すべてのおすすめ
お盆を過ぎると、
いつも風が少し涼しくなるのは、
多くの死者たちが来訪していた、
その磁場の名残なのか、
死んだカブト虫たちを裏庭の暗い土に埋めて、
その上にできるだけ細長い小石を立ててゆく ....
かざぐるま、
塩化ビニル製のお面とともに、
ズラリと屋台にならんで、
カラカラと回っているもの、
とてもにぎやかな八月の祭りのひ、
ほとんど蒸しているような、
なま温い風を、
涼しげな、 ....
春は、旅へといざなう季節、
小鹿のようにそわそわして、
居ても立っても居られなくなる季節、
かつて春の日に落としてしまったなにかを、
取り戻すため、
どこかへと無性にお出かけしたくなる、
....
はなびら、
すいへいせん、
タイムリミットのある、
うんめい、
あのひ、
うちぐつ、と、そとぐつ、
は、きわめてらんざつに、
はきかえられて、
つりあわない握力で、
掴んでしまった、 ....
冷蔵庫が、さびしい。夜の代理をして、老いの歌を奏でている。かんのんびらきのドアーをひらけば、つめたい晩秋の風にサツマイモさえも干からびかけていて、もうとっくにその賞味期限は過ぎ去ってしまっている、おも ....
くもひとつない、
困り果てた青空のした、
それでも、毟ろうとする、
土ようびの、
しごと、
土鳩のように、首をかたむけて、
いやでも土と向きあう、
ことになるから、
それは、
ホント ....
soft_machineさんの本田憲嵩さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
晩夏の鐘
-
本田憲嵩
自由詩
13
24-8-20
かざぐるま
-
本田憲嵩
自由詩
11
24-8-9
春は、
-
本田憲嵩
自由詩
8
24-4-1
融雪
-
本田憲嵩
自由詩
7
24-2-27
海のゼリー
-
本田憲嵩
自由詩
11
23-9-21
土ようび_土ようび
-
本田憲嵩
自由詩
9
23-8-11
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する