ソング- 新守山ダ ...自由詩806-12-22
コンドーム売りの少女- ゼッケン自由詩206-12-21
ハレルヤ- 馬野ミキ自由詩606-12-20
あるところに- 水在らあ ...自由詩74+*06-12-19
昼下がりのテーブル- 石川和広自由詩12*06-12-18
物語- 436自由詩3*06-12-18
清志- m.qyi自由詩306-12-18
ぱいぷセンセイさようなら- しゃしゃ ...自由詩306-12-17
半導体、その彼岸へ- はらだま ...自由詩11*06-12-15
マリンちゃんは夕べ- しゃしゃ ...自由詩506-12-14
鉱物としての彼ら- はらだま ...未詩・独白3*06-12-14
ドロシー、カサブランカ、喪中の君が- たもつ自由詩1806-12-10
いちょう- 馬野ミキ短歌906-12-10
例文- 三条麗菜自由詩8*06-12-9

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