まあ、炭酸でも飲みなさい。
そんな堅苦しいこと言って
論理矛盾が許せないとか
知性が霧散していくとか
考えなくていいから
まあ、炭酸でも飲みなさい。

まあ、炭酸でも飲みなさい。
そん ....
弱者が団結して自由の旅に出る
自由を目指したはずの道中にも社会は生まれ
不自由もまた生まれる

強者がいた時よりもっと厳しい社会
強者がいた時よりもっと強固な不自由

信仰を失うにつれ
 ....
僕たちは
自己愛が強いのか
愛情過多なのか

つまり
屈折していて
言葉を介して
真っすぐ伝え合う事が出来ない


濡れそぼるデュランタの儚さは
強さをもたないわけではないのよ
 ....
飛び立つ鳥のかたちの木と
降り立つ鳥のかたちの木とが
風のなかでとなりあい
はばたきと狩りを語りあう


常にどこかにいる冬と
めぐりつづけるものらとの
軋轢の色とかけらが ....
前髪の白きに毛染吹きつけて
女身愛しと笑われもする

蓑虫を二つぶらさげ鉢植の
さつきは強き夕立を受く

草の実を体に着けし犬と吾れは
川辺歩めり秋風の中

雑踏の中のマキシ ....
昇竜拳が上手く出せなかった
ヴェガのスライディングキックは卑怯だと思ってた
スクリューパイルドライバーなんて夢のまた夢だった

波動拳を喰らえば小声で
「イテッ」
友達にタイガーショットを ....
18歳のわたし

ジーンズにTシャツのシンプルな格好で
「もう、大人だよ」って自分に言い聞かせていた

でも 友達の言葉がわからなかった
わたしの頭が幼すぎて

友達のいってたのは
 ....
私の中で子どもの声が聞こえます
あれは 確かに子どもの頃の 私の声

    あんたは弱っちいフリしてる
    あたしがこんなにがんばってるのに
    ぶちこわしだよ!

    今 ....
ちいさな ちいさな
そらを見つけたのは
近所の公園で遊んでいた
三歳くらいのおんなのこの
瞳の中
よちよち
浮かんでいるようでした

おおきな おおきな
うみを見たのは
田舎の天文 ....
バカにすんなって、空に思わず毒づいたよ

昨日あいつに「顔も見たくない」

なんて言われてさ

酒かっくらって気付いたら朝で

カーテン開けたらさ、どピーカンでさ

あまりに眩しく ....
「宝くじ当たったんでここ辞めます」
山下がそう言った時
またいつものような嘘だと思った
だけど本当に次の日から
山下は工場に来なくなった
電話にも出なくなった

「彼女が出来ました」も
 ....
 鳴り 響く声 命は今
 戦いの真っ只中だ!
 おおっ、人々よ
 過ぎ去った深紅のレールが
 次の一手を攻めあぐねている
 鳴り響く
 キンキンと鋭く突き刺して
 叫び声が人々に
 ....
昨日の意味に縛られて
今日を呪い
有用の現実を拒絶するのは


喪ったモノ
喪いたくないモノ
それを決めるのは
自分以外のある存在



明日の理想に囚われて
今日 ....
別れの朝
ミルクコーヒーと
クロワッサンに
味はなくて

バスを待っている
海から海へ帰るバスを

外に出て
港のベンチは石造りで
日をためて暖かくて
漁師たちの船が出て ....
泣くな 10円玉
1円に笑って1円に泣かされる奴もいると言うのに
おまえが泣いてどうすんだ?
まだまだ諦めちゃダメだ 自分を諦めちゃダメだ
おまえは硬貨なんだからきっと効果があるんだ
なあ、 ....
ピアノの調律を数式化した教室で
黒板に書かれた文字を
僕たちは理解しようとしない

故郷の水不足を報じる朝日
此方では雨が降るけれど
牛の鞄ではダムにはならなくて
蛍に逢いたいと
彼女 ....
葉を

何枚、犠牲にしたなら

満たされるのでしょうか。

いいえ、

認められるのでしょうか。

綴る言葉の陰り、

光合成の出来ない胸中

鳥は何度この葉を持って

 ....
闇は町を飲み下していく
水性の夜空と
夜行性の水が交わる
境目を覗き見るように
島の火から水平に引いた補助線は
離陸していく
それが星だと気づくと
線は頭上を越えていく指先だった

 ....
シオリちゃんは わたしを見つけるといつも
はじめまして、と言う
わたしも はじめまして、と言う

たくさんいっしょに遊んでも
次の日には わたしのことを覚えていない
でもシオリち ....
あたたかい雨を
窓から眺めてて

ああ
私は孤独なんだ、と
唐突に気付く

もう
お前なんて
どうでもいいやって
そんなふうに言われるの
こわくて

 ・ ・

大粒の雨 ....
断続的に降る雨からハッカと血の匂いが漂った
あの徒刑の夏から、ハッカと血と雨とは混ざりあっていた

断続的に逃れる排水溝から排水溝へ、ひとの話を信じないぼくと
自分の話を話さないきみと、秒針の ....
夏の終わり、堤防の匂いが心地よく
僕らはまた夜を掻き混ぜるのです

僕の腕を引く君の手が少し、緩んで
近眼の僕の視界には唇

「好きです」

十号玉が一斉に横顔を照らして ....
 
たくさんの鳥

そして少しの懐かしい人を乗せ
他に何も無いような空港から
飛行機は飛び去って行った

覚えていることと
忘れていないことは
常に等量ではない

夏の敷石の上で ....
ムーミームーをポケットに入れて、
雨の街を散歩する。
ムーミームーは雨の子だから、
ポケットの中は大騒ぎ。
雨が、
ぴちょりと歌うたび、
ムーミームーも歌い ....
腋毛抜こうか
なあ
虹の出る
芝生の丘で
腋毛抜いたろか

なあ兵隊さんが砲台の横で
玉こめてるで
手伝わんでいいのか



なあ
めっちゃかなしーって
 ....
 私達は実に多くの物に触れていた
 いや、どこか語りに欠けるものがある
 触れていて
 生という得体の知れない獣に
 愛情の紅さを見ていたのだろう
 血色の涙が呼吸となる
 焔の雨
 ....
塩の臭いがした気がして
薄っすらと目を明ける
麻痺しているというのに
時々
思い出して
すぐに忘れる

寝返りをうった所
ペットボトルに足が当たって
空のボトルは
フローリングに
 ....
動物園の猿が
声を食べている
人間の声を
むやみに与えないでください
と、注意書きがあるので
みんなただ黙って
猿を見ている

携帯が鳴った
電話の相手が
ものすごい剣幕で怒ってい ....
   一


寝息をたてている。
親父も最近、まるなったな。


福岡に住んでるとき、
一晩かけて車で京都に帰ってきて
舟岡山で大文字をみるのが毎年夏休みの楽しみでさ、
兄弟三 ....
{引用=
【 お読みくださる前の諸注意 】

1.これは北大路キョウコさん(誰?)へ贈る詩です

2.男性の方は「キョウコ」の部分を好きな女性の名前に変えて
 女性の方は 御自身の御名前に ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1838)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
炭酸サバイバル- ブルース ...自由詩4*07-6-25
- 小川 葉自由詩207-6-25
デュランタのくちびるから言葉はうまれない- 藤原有絵自由詩307-6-25
ノート(かたち_さざめき)- 木立 悟自由詩1207-6-24
23P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-6-24
昇竜拳- 虹村 凌自由詩4*07-6-23
虚飾- 池中茉莉 ...自由詩5*07-6-23
子どもの私が叫んでいる- 池中茉莉 ...自由詩5*07-6-23
握手- 乱太郎自由詩19*07-6-23
晴れ- yoshi自由詩11*07-6-23
フライング山下- 楢山孝介自由詩19*07-6-23
私はその音に耳を澄ました- doon自由詩207-6-23
ある存在- 鈴木カル ...自由詩407-6-23
君を乗せて- 水在らあ ...自由詩16*07-6-23
ザ・10円玉- 新守山ダ ...自由詩807-6-23
創書日和「窓」__約束- 士狼(銀)自由詩14*07-6-22
数え唄- 見崎 光携帯写真+ ...4*07-6-22
夜島へ- 氷水蒸流自由詩807-6-22
シオリちゃん- 藤丘 香 ...自由詩58+*07-6-22
ソリティア- umineko自由詩10*07-6-22
無謬のワルツ- hon自由詩207-6-21
解夏- 雪間 翔自由詩507-6-21
綴じ代- たもつ自由詩2607-6-21
「_ムーミームー。_」- PULL.自由詩15*07-6-21
腋毛- shu自由詩307-6-21
黒い瞬き- doon自由詩2*07-6-21
砂眠- ねなぎ自由詩307-6-21
- 小川 葉自由詩1007-6-21
ダブルクリップ- はらだま ...自由詩14*07-6-20
キョウコさんへ- 北大路京 ...自由詩7*07-6-20

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